Published on 09.02.26
【旅モノ06】丼モノ具材3種とあんこ餅を試食！味も食感も大満足な「フリーズドライ食品」
【今週の旅モノ】「フリーズドライ食品」
左より「茶わんで丼ドン！牛丼」、「茶わんで丼ドン！中華丼」、「茶わんで丼ドン！親子丼」（日本ジフィー食品、各157円、製品特徴/ポットのお湯をそそぐだけですぐできる、素材がいきいきできたての味）
「非常食 水もどり あんこ餅」（おむすびころりん本舗、420円）、製品特徴/非常食として。数秒水に浸せばできあがり！！）
「フリーズドライ食品」はおいしいのか？
ひまわり（母）：今回はお湯や水さえあればどこでも手軽に日本の味が楽しめる、「フリーズドライ食品」を集めてみたよ。
乾太郎（父）：以前旅モノでご紹介した「アルファ米」は予想以上においしくてビックリしたよね。今回もおおいに期待しちゃうよ！
【関連くちこみ】水さえあれば炊きたてご飯？「アルファ米」3種
ひ：楽しみだよね！ ところで、自分で紹介しておきながら、じつは「フリーズドライ食品」っていったいどうやってつくられたものなのか知らないんだけど……（汗）
乾：「フリーズドライ」は「凍結乾燥法」とも呼ばれ、超低温で水分を取り除く製法のことだよ。
まず食品をマイナス25度以下で急速凍結。つぎに凍結したものを真空状態にすると、「昇華現象」で低温にもかかわらず氷の結晶が水蒸気となって蒸発するんだ。こうやって食品から水分を取り除いたものが「フリーズドライ食品」。
ココにふたたび水やお湯を加えると、凍結前に近い状態に戻すことができるという具合。
ひ：なるほどね。ところで「水分を蒸発させる」というと「高温」で処理するイメージがあるけれど、なぜ「凍結」させるの？
乾：高温で処理すると、水分と一緒に食品の栄養素や見た目まで損なわれてしまうことになる。フリーズドライは超低温で処理するので、食品の栄養価や戻したときの状態が、加工前とほとんど変わらないんだよね。
ひ：「フリーズドライ」ってすごい技術なんだね！
たいが（息子）：なになに、またおいしいのが食べられるの！？わーい
ひ：ふふふ、ただ食べるだけでなくて、つくりかたや味、携帯性もしっかりチェックしていかなきゃダメよ。
では、さっそく「フリーズドライ食パーティー」といってみよう！
【フリーズドライ食品1】「どんぶり」具材3種食べくらべ！
ひ：まずは、たいがもふたばも大好きな「どんぶりモノ」の具を3品。
た：やったー、「親子丼」に「中華丼」に「牛丼」。ボクどれも大好きだよ！！
ふたば（娘）：ふたばも早く食べたい！
ひ：はいはい。では、さっそくつくってみよう。
パッケージのなかにはトレーに入ったキューブ状の具材が。
内側の線まで熱湯をそそいでよくかきまぜ、2～3分待つだけなんだって。うーん、お湯を注いだ途端、すごくいいかおりがしてきたよ。
ふ：うわっ、魔法みたい！
ひ：あっという間にできあがりだよ！では、ご飯にかけて、と。量も思ったより十分だね。
では、いただきまーす！
一同：とってもおいしい！！！！
た：ボク親子丼が一番気に入ったよ！たまごがフワフワでおいしい！
ひ：親子丼の卵は、フリーズドライの卵スープのヒラヒラ、フワフワした食感に近いね。
私は中華丼が気に入ったよ。具はたっぷり、とろみもいい具合について、お湯で戻しただけとはとても思えないよ。
乾：牛丼は「つゆだく」なカンジだね（笑）。お肉の存在感もあって、これも日本人ならみんな好きな味だよね。
ひ：3製品とも子どもからお年寄りまで万人にうける味付けだね。海外で日本食が恋しくなったときには落ち着くだろうなぁ。
レトルトやカンヅメとくらべると歯ごたえは少ない気もするけど、この軽石みたいなかるーい固形物にお湯を加えただけなのに、こんなに立派なものができるとは！
