クルマ1台貸し切っても家族4人で1600円! 超格安バンコク半日ツアーを堪能


Published on 09.01.28

【バンコク】ガイドつきのクルマを貸し切って家族4人で1600円…ボートにも乗って自由にバンコクを楽しめた半日ツアー

バンコク半日フリーツアーに参加

早朝5時半、バンコクのスワンナプーム空港に到着。ホテルに行くためにタクシー・カウンターへ寄りました。

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大人と子供合わせて4人、荷物もたくさん。なのでミニバン・タイプのタクシーを確保。

その後、空港内にある旅行代理店で、クリスマス・キャンペーンをやっていることを知りました。

クルマ1台を貸切って好きな場所へ行け、さらには英語のガイドもついて、 4時間でひとり4ドル! 4人でも16ドルという破格値。

普段なら、クルマを2時間チャーターするだけでも1000バーツ(約2500円)はかかります。バンコク滞在が1日と限られていた私たちは、1も2もなく飛びつきました。

ホテルに到着したのが、午前7時ごろ。寝不足で疲れていた私たちは、午前中いっぱい寝て過ごし、午後から観光に出かけようと思っていたので、午後1時のピックアップを依頼。

ところが、ガイドさんが早目に到着したとのことで、12時20分に「いまからでいかがですか」と部屋に電話がかかってきました。ぐうたらしていた私たちは、慌てて支度をしてロビーに向かいました。

まずは「王宮&ワット・プラケオ」へ

ロビーで待っていたのは、茶髪で今風の若い女性タイ人ガイドさん。

年代物のボルボに乗り込み、「さあ、どこへ行きましょうか」という話になり、とりあえず王宮へ行ってもらうことにしました。

 

何度もバンコクに来ている私と違い、夫や子供たちにははじめてのバンコク。王宮だけは見せなければと思ったからです。

その時点では天気は薄曇り。これなら暑さもそう心配ないかな、と帽子を持たずに出かけてしまったのが大失敗。

王宮に到着したときには、カンカン照りの熱帯の太陽が照りつけていました。

でも、王宮のきらびやかな建築物には、日の光がよく似合います。暑さに耐えながら、王宮やワット・プラケオを巡り、大人は大満足。

しかし子供たちは、真冬の日本から到着したばかりで、まだ暑さに適応できません。日陰を選んで歩き、扇風機のある寺院内でひと休み。

王宮内の工場でつくられているジュース売場では、冷たくておいしいジュースを堪能。子供たちには、ココアミルク味のドリンクが好評で、下の子は2本も飲みほしました。

入場料は大人ひとり300バーツ(08年の夏に値上がり。2009年1月からは350バーツになる予定)。

入口付近には両替所やトイレなどがありますので、必要ならここですませておきましょう。

今回はとくに服装検査などはありませんでしたが、肌を露出した服装は不可ですので、王宮に行かれる人はご注意を。

爽快な運河ツアーはオススメ

このあと、ワット・ポーへ行き、それからプラトゥーナム市場へと思っていたのですが、子供たちの様子を見て予定を変更。

運河ボートに乗って、水路巡りをすることにしました。

現地の人が日常の足として使っている運河ボートですが、これに乗って水路巡りをするツアーがあるのです。

王宮前の通りから西へ向かい、チャオプラヤー川に出ると、大きなフェリーが横付けされており、その内部がレストランのようになっています。

その船のなかを通り過ぎると、運河ボートの乗り場があります。

料金は人数によって変わり、ひとり1000バーツとのことでしたが、私たちは4人で1600バーツでした(ガイド分は不要)。

舳先の細い運河ボートに乗り込むと、一気にチャオプラヤー川を南下。巨大なホテイアオイのような浮草をかきわけて、快調に走るボート。

涼しい川風と水しぶきに、子供たちは大喜び。

川の水に触ってみては「キモチい〜い!」と、王宮でのぐったりした様子はどこかへ行ってしまったかのようなはしゃぎようでした。

船の上から垣間みられる暮らし

ボートは、ワット・アルンの南まで下ったところで、南西に延びる運河(クロン)に入っていきます。運河の両脇には、昔ながらの民家が立ち並んでいます。

運河は昔から、バンコクの重要な生活要路。

いまでも人々の行き来や荷物の運搬に欠かせないのが運河ボートです。そこかしこに小さな桟橋が見られ、子供たちは運河で水遊びをしています。

そんな庶民の暮らしを垣間見ながら進んでいくと、ナマズの餌付けをやっているところがありました。餌は食パンで1斤が20バーツ(約50円)でした。

私たちはまず2斤買って、ちぎって水面に投げてみると、どこからともなく大量の巨大なナマズたちが集まってきて、あっという間に食べつくしてしまいました。子供たちがもっとやりたいというので、もう1斤追加。

パンは、川岸にあるお店から頭上に渡されたロープに吊るしたカゴに乗せて届きます。

パンを受け取ったら、代わりに代金をカゴに入れて返すという仕組みで、スルスルと上手にロープを操るおばさんが見事でした。

通りかかった他の運河ボート・ツアーの外国人たちが、私たちのやりとりを見てカメラを向けて行きます。

のどかな風景を見ながら進んでいくと、突然視界が開けてボートは再びチャオプラヤー川に。

川の対岸に見える近代的なビルディングと、決して豊かとは言えない運河沿いの人々の暮らしのギャップを感じます。

後方にワット・アルン、右手に王宮を見ながら北上し、プラ・アーティットの桟橋の手前で、ツアーは終わりました。

とっても楽しい1時間でした

時間にして約1時間。

運河沿いの昔ながらの風景を堪能し、涼しい風に吹かれて、子供たちもすっかり元気を取り戻しました。

暑さでぐったりした子供たちを、街中の観光に連れまわすよりもずっといい経験をしたと思います。

この運河ボート、私たちの使ったルート以外にも、オリエンタル・ホテルの裏の船着き場など、いろいろな場所から乗れるようです。

私たちとは逆のコースで巡るほうが多いらしく、途中ひっきりなしに反対側から来るボートとすれ違いました。

私たちは案内の看板にあった通りの値段を払ったのですが、客引きをしている船乗りと交渉すれば、もっと安くしてもらえることもあるよう。ただし、客引きにはあやしい人もいるので、相手をよく見て判断しましょう。

また、2時間コースで、お寺やオーキッド・ファームに立ち寄ったりといった内容のツアーも。ホテルのツアー・デスクなどで情報を仕入れてみるといいでしょう。

船を降りた後、元気を取り戻した子供たちを連れて、少し買い物をしてこの半日ツアーは終了。

ガイドさんがいたので、川沿いに見えるお寺や建物の説明も聞け、私はずいぶんラクをさせてもらいました。

旅行時期:2008年12月
子供の年齢:8才と4才

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