Published on 09.05.24
【ハワイだより36】公立と私立の違い、チャータースクールやホームスクールという選択肢も…ハワイの教育制度をご紹介
州によって異なる「義務教育」
日本では学校制度が全国で統一されていて、同じ過程を経て義務教育を終えていきますが、アメリカでは州によってかなり違いがあります。
【関連くちこみ】義務教育や公立校はどうなっている?グアムの教育事情
またハワイの州内でも学校によって異なる点もあり、なかなか複雑です。
まずは「キンダーガーテン Kindergarten」。公立小学校(Public School)では、7月末に入学しますが、その年に5才になる年の子どもたち、つまり今年なら2004年1月~12月生まれの子どもが対象。
06年からは「ジュニア・キンダーガーテン Junior Kindergarten」という制度が設けられ、日本の「早生まれ」にあたる8月生まれ以降の子どもたちは、義務教育最初の年はジュニア・キンダーガーテンからスタートすることになりました。
でも、まだほとんどの学校ではジュニア・キンダーガーテンのためのクラスは設けられていません。
そのため、普通のキンダーガーテンのクラスに入り、1年を終えるときにつぎの年度で1年生に進むのか、キンダーガーテンでもう1年勉強するのかを決めるというのが一般的のよう。
ハワイでは学年の捉え方がフレキシブルなので、早生まれの子どもをはじめから1年遅らせて入学させる家庭も少なくありません。
独自の学年わけをしている「私立学校」
公立学校ではこのように学年のわけ方を統一させていますが、私立学校(Private School)では、各学校がそれぞれに独自のわけ方を決めています。
また男女で学年のわけ目が違っている学校もあり、たとえば生年月日がまったく同じ子どもでも、学年が違うということも。
私立のキンダーガーテンに入れたい場合、公立では年齢が達しているけれど私立ではまだ、ということもあり、公立に1年通わせてから転校させるというケースもあります。
ハワイでは日本で高校3年生にあたる年までが義務教育で、学年は1年生から通して12年生まで。
私立では学校によって何学年あるかはさまざまですが、公立の場合は現在ほとんどの小学校は5年生まで。6年生からは「ミドルスクール Middle School」に進み、8年生まで通います。
その後9年生から12年生までは「ハイスクール High School」に通い、卒業すると晴れて義務教育が終了。
それ以外の選択肢について
公立学校はキホン的に同じカリキュラムで進められていますが、州から特別に認められて独自のカリキュラムで授業を行う「チャーター・スクール Charter School」という学校もいくつかあります。
学年の垣根を取り払ったり、教科書を使わず先生たちがつくった教材を使って授業を進めたりと、公立ながらそれぞれにオリジナル色を出しています。
また「ホームスクール Home School」と言って、学校に通わせずに親などが家で勉強を教えるというシステムもあり、こちらも公に認められた制度。
日本でも学校でのさまざまな問題が取りざたされていますが、ハワイでも同じような問題を抱えている学校もあり、ホームスクールを選択する家庭も少なくないようです。
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