Published on 08.11.04

【香港】2階建てトラムにバス、フェリー、ケーブルカー…現地の暮らしが垣間みられる香港ならではの乗り物を楽しもう

小さな子どもは乗り物が大好き。

香港はさまざまな種類の公共交通機関が発達しています。

香港を訪れたら、行き交う乗り物を外から眺めるもよし、もちろん実際に乗ってみるもよし！

たんなる移動手段ではなく、乗り物自体を楽しみつつ、乗り物から眺める香港の街や空気を親子で体でき、香港の人々の日常に触れることもできるハズ。

◆地下鉄（MTR）
「MRT＝Mass Transit Railway」は、香港移動の主要な足です。

現在7路線ありますが、九龍半島と香港島をつなぐ「荃湾線（Tsuen Wan Line）」と、香港島を横断する「港島線（Island Line）」が代表的な路線で、滞在中一度はお世話になると思います。

日本と異なる地下鉄車内、3つの言語（広東語・普通話・英語）で流れる車内アナウンス、駅ごとに特徴のあるホームのペインティングなども楽しめます。

ただし、香港の地下鉄駅のエスカレーターは、速度が日本のものより速く設定されている場合が多くあるので、小さな子どもにはパパやママのサポートが必要です。

また、エレベータも備えていますので、ベビーカーを使ったりや不安な場合はエレベータを利用したほうが安心。

◆香港トラム Hong Kong Tramways
香港島北部を走る2階建ての路面電車。どこへ行くにも一律2香港ドル（約25円）と格安。広告が描かれたトラムのボディを眺めるのも楽しいのですが、やはり車中から香港の町並みを眺めるのが一番！

降車を知らせるブザーはなく、各トラムストップにかならず停車します（ただし、車内アナウンスは一切ないのでご注意を）。

2階への階段が狭く急なため、目的地への短距離の移動には1階席がオススメ。

長距離の移動や、街並見物目的でのんびり乗るのであればぜひ2階席前方を。いつも見上げるばかりの小さな子どもにとって上から見下ろすのはとても気分がいいようで、わが家の子どもたちも渡航のたびにかならず一度は乗ります。

◆ スターフェリー Star Ferry
九龍半島と香港島は地下鉄や地下トンネルでつながれていますが、子連れにオススメの移動手段が「スターフェリー Star Ferry」。

格安で気軽に船の旅を味わうことができます（乗船賃は行き先によって2〜5香港ドル前後。子供料金もあり）。

2階席もありますが、潮風を受け、水しぶきをあげながら海上を進む様子がリアルに感じられる1階席がわが家のオススメ。子どもたちもいつも楽しみにしています。夜景が楽しめる夜のフェリーもオススメですよ。

◆ケーブルカー
香港の有名な観光スポットのひとつ「ビクトリア・ピーク」へ行く際に便利なのがケーブルカー「ピーク・トラム The Peak Tram」（大人往復/33香港ドル、3〜11才往復/15香港ドル、3才未満は無料）。

日本では都市部から離れた山あいの観光地で見られるケーブルカーが、中心地からほど近い場所で乗れるのも香港ならでは。急な斜面を登っていくケーブルカーに、わが家の子どもたちも大興奮でした。

◆バス
香港には大きくわけて大型の2階建て「バス」と、日本でいうマイクロバス程度の「ミニバス」があります。

前者は日本の一般的なバスと同様で乗降客があれば決められた停留所に停まります。

停留所のアナウンスはありませんが、次の停留所名が電光掲示板に表示されるバスもあります。バスもトラムと同様2階への階段が急なので、くれぐれも足元にはご注意を。

ミニバスには決められたルートを走るものと、目的地までの間であれば乗客が好きなところで降ろしてもらえる乗り合いタクシーの性格を合わせ持ったものがあります。

便利ではありますが、土地勘があり広東語でコミュニケーションが取れないと利用するのはムズカシイでしょう。

◆鉄道
もちろん一般的な鉄道「九広鉄路 Kowloon Canton Railway」もあります。

郊外に少し足を伸ばすと、都市部とはまったく違った風情が味わえます。

旅行前にお子さんと一緒に香港の乗り物の写真を見ながら「どれに乗りたい？」とイメージを膨らますのも楽しいですよ。

お気に入りの乗り物に出会えたら、その乗り物の模型をおみやげにすると旅の思い出にピッタリです。

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Tags: By ひまわり