Published on 09.02.12
【旅モノ04】シャワーフックに取り付けて使う、100円ショップの「バス用壁面ハンガー」の実力とは?!
【今週の旅モノ】「バス用壁面ハンガー」（ダイソー、実売価格105円）
サイズ：38.0×21.0×14.5センチ（使用時）、26.5×6.5×4.7センチ（折り畳み時）、重量：約80グラム、材質：ポリプロピレン（本体、ピンチ部）、鋼線（ バネ）
◉浴室の壁面などで使える扇状小型洗濯ピンチハンガー（洗濯バサミがついた洗濯物干し）
◉「シャワーフックに差し込む」「シャワーハンドル部などにかける」の2通りの使い方ができる
◉竿6本、ピンチ6個付き。各竿の上部に洗濯モノがとめられるクリップ付き
「シャワーフックに差し込める」は便利？
ひまわり（母）：シャワーフックに差し込んで使える「ピンチハンガー」というのは画期的だなぁ。
同じコンセプトの「シャワーフックに差し込んで使える洗濯用ハンガー」というのは以前からあったけれど、ピンチハンガーは別途用意する必要があったの。
旅先で使うことを考えると、あらかじめピンチハンガーの形状になっているのは便利そう。
乾太郎（父）：へぇ、オトコはこういった商品はピンとこないけれど、すごくコンパクトになるし旅行には便利でいいんじゃない？
ひ：わが家が旅行の際に愛用している通常のピンチハンガー（数年前にダイソーで購入、下の写真・右）とくらべてもコンパクトだよね。ピンチ部分がからまないのもいいなぁ。
さっそくわが家のシャワーフックにつけてみよう！
【ポイント1】シャワーフックに「差し込む」方式なら問題なし
乾：想像していたよりしっかり固定されてよさそうだね。ハンガーを全開したときの両端の竿の角度も150度くらいにしてあって壁につかないように工夫してあるね。
ひ：2つ目の「シャワーハンドルに掛ける」方法はどうかな？
乾：むむ、うちのシャワーのハンドルが太すぎてうまくかからないよ……ムリやりかけるとこんな感じ。使いものにならないかも……
ひ：このヘンは規格化されてないの？
乾：シャワーのフック部分はある程度規格化されているだろうけど、シャワーハンドル部は、最近のシャワーヘッドが大きくなってきているのに伴い太くなってきているよね。
わが家のように使えないケースも多そうだね。やっぱりシャワーフックに差し込んで使うのが一番だね。
ひ：でも、「シャワーフックに差し込む」使い方は、海外でよくある「シャワーヘッド固定式」のものだと使えないということだよね。
乾：あ、そっか！ わが家も海外で宿泊したホテルの7～8割は固定式シャワーだったね。しかもかなりうえについていたし、壁から唐突にシャワーヘッドが出ているので、シャワーハンドル部にかけるという使い方もできないね。
となると、海外旅行では使える環境がかなり限定されてしまいそうだね。
×ポイント：シャワーハンドルの太さやフックの角度によっては「シャワーハンドルに掛ける」使い方はできない可能性も
【ポイント2】家族4人の1日ぶんの最低限の洗濯物なら干せる
乾：ぱっと見、けっこうかけられそうだね。
ひ：夫婦＋幼児2名（5才＆3才）のわが家の場合、旅先で1日に最低限洗えたら助かるなぁ、という小物は各自の靴下とパンツ、出先で使ったハンドタオルやハンカチの類かな。
乾：この商品の対荷重量はどれくらい？ パッケージに記載がないからわからないね。シャワーフックの対荷重量もわからないなぁ。
ひ：目安になる重さはないけれど、同様の洗濯モノを計測しながら実際に干してみよう！
＊大人2名・子ども2名分の、靴下4足＋パンツ4枚＋ハンカチ4枚。私が旅先でやるのと同じく、手洗いのあとバスタオルで丸めて水分を取りました。重さは合計約900グラム。
ちょうどいい感じに干せたよ。ピンチハンガーもシャワーフックも安定感には問題ないね。お父さんのトランクスは竿の長さに対して大きすぎだったので、やむなく二つ折りで干したよ。
乾：竿が伸縮式ならよかったね。100円の商品に求めるのは無謀だけど。
