Published on 09.04.10
【旅*流儀25】紛失、盗難、詐欺、スキミング被害…海外での「クレジットカード」使用のトラブルと対応策を考える
カードは「保証」として機能する
海外旅行では、ほとんどの人がクレジットカードを持っていくはず。
現在では、ホテルのチェックインの際に当たり前のようにクレジットカードの提示を要求される時代となりました。
もちろん、チェックアウトの際の支払いは現金でもいいのですが、デポジット(保証金)としてクレジットカードの信用が求められるのです。
盗難、紛失の際は即連絡を
旅先では、ホテルなどの滞在費に加え、レストランでの飲食やお買い物でクレジットカードを使うこともあると思いますが、トラブルにあったことはありますか? また、そういう心配をしたことは……?
もっとも遭遇しやすいトラブルは、カードの「盗難、紛失」。
カードが入ったお財布を落としたり、盗まれたら、まずはカード会社へ連絡を。
主要都市なら現地にカード会社のデスクがあるはずですし、エリアによっては日本のオフィスにコレクトコールで連絡します。
一刻でも早く連絡することによって、不正使用の被害を少なくできます。
出発前にカード会社に連絡して、海外デスクの連絡先が書かれたパンフレットを取り寄せたり、空港のデスクで資料をもらっておくと安心です。
証拠となる資料の保存を
つぎに心配なのが「カード詐欺」。
私は海外旅行で、いわゆるカード詐欺に遭ったことがあります。
最初は新婚旅行で行った、リゾート地メキシコのカンクン。
カンクンはアメリカからのリゾート客も多く、物価もそのぶん高いですが、キケンな雰囲気を感じないリゾート地。
トラブルに気付いたのは帰国後。
某クレジットカード会社からの明細書を見て、「これはナニ?」。覚えのない請求が30万円ほどありました。
よく見ると、カンクン(メキシコ)からアメリカに出国したあとに利用されているもので、明らかに私たちが使ったものではありません。
キホン的には使うクレジットカードをY社に決めているのですが、あるレストランではそのカード会社は取り扱いがなく、普段利用しないX社のカードで支払いました。
今回請求が来たのはX社。X社で利用したのはごく限られていたので、その金額の請求はあり得ない!
X社に連絡し、出国日がわかるよう「パスポートのコピー」と、登場時刻がわかるよう「飛行機の半券」を送り、全額負担することなくすみました。
このときは、昔ながらのガッチャンとカードの刻印を取るインプリンターの利用だったで、カードのコピーを何枚も取られていたようですが……お店自体は、かなりはやっていたので正直おどろきました。
巧妙化するスキミングの手口
つぎに、ハワイでのこと。やはり帰国後、多額の請求が。
さっそくカード会社に連絡し、支払いもせずにすみました。
「チャイナタウンのレストランに違いない」と夫とも話していたところ、実際はカラカウア通りに堂々と構える某ブランドショップが原因でした。
レジにカード情報を盗み取る機械が仕掛けられており、ある時期にそこのお店で利用した人も私たちと同様に使い込まれていたとのこと。いわゆる「スキミング被害」でした。
上記以外にも、クレジットカード会社から電話があり「国内の某百貨店で貴金属類や金券をお買い求めですか?」と連絡が来たことも。
通常の利用パターンから逸脱していたため、気づいたカード会社から連絡があったのです。
いずれの場合でも、できるだけ早くカード会社に連絡し、カード番号を変えて再発行してもらうことをオススメします。
また、必要な証拠となるもの(パスポートや航空券の半券、サインした伝票など)はキチンと取っておくにこしたことはありません。
旅先ではある程度の年齢なら即日再発行も可能な会社も多いので、落ち込まず、よりよい対処をしてください。
キホン的にいつも利用するカードを1枚に決めておき、そのカードが利用できない場合、他社を利用するなど「明細書を把握しやすく」すればいいですね。
また、カードはなにかあったときのために、2社以上2枚以上を(同じお財布に入れないで)持つことをオススメします。
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