乾：以前旅モノで紹介した「アルファ米・白米」にこの「茶わんで丼ドン！」をかければ、旅先でもお湯だけでおいしい丼ぶりが食べられるというわけだね。白米が入手しやすそうな土地なら、コレだけ持っていけば安心だね。
ひ：アルファ米はお湯を注いでからの待ち時間が長かったのでどうしても冷めてしまうのが弱点だったけれど、このフリーズドライの具はお湯を注いでたった3分でできるから温かいまま食べられるのが嬉しいよ。
乾：つくりかたと味はバッチリ合格点だね。携帯性はどうかな？
ひ：8.3×8.3×3.6センチのトレーに、内容量は一番重い牛丼でもたった19.3グラム！ トレーに入っているから乾燥具材も割れにくいし、仮に具材が割れてもお湯で戻したあとはまったく気にならない。携帯性も十分合格！
乾：値段もリーズナブルで申し分ないね。あえて一点挙げるとしたら、アルファ米より賞味期限が短めである点に注意したいくらいかな。といっても常温で1年間なら十分だけれど（笑）。
た・ふ：あ、もうなくなっちゃった。もっと食べたーい！
乾：お湯を注ぐだけだから、軽食や夜食にもいいね。ボクの夜食用に常備しておいてよ！
【フリーズドライ食品2】カチカチお餅に粉末あんこのセット「あんこ餅」
ひ：さぁ、デザートは「あんこ餅」だよ！
た：わーい！あんこ大好き！早く食べたい！！
乾：すごくシンプルなパッケージだね（笑）。堅実なカンジで好きだなぁ。これもフリーズドライなの？
ひ：そうだよ。これはお水だけですぐ戻る「水もどし餅」と、「粉末あん」がセットになったものなの。
この「水もどし餅」は、なんとスペースシャトル「エンデバー」で宇宙食として採用されたんだって！日本発明振興協会の発明大賞も受賞したそうだよ。
乾：へぇ、飾り気のないパッケージからは想像できないくらいすごい商品なんだね。さっそくつくってみようよ。
ひ：内容物は「水戻し餅」10枚と、「粉末あん」2袋のほか、「スティックシュガー」2本と「楊枝」だね。
乾：では図に従って作ってみよう。まずお餅をトレーに3枚並べ、お水をたっぷりかける。容器を傾けて余分な水を捨てる、と。 コレだけでいいの！？
ひ：うわ、待ち時間なくもう柔らかくなってる！！すごいよ！
乾：トレーに「粉末あん」を出してからめて食べるんだね。このままでも甘いけれど、お好みによって添付のお砂糖を入れて調整もできるんだね。では、いただきます！
一同：おいしいっ！！！
ふたば：甘くて柔らかーい！もっと食べたい！
ひ：きゃー、ビックリ！！待ち時間ほぼゼロでやわらかくて適度に伸びるお餅ができて、粉末あんをつけたらまさに「あんこ餅」だよ！ついさっきまでカチカチに乾燥していたお餅とは思えない！
乾：「粉末あん」は、パサパサ感に若干好みが出るかもしれないけれど、きなこ餅みたいな食感だよね。いやぁ、とってもおいしい。水だけでできたとはとても信じられないよ。しかも結構満腹感が得られるね。
ひ：重さ113グラムはやや重めかな？と思ったけれど、この満足感ならじゅうぶん合格。外袋のサイズも17センチ四方と携帯性も申し分ないね。賞味期限も5年と長期保存可能だよ。
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乾：甘いものが好きな子供はもちろん、お年寄りにも喜ばれそうだなぁ。いやー、今回は「フリーズドライ」技術に改めて驚かされたよ！
■寸評
乾：★★★★★（星5つ）
カンタンでおいしい！しかも携帯に便利で、もう言うことありません！
ひ：★★★★★（星5つ）
お湯や水だけででき、待ち時間がほとんどないのが子連れにはうれしいところ。価格も良心的で大満足です。
た：親子丼はたいがが作ったんだよ（ポットのお湯を入れてまぜただけ）！とってもおいしくできたんだ！
ふ：お餅がびよーんとのびておもしろかったの。また食べたいなぁ。
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