Published on 09.05.01
【シンガポール】アラブ風お好み焼き「ムルタバ」にも大満足…コンパクトで魅力たっぷりな「アラブ人街」を歩いてみよう
アラブ人街を散策してみた
09年3月に、息子(6才)とふたりで訪れたシンガポール。
滞在先のホテル「パークロイヤル・オン・ビーチ・ロード ParkRoyal on Beach Road」の目のまえが「ビーチ・ロード」という大きな道路で、陸橋を渡るとそこは「アラブ人街」。
【関連くちこみ】「パークロイヤル・オン・ビーチ・ロード」宿泊記
「アラブ人街ってどうなの?」と思うかもしれませんが、今回の滞在ですっかりアラブ人街が気に入ってしまいました。
ココの象徴は、金色ドームの「サルタン・モスク Sultan Mosque」。シンガポール最大規模のモスク(イスラム教のお寺)で、威厳があります。
入場料などなく自由に入れますが、一般の見学可能時間は9時~12時45分、14時~16時(金曜日は14時30分~16時)。
靴を脱いで、入口で記帳をしてから入場します。メッカの方角に向かって、絶えず信者がお祈りをしています。
露出した格好は避けるのがベストですが、もし不適切な服装でも入口でマントを貸してくれます。
1日5回のお祈りの時間には、コーランや祈りの声が聞こえてきて、まるでイスラム世界にいるよう。
息子ははじめてのモスクでしたが、興味津々。宗教の違いはうまく教えられませんでしたが、「日本の神社やお寺とはまた違う神様のお寺」と、6才なりに理解したようでした。
コンパクトなアラブ人街は歩きやすい
「アラブ人街」(アラブストリート)と呼ばれているエリアは、とてもコンパクトにまとまっています。
アラブ服の布地屋がたくさんある「アラブ・ストリート Arab St.」、エスニックの雑貨などがある「ブッソーラ・ストリート Bussorah St.」。
そして、レストランが多い「カンダハル・ストリート Kandahar St.」、ブティックが多い「ハジレーン Haji Lane」、サルタンモスク入口と反対方向の賑やかな「ノース・ブリッジ・ロード North Bridge Rd.」。
さらに、夜にはオープンカフェバーが多い「オフィア・ロード Ophir Rd.」あたりで、リトルインディアのように広がっていないので歩いて回りやすい。
サルタンモスクから延びるブッソーラ・ストリートは、歩行者天国でもあるため、昼間からオープンカフェのように道にテーブルとイスが出されて食事やお茶を楽しめます(下の写真は、夜のブッソーラ・ストリート)。
この辺りは欧米人も多く、うっかりするとロサンゼルスのオープンカフェのような感じで、とてもステキな雰囲気。
レストランの料金もお手ごろで、夜は水タバコをパイプで吸っている人も見かけます。
このブッソーラストリートにある雑貨屋さんは、どこにでも売っていそうなおみやげ品から、ちょっとシャレた物まであり、値段もとても安くておみやげにはもってこい。
ただ、営業時間が意外と短く、朝10時から17時か18時くらいまで、日曜はお休みのところも多いので、行くときは注意。
ローカルフードもお楽しみ
ココでのオススメは「テタリ Teh Tarik」という、紅茶にコンデンスミルクを入れた甘いミルクテイー。
ブッソーラ・ストリートを曲がったところにある、バクダッド・ストリート沿いの「テタリショップ The Tarik Shop」は有名で、1杯1シンガポールドル(約63円)しなかったと思います。
とくに看板はないですが、白い長いお髭のおじいさんが巧みに高いところからコップに何度も注ぎ入れているのでわかるハズ。オイシイので、子供も喜んで飲んでいました。
お店の住所は、21Bussorah St.(実際あるのはBaghdad St)。電話番号/6295-2153、営業時間は、6時30分〜24時(無休)。
また、「ムルタバ」というアラブ風お好み焼きのようなものも有名で、具をマトン、チキン、ビーフなどから選べ、スモールサイズで1枚1シンガポールドルからあります。
屋台で夕食を食べたあと、ムルタバを買いに行きホテルのお部屋で食べました。
スモールといっても、下敷きの半分以上の大きさで、カレーソースを付けて食べるのですが、ガンバっても半分も食べられませんでした。
味は本当にオイシく、日本人の口にも合うと思います。
このムルタバ有名店はサルタンモスクの向い、ノースブリッジロードに面した「ザムザム Zam Zam」、そのお隣の「ビクトリー Victory」です(下の写真)。
ちなみに、私は迷った挙句、ザムザムで買いました。
ザムザム
住所:697/699 North Bridge Rd. ℡6298-7011
営業時間:8時〜23時(無休)
見どころ満載のアラブ人街
サルタンモスクのほかに、「ハジャ・ファティマ・モスク Hajjah Fatimah Mosque」というモスクもはずれにありますが、こちらは英国風の趣きで、時間がなければわざわざ行かなくてもいいかもしれません。
私は今回行きませんでしたが、昔の宮殿を改装した「マレー・ヘリテージ・センター Malay Heritage Center」があり、ココではマレー文化、歴史などを知ることができ、水曜日と日曜日にはカルチャーショーがあるそう。
アラブ人街の最寄りのMRT(地下鉄)駅は「ブギス Bugis」駅で、この周りは若者たちで賑わっています。
駅前の道路を渡ったところには、「ブギス・ストリート Bugis Street」という、屋根付きの衣料品が中心の屋台街があり、なんでも格安です。
ブギス・ストリートを通り抜けると、「トライショー」という自転車に荷台を付けた乗り物がたくさんあり、運転手がやる気なさそうに待っています。
私たちは雨がぱらついていたこともあり乗りませんでしたが、子どもはきっと喜ぶでしょう。ただし、料金はそれなりにするとか。
今回の旅行では、このアラブ人街を拠点にディープにまわったことで、「こんなステキなところがあったのか!」とその魅力を身をもって知りました
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