世界一バイクが普及している台湾の交通事情


Published on 09.02.28

【台湾日和04】柄つきヘルメットや排気ガス用マスクは種類豊富でおみやげにいいかも…みんながバイクを1台所有するバイク大国・台湾

世界一バイクが普及している台湾

台湾は、世界でもっともバイク普及率が高いといわれています。

日本が9.4人に1台なのに対し、台湾では1.8人に1台所有しているとの統計もあり、実質子供や高齢者を除けばひとりがバイク1台を所有していることになります。

今回は、そんな「バイク大国・台湾」の交通事情を紹介します。

台湾で主流なのは、スクータータイプのバイク。通勤や通学に限らず、日常生活の重要な足として利用されています。

バイクの座席にお父さんとお母さんが座り、座席の前のスペースに子供をひとり、大人の間にもうひとり子供を挟んで4人乗りする光景も日常です。

台北市の大通りには、二輪車専用レーンや二輪車停車ゾーンも。

バイクが普及している理由

これほどまでにバイクが利用される理由は、その利便性と経済性。

九州ほどの面積しかない台湾では、とくに都市部においてはクルマの駐車スペースは少なく、ちょっとその辺にとめて…ということができません。

その点バイクはコンパクトで、どこにでもとめられるからとっても便利!

でも、車道や歩道、店の先など、至るところに駐車され、わが物顔で歩道に侵入してくるバイクは迷惑な存在でもあります。

そのため、台北市では2000年よりバイク専用の駐車スペース設置が進められており、大通りの歩道はずいぶん歩きやすくなっています。

台北市には、運賃が一律15元(約40円)の市内バス(長距離区間は30元)や、初乗り20元からのMRT(モノレール)もありますが、バイクの経済性にはかなわず、雨降りでも勇ましく走っているライダーは少なくありません。

日本の免許証も使えるけど…

じつは、07年9月より日本の免許証が台湾でも使えるようになったので、私も手続きさえすればクルマもバイクも乗れるのですが、おそらくその日が訪れることはないと思います。*指定機関が発行する翻訳文をつければ同日から有効

台湾で運転するには、高度なテクニックと俊敏性が必要です。

台湾には車間距離なんてありませんし、走行もスレスレ、追い越しもスレスレ、駐車なんて超スレスレ。譲り合いの心も期待できません。

だから、衝突事故も日常茶飯事。

歩行者は青信号の横断歩道を渡るときも注意が必要。右折車が遠慮なく突っ込んくるんですから…… *台湾は右側通行

私も観光で訪れたときは、見るものすべてがめずしく、交差点の横断中もキョロキョロしながら歩いていましたが、これはとってもキケン。

台湾では、歩行者優先という日本の常識は捨て、素早く渡るのが賢明です。

ヘルメットやマスクはいかが?

さて、なんだかサバイバルのような台湾の交通事情ですが、カワイらしい一面もあります。

日本でも雨よけのついたカブは見かけますが、こちらの雨よけはワイパー付き!

台湾ではヘルメットも個性的。

日本では、大型バイク用のスポーティーなものやシンプルなヘルメットが主流ですが、こちらではカラフルなものや柄付きのもの、ハローキティーなどのキャラクターものもあります。

また、大量の排気ガスのかなへ突き進んでいくための必需品が「マスク」。

こちらも柄付きのものやキャラクターものなど、種類は豊富。夜市や市内の雑貨屋さんで売っていて、値段も30元(約80円)くらいからと手頃なので、子供用のおみやげにもオススメです。

■マスクを入手できるお店の一例
金興発生活百貨 南西門市(門市は支店の意味)
住所:台北市南京西路5-1号
電話:02-2100-2966
営業時間:9時30分〜23時30分

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