Published on 09.03.27
【台湾日和08】縁日のようなにぎやかな雰囲気が楽しい…台北から電車で40分の基隆市の観光スポット「中正公園」に行こう
巨大な菩薩像のあるお寺へ
台北市から、電車で北に約40分いった場所にある「基隆(キールン)市」。
港町として栄える港湾都市ですが、そこでちょっと変わったお寺を発見!
今回は、巨大な菩薩像がトレードマークの「中正公園」(ゾンゼン・ゴンユェン )を紹介します。
「中正公園」は、基隆駅からタクシーで10分ほどの場所にある基隆の観光スポット。
公園の中央には、巨大な観音菩薩像が2頭の金色の獅子を従えています(タクシー代は100元くらい=約300円)。
もともとは山の頂上に建てられていた日本の神社を改装。広大な敷地に3段階に施設がつくられ、1950年より中正公園と名づけられました。
お寺と観音菩薩像の展望台は、1969年の建立です。
高さ22.5メートルの菩薩像は展望台にもなっていて、空洞になった内側の階段を上れば基隆港を一望できます。
縁日のようなにぎやかな境内
日本で「お寺」というと厳かなイメージがありますが、こちらはちょっと違います。
観音様の足元ではたくさんの子供たちがクルマ(カート)を乗り回し、お寺に隣接する売店では小さな子ども用の遊具や、輪投げやピンポンゲームの露店が出ていたりと、まるで縁日のようなにぎやかさ(露店の営業は土日のみで雨天はお休み)!
ピンポンゲームは、ピンポン玉をバウンドさせて穴に入れるという、とても単純なゲーム。
1才の娘が座って投げるスペースもあったので、一緒に投げさせてみたところ大興奮! カンタンなわりになかなか入らないので大人も十分楽しめます。
こちらのお店では得点数に合わせて景品がもらえるので、景品の数々を前にみんな真剣にボールを投げ入れていました。
願いごとができる池も
公園の一角には「許願池」(シイューユエンツー)という小さな池があります。
池の底では、放射状に伸びた観音様の8つの手のひらがグルグルと回転しているではありませんか!
手のひらには「長命富吉」などの言葉が書かれています。
自分の願いが書かれた手のひらに乗るように、タイミングよくさい銭を投げ入れられると願いも成就するのだとか。
二大宗教は仏教と道教
台湾の二大信仰と言えば、仏教と道教。
日本の神道と仏教と同じく、日常生活に混然ととりこまれているため、明確な線引きはされていません。
一般に「寺」は仏教の施設、「廟」は道教の施設と言われていますが、台北市にある「龍山寺」(ロンサンスー)などでは、仏教、道教両方の神様がまつられています。
たくさんいる神様のなかでも、台湾でもっとも親しまれているのは、道教の女神「媽祖」(マーズー)。
航海の安全を守る神として信仰され、かつて福建南部から台湾へ移住してきた開拓民たちが、航海の無事を感謝し、島内各地に媽祖の廟を建てたからと言われています。
現在は航海に限らず、あらゆることにご利益がある神と考えられていて、商売繁盛のお礼に廟に寄付をするだけでなく、新しい廟を建てる人もいるのには驚いてしまいます。
台湾人にとって信仰は日常の一部。通勤途中にお参りしていく姿も見かけます。
住宅街の中に廟があるところも多く、その空間は参拝や祭事に限らず、主婦の井戸端会議や子どもたちの遊び場にもなっています。
そんな台湾では、中正公園のようにお寺と遊技場がミックスされるのもめずらしくありません。
神様を軽んじてのことではなく、むしろ逆で、神様への親しみが強いからこそなのですね。
自分の庭先で子どもたちの笑い声が聞こえるほうが神様もうれしいのではないでしょうか。
基隆までのアクセス
基隆へ行くなら、午前中なら電車が断然オススメ。夕方は、基隆は台北のベッドタウンでもあるので、下りの電車は混み合います。
バスは座席が確保されているので、混雑を避けたい場合には便利。
バスの場合、台北市内バス停各地からも出ていますが、わかりづらいので台北車站に隣接する「國光客運」(グオグァン・クーユン)の長距離バスがオススメ(大人/55元、子供/28元)。
道路の混み具合にもよりますが、だいたい50分程度で到着。基隆駅が終点なので、台湾初心者でも利用しやすいと思います。
中正公園
住所:基隆市中正區壽山路
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