Published on 08.12.19
【甘辛グアム46】長期（格安）滞在予定の人は必見！グアムの不動産事情を鑑みたうえ探した「あたしンち」をご紹介
子連れがに適した物件とは？
グアムに渡航する前に頭を悩ませていたこと、それは「子連れもオーケーの環境で、格安まあまあのアパートを見つける」こと。
2ヵ月半という中途半端な賃貸をしてくれるところ……もちろんコンドミニアムという手もありますが、コンドミニアムにすると家賃がバカになりません。あたくしたちの場合、節約親子旅がコンセプトですから……（汗）
というわけで、来る日も来る日もネットをサーフィンしまくり、mixiなどで情報を得ながらちょっとずつグアムでアパートを借りるという輪郭が見えてきたわけです。
結論は「キレイめで場所もいいところはそれなりのお値段がする」ということ。
不動産屋に何軒か問い合わせしてみましたが、グアムの場合、アパートを借りるとなると最低でも半年契約となり、その期間内に引っ越しをする場合でも残りの家賃を払わなくてはいけないとのこと。
私たちの場合、すぐに生活がはじめられる家具付きアパートでなくてはダメだし、契約期間が半年以上のものもダメ。
困ったなあと思いながら、さらにいろいろなサイトを覗いたり、アドバイスを聞いたりしていくと、キッチン家具付き格安ホテルなら月1000ドルくらい、また部屋の間借りなら月600ドルくらいで借りられることなどもわかりました。
でも、子連れで間借りはツライ。やっぱりホテルかしらと思っているときに、ラッキーにもこのアパートを発見！
しかも、2ヵ月半の家賃を一括で払うことで、本当は2600ドルのところを2400ドルにしてもらったわけです。やった～。
光熱費も込みですが、月150ドル以上いったら請求するとのことでした。
思わず涙したアパート
グアムに着いて、はじめて見るアパートに愕然としてしまった私。アパートのすぐ横は「Crazy Horse」というストリップ劇場だし、金曜の夜だから酔っぱらいが歩いていて、また午前2時半という時間帯だったので薄暗い雰囲気。
そのうえ、空港からアパートまでの道中に降り出した雨は土砂降り！
持参したノートPCはピックアップトラックの荷台に置いてあり、PC用のバッグに入っているとはいえ買って1ヵ月もたってないのにずぶ濡れ。オーナーがPCをすぐタオルで拭いてくれ、起動もできたのでとりあえずホッとしたのですが。
そんな泣きそうな精神状態も拍車をかけていました。テントが張ってあるアパートの駐車場に降りると、足もとは雨のせいで水たまりだらけの泥だらけ。
アパートの廊下には住人たちの生活が滲み出ているものが置いてあるし、そこを通りぬけて2階の私たちの部屋へ案内されたときは「あ～あ、やっちゃったかもな」と正直思いました。
翌朝、朝日に照らされたアパート、自分の部屋をチェックして、あまりのボロさにうっすら涙さえ浮かびました。
コンドミニアムをイメージしていたおバカな私！ 床はホコリっぽく、足の裏は一瞬で真っ黒に。ベッドの下なんて、すっごく怖くて見れませんでした……ホコリが……固まってるから……
そんな部屋に住むことになったグアムの記念すべき第1日目は、Kマートで掃除用具を買いこみ、さらに息子の風呂桶になりそうなバケツも買い、掃除に励んだというわけです。
バスタブがなかったので大きなバケツをお風呂にして息子を入れる生活にも、2ヵ月もすると慣れました。
子供の泡風呂用洗剤をバケツに入れて泡風呂にしてあげたりして、息子もまんざらでもないといった顔。私も入れたらいいのにと思ってしまうくらい！
メンテナンス不足からくる不具合
このアパートの悪い点。
まず、インターネットのケーブルをつなぐLANポートがない！！ 本当はあったらしいのですが壊れてしまったそうで、ついてすぐにオーナーが業者に電話したものの来る気配がなく……
それから3週間くらい後も電話をしてくれたみたいですが、結局2ヵ月半住んでいたのに、ケーブルがつながることはありませんでした。残念……
かわりに、一階の住人の方の無線LANを拝借させていただいています。1階の隣人が親切でよかった～。
そのほかにも、窓ガラスは外れていて網戸も外れ気味なので、室内に虫が入ってくることもしばしば。
ヤモリはわが家の常連！でも、ゴキブリよりはマシ？ 外のドアにはハチが飛びまくりで、蜂の巣だらけの廊下。
アパートの部屋は一見広々としていてキモチがいいのですが、よく見てしまうとところどころ老朽化していて、シンクの下は錆びて壊れているし、お風呂もしっかり止めても蛇口やシャワーからちょろちょろ水が流れ続けています。
ベッドルームにはベッドがふたつ置いてあるものの、そのうちのひとつの足がとれているため、傾いているので息子がベッドの上でジャンプしたりして暴れているときによく転びました。
ベッドルームは、窓がないからなんかホコリっぽいし、風通しも悪く、ベッドの下もホコリだらけで病気になりそうだったし……窓がないのは、前のオーナーが窓を取り外して板を打ち付け、そこに防音シートを敷いたため。
隣がレストラン＆バーのため、とくに週末の夜は酔っぱらったお客さんの声が夜中までよく聞こえます。というわけで納得。
戸棚とかを開けるとヘンな匂いがしたり、前の人の荷物を発見したりの、家にいながらアドベンチャー気分が楽しめます（笑）。
日本では人に貸す状態ではありませんが、グアムでは普通のようです。ただ、住人Kさんがいうには、私の部屋が一番ボロイそうですが……
オーナーは気さくで、話せば親切に相談に乗ってくれます。気になるところはできる限り治してくれるそうですが、めんどうくさがり屋の私は放置プレイにしてしまいました（てへっ）。
もちろんいいところだってありますよ〜
このアパートのいい点。まず、立地条件が最高！ タモンビーチまで徒歩2分以内、ビーチにもガラスなどが落ちていなくてキレイです。
ワタベ・ウェディングの結婚の写真を撮るお決まりスポットのようで、毎日のように花嫁さんと花婿さんが午前と午後、写真撮影に来ていました。
「住めば都」といいますが、実際「都」になりました！
掃除をして、自分なりに部屋を改造すればけっこう住みやすい。壊れた窓なども気にならなくなったし、ハチには殺虫剤攻撃。
来た当初は、隣人もあまりいい人には見えずアパートに帰るのがイヤでしたが、2ヵ月も経つと本当に世話好きないい隣人たちに囲まれていることに気がつきました。
初めのうちは、アウトリガーホテルやヒルトンなどに遊びに行くたびに、やっぱりおカネがかかってもいいところにすべきだったかなんて、どんよりとしたキモチになっていたのがウソのように、レオパレス・リゾートに２回目に泊まりに行ったときは、帰ってくると「わが家！」という感じでホッとするまでに。
お金に余裕のある人でキレイなアパートに住みたい方は、レオパレスなどのコンドをオススメします。コンドをイメージしてここに来ると泣きますよ（私は泣きました）。
しかし、いままでバックパッカーなどを経験されている人にとっては、天国のアパートともいえると思います。
なんせ夜でも温かいシャワーが浴びられます！（マブダチ・カオルちゃんのアパートは、夜9時以降のシャワーは水だそう）。
ローカルな気分で滞在したい人、コストを抑えたい人には最適のアパートといえそうです。
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