Published on 08.03.04
【ベトナム】ホーチミンからクルマで1時間の街「ミトー」で「メコン川クルーズ」ツアーに参加
ホーチミンから1時間で行けるメコン川ツアー
今回は、ベトナムのホーチミンから、手軽にいける「メコン川のツアー」を紹介します。
ホーチミンからクルマで1時間ほど南下したところに、「ミトー My Tho」という小さな町があります。ココから、メコンデルタクルーズのツアーが出ています。
ボートで中州にあるタイソン島というところに渡り、ココからツアーがスタートします。
まずは果樹園を見学。そこかしこに、パパイヤやドラゴンフルーツなど南国ならではのフルーツが実っており、養蜂も行われています。
ここでは思う存分、フルーツの試食をすることができます。
現地の子供たちの歌声を聞きながら、フルーツをたくさん味見したあとは、果樹園のなかをお散歩です(途中、蜂蜜で造ったお酒の試飲もできます)。
そしていよいよ、手漕ぎボートに乗り込み、ニッパヤシに覆われたメコンデルタをクルーズします。
両脇から、天井を覆うように生えているニッパヤシのなかを、小舟で進むのは南国ムード満点!
舟をこぐのは、ベトナム特有の菅笠「ノン」を被った現地のおばさん。ベトナム情緒もたっぷりです。岸辺には農家が点在し、フルーツや蜂蜜を生産しているそうです。
途中、ヴィンチャン寺や椰子の実教団跡地などというところを見学し、ココナッツキャンディを作っている民家を見学します。
ここでは、できたキャンディを紙に包む作業を、子供にやらせてくれました。甘いキャラメルのようなキャンディはとてもオイシく、おみやげにもぴったりです。
また、Tシャツやテーブルクロスに刺繍する作業もやっており、その場で購入することもできます。娘はアオザイの試着もさせてもらって大喜び。
メコン川名物の魚料理に舌鼓!
最後に、ニッパヤシに囲まれた野趣たっぷりのレストランで、名物の「象の耳」という魚を食べました。ココ以外では滅多に食べられない、メコン川の名物料理です。
丸揚げされた川魚は、まさに象の耳のような形。
油で揚げてあるので、うろこが動物の歯のように周りについていて、外見はちょっと怖そうな魚でしたが、中は白身で、癖もなくオイシかったです。
食事の後は、ハンモックでのんびりと休憩をしました。これがまた、子供たちには面白かったようです。
今回は、ホテルから車をチャーターし、現地で英語のガイドを頼みましたが、これが大正解。
親の代からベトナム戦争を通じて米軍で過ごしたというガイドの英語は本物でした。
わかりやすく、また、悲しい戦争の話なども聞けて、ゆっくりと小舟にゆられて、のんびりとした風景を眺めながら、この平和がいつまでも続くようにと祈らずにはいられませんでした。
ちなみに、ベトナムにも日本語ガイドはたくさんいますが、私が見かけたのはひとりを除いては片言に毛が生えた程度のレベルの人たちばかり。
果樹園で某有名旅行会社のツアーのガイドをしていた日本語ガイドに、帰国時ホテルから空港へ向かう際クルマに同乗したのですが、理解できない(内容じゃなくて言葉が)クイズを出してきてはひとりで受けていて、30分弱が拷問のようでした(苦笑) 。子供たちも次第に不機嫌に……
ベトナムでは日本人子連れ旅行者への対応は、まだまだといった印象をぬぐいきれずに帰国しました。
旅行時期 2005年8月
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