ひ：竿の長さいっぱいに洗濯物をかけてしまうと、根元のほうで洗濯物がくっつき合って乾きにくそうだね。あまり根元のほうまでかけないのが効率よく乾かすポイントかも。
乾：確かにごちゃっとすると時間がかかるよね。時間がかかるといえば、「まだ乾いていないけど、シャワーを使いたいからハンガーごと移動させたい」っていうこと、きっとあるよね。洗濯モノがかかったまま、物干し竿にかけてみよう。
うーん、予想通り安定感はないけど・・・。案外いけそうだね。
ひ：「壁面ハンガー」だから壁につけてみたら？・・・うーん、ハンガーが壁から浮いてしまって安定感は壁につけていないときとほとんど変わらないね……
洗濯物が壁についてしまいそうになるので、これなら壁につけずに干したほうがいいかも。それにいまは干してあるハンガーを移動させただけだからまだいいけれど、竿にハンガーをかけた状態で新たに洗濯モノを干すのは不安定でけっこうタイヘンそうだよ。
乾：では、ダメ元でシャワーハンドル部にかけてみるよ。あれれ、ピンチハンガーのフック部が柔らかすぎて、ねじれてピンチハンガーごと下に落ちてしまったよ。フック部分はもう少し固めにできていたほうがいいかな。
×ポイント：竿の長さがイマイチ。ピンチハンガーのフック部分が柔らかすぎる。
【ポイント3】クリップやピンチもつくなど、細部にも工夫が
ひ：この商品にはあらかじめピンチが6個ついているけれど、よく見ると各竿の途中に1ヵ所ピンチを追加できそうなフックが用意されているね。
このフックの用途に関する説明はパッケージにもまったく書いていないけれど、形状はあらかじめ洗濯ピンチがついている部分とまったく一緒。試しにうちにある洗濯ピンチをつけてみよう。
うん、なかなかいい感じ！ 計12個のピンチが使えることになり、靴下も左右別々に干せるので乾きが早くなるね。
乾：あらかじめ洗濯ピンチをつけておいてくれるといいのに。まぁ、100円商品にはゼイタクなリクエストかな。
ひ：あと各竿の上に「クリップ」がついていているけれどコレはどう？ 洗濯物がはさみこめるようになっているわけね。
乾：便利そうじゃない？ でも、キホン的に浴室など室内での利用が前提の商品だから風で洗濯物が飛ばされるという心配はないと思うけど。
×ポイント：欲を言えばピンチがあらかじめ12個付いていると嬉しい。。。
よくできた商品！100円だから文句なし!?
乾：最近の100円ショップ商品はすごいね！ よくできているよ。イマイチな点も「100円ショップ商品だから」と割り切れるしね。
ひ：まぁね。でも旅先で使えないのは価格ではあきらめられない不便さがあるよね。
いま気付いたけれど、このあらかじめ付いているピンチ、ピンチだけをカンタンに取り外すことができるよ。少なくとも単純な「洗濯バサミ」としてはどんな環境でも活躍してくれそうだね。
乾：商品自体はよくできているから「高い！」と思う人は少ないはず。でも海外旅行のアイテムとして考えると、ムズカシイ部分もあるね。
ひ：それに100円商品といえども、耐荷重量など使用上の安全性にかかわることはしっかり記載してほしいなぁ。
×ポイント：100円でも、耐荷重量などの使用上での安全性にかかわることはしっかり記載して！
乾：★★★★☆（星4つ）
コンパクトで旅行に持って行くのに◎。シャワーフックにもしっかり固定されるので案外重いものにも耐えられそう。不安定ながらもシャワーフック以外でも使えるので好評価。
ひ：★★★★☆（星4つ）
効率よく洗濯物が干せるようにデザインされているし、コンパクト性・価格ともに合格点！「海外旅行」という限定した環境で考えると、ちょっぴり不安で☆4つにさせていただきました。
たいが（息子、5才）：なんかタコみたい！
ふたば（娘、3才）：むふふ・・・（不敵な笑みで楽器のように振って楽しむ）
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