【子連れバリ】スリ、詐欺、テロ……バリで遭遇するトラブルを考える - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 08.08.05

【子連れバリ】スリ、詐欺、テロ……バリで遭遇するトラブルを考える

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両替は桁の多さに気をつけ、その場でかならず確認を

子連れ海外旅行でバリに滞在中、かならずお世話になるのが両替所。

バリ島内では、空港内や銀行、ホテル、小さなお店に併設されているものまで、あちこちで両替をすることができます。

夜遅くまで利用できたり、レートによってお店を選べたりと、とても便利な反面、両替時のトラブルも多く起きています。

バリでは、空港や銀行、ホテルなどの信頼性の高い両替所でも100パーセント安心とはいい切れないのが現状なのです。

トラブルを防ぐには、まずは事前に自分が両替をする日本円がだいたいどのくらいのルピアになるのかを把握しておくこと。

そして、お金を受け取ったらかならず互いの目の前で確認することが大切です。

お財布にしまったり、両替所を出た後のクレームは受け付けてもらえないので要注意。

また、あまりにもレートのいい両替所は、抜き取りや電卓がニセの計算ができるように仕掛けがしてあるなど、トラブルにあう確率も高くなります。
2008年8月現在、1円=83ルピア。1万円を両替すると、838,900ルピアという膨大な単位となります。
両替の際にも、この桁の多さに慣れるまでは注意が必要です。

海外旅行だとクレジットカードで支払いたい人も多いと思いますが、バリの小さな商店などではカードが使えません。

また、カード手数料も数パーセントかかってしまうので割高になります。

もともと物価の安い国なので、あまりカードをあてにせずに、現金払いをおすすめします。

繁華街での、スリ、置き引き、ひったくりにも要注意

クタ地域の繁華街など、人が多く集まる場所ではスリや置き引きなどの被害が頻発しています。

一流ホテルのロビーやレストランなどでも、気が緩んだすきに被害にあうケースも少なくないので、貴重品からはゼッタイに目を離さないようにしましょう。

道を歩いている際にバイクを使ったひったくりにあうと、最悪の場合、命も危険にもさらされます。

ひったくりにあわないためには、バックを道路側に持たないこと、近づいてきたバイクやクルマには充分警戒することが大切。
スパなどの荷物を預ける場所やショッピングのレジでカードを渡す際などのスキミング(カード情報読み取り)にも注意が必要です。

バリ人特有の、人なつこい笑顔からはじまる犯罪もある

人なつこい笑顔や、片言の日本語で話しかけられると、つい信用してしまうのが日本人の人情というもの。

しかし、その人のよさに漬け込んだ詐欺事件が発生しているのも事実なのです。

日本人女性に近づきお金を巻き上げる「ジゴロ」、睡眠薬やマジックマッシュルーム(幻覚作用のあるきのこ)を食べさせ意識が混濁しているすきに金品を奪う強盗、トランプカード賭博への誘い……

これらは、すべて穏やかで優しい口調で話しかけ、友達になることかはじまるといわれています。

バリ島は「コミッション社会」といわれており、法外な料金をとる悪徳ガイドがいたりするのも事実。

現地の人と親しくなるのも旅の醍醐味ではありますが、観光客としての一線をひかないと取り返しのつかないことにもなるので、警戒も怠りなく。
■バリ島のテロについて

2002年10月と2005年10月に発生した連続爆弾テロ事件。

どちらもバリ島へ旅行を考える人にとっては、いまだ気がかりな事件だといえます。

背景も、日本人にはなじみのない宗教対立……インドネシア国内間の問題でもあり、また対欧米の問題ともいえます。

05年の事件でも逮捕者が出ていますが、宗教対立がある以上根本解決には至らないと思われます。だから、いつでも外務省の危険情報は「十分注意してください」なのです。

05年のテロ以降、ショッピングモールやホテルには警備員が増え、空港内での検査なども強化され、バリ島全体がテロが教訓となり安全意識を高めるきっかけになったといえます。

観光で成り立っているバリ島において、観光客の減少は大打撃。観光客に戻ってきてほしい、安全に旅をして欲しいという思いは切実です。

不測の事態に巻き込まれないためには、人が多く集まる繁華街、とくに欧米人の多いナイトクラブやディスコなどには近づかないようにすること(インドネシア政府、オーストラリア外務省の見解ではクタ、レギャン、ヌサドゥア、スミニャックなどの海沿いのエリアが要注意とされています)。

また、教会、在外の大使館、外資系の施設にも用事がない限り近づかないこと。ショッピングモールなどでも、常に不審者に目を配ること。

バリに限らず、どこに行ってもある程度の危険は伴うものです。楽しい旅にするためにも、常に旅行者として身の危険に気を配ることが大切です。

text by hitomi

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