Published on 08.12.12
【旅*流儀09】手元にある航空券は使える? お金はどの程度戻ってくる? 旅行会社が倒産してしまったときの対処法
まさかの旅行会社倒産…
もし、申し込みをしていた旅行会社や航空会社が倒産したらどうしよう…?
昨今、景気後退や燃油の高騰などの要因から、旅行会社が自己破産することも。
2008年9月には留学あっ旋会社「ゲートウェイ21」が、11月には香港資本の「エキスプレス・グループ」が自己破産を申し出ました。
これまでの旅行で、依頼していた旅行会社が倒産してしまったことが2度がありました。
1度目は、アメリカのボストン留学中のこと。
寒い冬から逃れるように、フロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド」に3泊4日で行くことに。
航空券とモーテル、レンタカーがついたフリーのツアーを申し込み、支払った金額は300ドルほど。
クレジットカードで支払いをし、バウチャーを受け取りに旅行会社に行くと、なんと航空会社が倒産したとのこと。
旅行が台なしになるのはイヤで、なんとか掛け合って別の航空会社に空席を見つけてもらい、出発できました。
払い込んだ手付金は返還されず…
2度目は、友人とハワイ(オアフ)にエアーとホテルが付いた、10日間ほどのフリーツアーに申し込んだときのこと。
旅行会社は、当時「AB-ROAD」に格安ハワイツアーをたくさん紹介していた、わりと有名な会社。
以前利用したこともあったので、不安もなく予約し、申込金を3万円くらい振り込みました。
ある朝、通勤中に朝刊を読んでいると「○○ツアー倒産」と記事が出ていてビックリ!
まさか! という感じでしたが、当然旅行会社の電話は繋がらず、申込金は戻ってきませんでした。
せっかくの旅行をあきらめることもできず、けっきょく別の旅行会社で予約し直し、無事出発しました。
そして、ホノルル空港に着いてまたまたビックリ!
倒産した会社のツアーコンダクターのお姉さん(前回もお世話になった)がお出迎えしてくれたのです。
倒産したので(しそうだから?)、ほかの会社に移っていたのでしょう。
JATAの消費者相談窓口へ
これらのケースでは、どちらも事前にわかっていたので対処できましたが、情報もなく空港に着いて、カウンターではじめて知った場合の怒りとショックは計り知れないと思います。
旅行会社が倒産したら、まずは「JATA」(日本旅行業協会)の消費者相談室に相談してみてください。
その旅行業者のがJATAに加盟していた場合のみですが、弁済限度額の範囲内で返金の可能性もあります。
とはいえ、被害者はの人数で割っていくと、微々たる金額しか戻ってこない考えるのが妥当かもしれません。
ちなみに、ゲートウェイ21の弁済限度額は900万円でした。
ただし、倒産した会社を利用していても、発券ずみの航空券が手元にあれば利用できます。
安心をとるか、料金をとるか。じっくり吟味して、旅行計画を立ててくださいね。
日本旅行業協会
消費者相談室:03-3592-1266
受付時間:9時30分〜12時、13〜17時30分(平日のみ)
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