Published on 08.06.24
【カウアイ】過酷な1日カウアイ島ツアーに参加して大失敗…親子でクタクタに
息子と参加したカウアイ島1日ツアー
今回、カウアイ島1日ツアーに参加しました。
カウアイ島は別名「ガーデン・アイランド」と呼ばれ、リトル・グランドキャニオンといわれる「ワイメア渓谷」、ココナッツ林、シダの洞窟、ハナレイ湾、ハマハイ・ビーチもあります。
これらの景勝地は映画の舞台に使われることも多く、エルビス・プレスリー主演「ブルー・ハワイ」の結婚式、「6デイズ7ナイツ」の無人島漂着シーン、「イントルーダー/怒りの翼」の攻撃機不時着現場。
そして、「ベスト・キッド2」の沖縄にみたてた場面、「ジュラシック・パーク」でハモンド博士(リチャード・アッテンボロー)の乗ったヘリコプターが滝つぼの横に着陸する場面などが撮影されているそう。
それだけでも行ってみたくなりますが、とくに心惹かれたのは「シダの洞窟」。
シダの洞窟は、その昔王族だけが結婚式をあげることのできた聖地であり、恋人同士が固く手を結ぶと永遠の愛が約束されると伝えられているそう。
とても神秘的なので行ってみたいと、1才半の息子と約14時間のツアーに申し込みました。
宿泊していたワイキキのホテルへの送迎つきで、迎えは朝5時くらい。
午前7時にオアフを発ち、カウアイ島へは約1時間のフライトで到着。カウアイ島内はバスで回りました。
8時から約30分間、まずはみやげ屋に立ち寄ります。
「こっちにおいで」といっても素直に来る年齢ではない息子は、みやげ屋でもちょろちょろ…
おみやげならオアフ島でも買えるからと、見るのを諦め、駐車場で好きなだけ走らせました。
神聖であるはずの洞窟が…
9時30分には遊覧船に乗り、「ワイルア川州立公園 Wailua River State Park」内にある「シダの洞窟」へ出発。
20〜30人乗りの遊覧船2隻で向かいます。
ジャングルのなかを流れる穏やかな川を25分ほど進むと到着。ジャングルをボートから降りた順に歩いていきます。
60人ほどの人間が2列で歩けるほどの道を、大名行列のようにぞろぞろ15分くらい歩きます。先が詰まっているのでのろのろ歩き。
誰もいないときはきっと静かで神聖な感じがするのでしょうが、これだけ人がいるとイメージは違います。
道は舗装されていて小さな子でもつまずかずに歩けると思いますが、うちの子はずーっとおんぶでした。
シダの洞窟近くになると、道も湿っていてきちんとした舗装もなくなります。
上り坂に手すりが設置されていますが、手すりにつかまって上らないと滑りそうでキケンな感じがしました。
ベビーカーを押しながら坂を上るのは、とてもムリだと思います。
だからベビーカーの子連れを見かけなかったのかもしれません……というより小さな子供はいませんでしたが。
年配の夫婦や新婚旅行らしいカップル、おば様方の団体が多かったです。
息子が降りたいとシダの洞窟でグズグズしだしたので、もう帰りたかった…
…のですが、見学時間というものがあって「帰りたくても帰れないのが団体ツアーなんだなぁ」とつくづく思いました。
ハリケーンの後ということでシダもあまりなく、ガイドブックの写真とは大違い。
ただ、写真では伝わらない空気の冷たさと、洞窟に着くと同乗していたシンガーが歌を披露してくれたので、その歌声の響きがとてもステキでした。
帰りの船ではそのシンガーたちが、かわるがわるが歌やダンス披露してくれ、みんなで踊ったりもしながら帰りました。
お昼は、1時間ほどでビュッフェ式ランチを摂りました。
夫と子供を先に食べさせ、私は後で食べることにしました。
私が食べるころには少しずつ片付けがはじまっていて、大急ぎで食べました。
団体で動いているため、いっせいに食べはじめ食べおわる。
ツアーというのは、子供のために時間差で食事をしなくてはならない人向きではないと深く思いました。
寝るタイミングを失った子供は大泣き
朝とても早かったため、息子はとても眠そうでした。
バスに揺られ寝そうになるとバスは止まり、ガヤガヤと見学がはじまります。
1時間くらいごとにその繰り返しで起こされ、寝るタイミングを失った子供はバスのなかで大泣きしていました。
狭いバスで大泣きされ、私も泣きたくなりました。
祖母のあやし術により見事寝かせることができましたが、最終的に私のひざで寝かされていたので、13時に「潮吹き岩」に到着したときも、起こして騒がれるよりと思い、潮吹き岩の見学を諦めました。
14時に到着した「ワイメア・キャニオン Waimea Canyon State Park」はかろうじて見学できました。
ここまで、だいぶバスで山を登った感じがします。
バスを降りるといままでのジャングルやなだらかな川のイメージが覆され、地球の裂け目のようでした。
ここは「太平洋のグランドキャニオン」とも呼ばれているそうで、とても迫力がありました。
19時、ようやくホテルに到着。
疲れきって、あとはゆっくり寝るだけです。
団体ツアーは、時間通りに到着して見て周り、時間通り帰る。まずはこれが最重要のように思います。
協調性のない子供は、そんなツアーにはとても不向きな存在。
子供が小さいうちは、もっと柔軟に対処できるようにツアーには申し込まないでおこうと思いました。
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