Published on 09.04.17
【旅*流儀26】使える「ガイドブック」の選び方からポイントを書き込んだ「オリジナル地図」のつくり方まで…現地情報収集のコツ
ガイドブックの特徴と傾向
ほとんどの人が、海外旅行に「ガイドブック」を持参していると思います。
大きな本屋さんに行くとさまざまなガイドブックがあり、「どれがいいのか?」と迷ってしまいますが、どんな基準でガイドブックを選んでいますか?
ガイドブックは、大きくわけると「地球の歩き方」派と「るるぶ」派にわけられるのではないでしょうか。
「地球の歩き方」の特徴
「地球の歩き方」は1979年から刊行されている老舗のガイドブックシリーズで、個人旅行者にはバイブル的存在。
国別だけではなく、地域別(アメリカならニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなど)のガイドブックも発行され、さらにリゾート編や「子連れで行く○○」シリーズもあります。
圧倒的に文字情報が多く写真は多くはないですが、内容はほかのガイドブックよりかなり充実。
その名のとおり、キホン的に個人で移動して旅行する人がターゲット。
バックパッカー向きの安宿や、現地の観光地までバスなど公共交通機関でアクセス方法などもくわしく載っています。
パッケージツアーでは必要のない情報も多いかもしれませんが、学生や旅慣れた人も含め、安くディープに旅行する人には有益な情報も多々あり、長年支持されているのでしょう。
ビジュアル型の「るるぶ」
いっぽう、「るるぶ」は、ムックサイズで写真を中心に構成。
カタログのように、情報を写真で理解しやすいよう情報が網羅されています。
カラーの写真を見ていると、「これは食べに行きたい〜 ココに行ってみたい。これは買って帰ろう」と思ってしまうような構成ですね。
難点は、「週刊誌より少し小さいサイズ」ということですが、街歩きするときカバンには入れにくい…
ガイドブックは自分で見て(立ち読みして)、「これはいいなぁ」と思うものを購入して持って行くのが一番。
私自身は、「地球の歩き方」と「るるぶ」の2冊を持って行くことが多いです。
「歩くガイドシリーズ」も登場
最近では「歩くガイドシリーズ」というシリーズも登場しました。
ホノルル、バンコク、ソウル、ニューヨークなど、日本人が行きそうなところを中心に12シリーズを発売。
まだまだエリアも限られているので、これからといった感じのガイドです。
構成は、地図のなかに情報が載っているという感じで、かなり的確でわかりやすい。
これらの情報はいわゆる観光地案内はなく、「地元で穴場のお店」といった視点で編集されており、情報通の人たちによるくちこみも多数掲載されています。
ほかのガイドブックにも載っているような日本人向けの有名店の記載はなく、地元に在住の日本人などが歩いて集めた情報を紹介。
穴場情報を知りたい人には、これはかなり使える!
そのぶん基本情報が少ないので、これ1冊だけでははじめていく都市は不安かもしれません。
現地フリーマガジンも大活用
ガイドブック以外にも使えるのが、空港のクレジットカードカウンターなどで配布されている「地図」。
日本人が行きそうな旅先のマップはたいてい用意されています。
マニアックな地域は載っていませんが、軽くて携帯性はバツグン。
使い捨て用として、機内で行きたいところなどを時間があればガンガン書き込んでおきます。
そして、現地の空港内にあるフリーペーパーや地図もひと通りもらっておき、それらも参考にしてホテルの部屋で情報を付け足していきます。
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日本の地図は「通り」の名前がやカタカナ表記だったりして、逆にわかりづらいことも。
そんなときは、ホテルのコンシェルジュに現地語が表記された地図をもらいましょう。
…とはいえ、ガイドブックは便利ではありますが、頼りすぎないのも旅を楽しむための秘訣。
旅先にはガイドブックで紹介されていないお店やスポットのほうが多く、実際にはそういったところが安かったりオイシかったりすることも。
いずれにしろ、多少の下調べは必要と思いますので、まずは使えるガイドブックから基礎知識を得たのちは、ネットや現地の人づてに自分好みのお店やスポットを探してみてくださいね。
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