Published on 09.04.20
【ハワイだより31】高額な治療費に備えて加入する保険もビックリするくらい高い…日本とはかなり異なるハワイの医療事情
ハワイの医療費は恐ろしく高額
長期滞在や移住することになったとき、心配なことのひとつが「医療の問題」。
医療制度の違いや言葉の壁など、不安に思うことはきっとたくさんあるはず。
ハワイには日本人在住者も多いため、比較的日本語が話せるお医者さんはたくさんいるほう。内科や産婦人科、小児科、歯科など、おもな分野では言葉の問題はそれほど心配する必要はありません。
ハワイに限らず、アメリカでの医療の大きな特徴が「医療にかかる費用が高い」こと。
日本では数千円ですむような診察に何百ドルもかかることもめずらしくなく、手術や入院となると何万ドルという費用が必要になることも。
そのため、医療保険に加入することが重要になりますが、アメリカでは日本のように医療保険が充実していません。日本の大企業などが持つ健保のようなシステムはなく、国民健康保険もありません。
高い保険料に加え医療制度も複雑
そこで個人で保険会社と契約をして医療保険に加入しなければならないのですが、その保険料がまた高い!
ハワイには「HMSA」や「HMAA」など、医療保険を扱ういくつかの会社があり、それぞれに特徴がありますが、いずれにしても4人家族の場合で月1000ドル近い保険料を支払わなければなりません。
会社勤めなどをしていると、福利厚生で医療保険の一部を負担してもらえる場合もありますが、本人のみで家族ぶんは自己負担などの場合が多いのが現状です。
医療費が高いため、診察を受ける際にはかならず「どの保険会社に加入しているか」を聞かれます。
保険会社と医師の間には契約があるので、診察を受けたい医師がいても、自分が加入している保険会社との契約がなければ医療費に保険は適用されず、すべて自己負担。
極端な例では、保険に加入していなければ診察を受けられない場合もあるのです。
支払いもかなりめんどう…
はじめて診察を受ける医師を探す場合には、保険会社からもらったリストのなかから探すのが一般的。
ハワイでは医師がひとり、または少人数でオフィスを開いている場合が多く、診察を受けて検査を受ける必要がある場合などには、別の大きな病院へ出向くことになります。
アメリカの医療は細かく分業化されていて、必要に応じてつぎの医師を紹介され、診察や検査を受けるようになります。その場合、費用はそれぞれの医師から別々に請求が来るところがまた複雑。
たとえば普通分娩で出産する場合には、産婦人科医、麻酔医、病院からそれぞれ請求が来るというわけです。
さらにクスリは薬局へ
医薬分業もしっかりと行われているので、診察を受けて薬を使う必要がある場合は、医師から処方箋をもらい、薬局へ出向いて薬を受け取らなくてはなりません。
処方薬にも医療保険が適用されるので、薬局でも保険会社のカードの提示を求められます。保険がない場合には、薬にもまた高い費用がかかってしまいます。
費用の高さはアメリカの医療の大きな問題点ですが、日本とくらべると優れている点もたくさんあります。
医師のオフィスはどこもしっかりとした予約制を取っているので、ER(救急)を除けば長時間待たされるようなことはありません。歯科技術も日本より何年も進んでいると言われています。
長年ハワイに住んでいますが技術面やコミュニケーションについて不安に感じたことはなく、そうした点では海外とはいえハワイは日本人にとって住みやすいといえるかもしれません。
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