台北市のMRT「雙連」駅周辺に広がる朝市はおもしろい


Published on 09.05.02

【台湾日和13】新鮮な果物からディープな台湾おやつまで…台北市「雙連」駅周辺に広がる朝市に行こう

ローカルの食材が並ぶ市場へ

台湾の街のあちらこちらにあるマーケット(市場)には、八百屋に肉屋、魚屋、お惣菜屋、 服屋などが軒を連ね、周辺には露店まで加わり、ところ狭しとお店が並びます。

台湾にもスーパーはありますが、「市場のほうが近いし、安いし、新鮮」といった理由から日常的にこのような市場を利用する人がたくさんいます。

日本ではなかなか見られない食材もあり、見るだけでも楽しい! 今回は、そんな台湾の市場を案内します。

わが家がよく利用するのは、台北市の地下鉄、MRT「雙連」駅(スワンリエン・ジャン)を下車して2番出口をでるとすぐ隣にあり、アクセスに便利な「雙連菜市場」(スワンリエン・ツァイ・スーチャン)*。

*この辺一帯がローカルの朝市となっており、とく名前もついていないので私はこう呼んでいます。

 

この市場では、1周400メートルほどのエリアにお店が集中しており、お店によって異なりますがだいたい7時くらいから開店します。

新鮮な野菜や魚が並びます

まずは、八百屋から。台湾では葉物野菜をたくさん食べることから、一年を通していろんな種類の葉物野菜が出回ります。

これらはひとまとめに「青菜」(チンツァイ)と呼ばれ、茹でてソースをかけただけのものがおなじみメニュー。

麺類やご飯類といった炭水化物やタンパク質に偏りがちな庶民派食堂で、唯一の野菜料理としてメニューに並んでいます。

つぎは魚屋へまいりましょう。

夏場に魚介類が路上で売られるのには抵抗がありますが、台湾でもスーパーのラベル表示にしばしば疑わしさを感じるようになった昨今、市場での「顔が見える販売方式」のほうが安心できる気がしています。

そして、総菜屋。

台湾では豚足や鶏の爪も日常的に食べられます。とくに豚足は運気を変える重要な食材として、昔は誕生日に食べる習慣もあったのだとか。

このお店では豚の舌やしっぽまで売っていました。

市場の魅力は、季節感があること。今年もスイカが出てきましたが、台湾のスイカはちょっと面長で巨大なのです。

4月から食べはじめると、夏本番のころには食べ飽きてしまいますが、暑い台湾ではスイカは欠かせない果物です。

市場の終わり付近に停まっていたトラックでは、カットされたスイカも売っていました。これならホテルに持って帰って食べるにも便利。

ほかにも絞りたてのオレンジジュースなどもあり、さっぱりとした甘みで子どもにも飲みやすいのでオススメです。

ディープなおやつの宝庫

ちなみに、市場は午前中がメインで、お昼を過ぎるとお店もまばらになります。

朝の人ごみから開放された通りには、「ピー」というお湯が沸く音と共に、屋台を引くおじさんが出現。

一緒にいた夫が「懐かしい!」と目を輝かせて走り寄っていきましたが、売っていたのは「太白粉」(タイバイフン)

水で溶かした片栗粉をお湯で固めて、ブラウンシュガーとお湯を加えただけの極めてシンプルなスイーツ。

台湾では昔、これが冬のおやつの定番だったそうです。「片栗粉がおやつになるなんて!」。目からウロコの一品でした。

「もうひとつの定番!」と、夫が買ってきたのは「麺茶」(ミエンチャー)という、小麦粉を豚の油で炒めたもの(下の写真の上が「太白粉」、下が「麺茶」)。

この油は台湾料理によく使われるので、ひと口食べた印象は「まさに台湾の味」。ちょっとくどく感じましたが、1才の娘には好評でした。

そのほかにも人気を集めていたのは「てんぷら屋」さん。牡蠣のかき揚げや、大根餅のてんぷらを目当てにつぎつぎと人が集まります。

台湾では牡蠣のオムレツや麺が有名でお店もあちこちにあるのですが、かき揚げに出会ったのははじめてでした。

マッサージ屋や公園も

スイカのトラックのすぐ横では、青空マッサージや爪の手入れをする人もいました。

マッサージは100元から。朝からコリをほぐせば、1日がスッキリスタートできそうです。

市場に並ぶお店は日によってさまざま。とくに屋台は不定期なので運よく見つけたときには、ぜひ試して見て下さいね。

【おまけ】台湾における鳩の災難の歴史と現状とは…?

市場を出ると、隣にある広場には鳩やスズメがたくさんいて、子どもの興味の的になっていました。

広場に鳥が舞い降りる光景などは不思議でもなんでもないのですが、台湾ではここ最近見られるようになった光景なのだそうです。

というのも、昔は鳩を食べたりいじめたりしていたため、地上には降りてこなかったのだとか。時代が変わり、いまではパン屑などを与える人も多くなったため、こうして降りてくるようになった鳥たちは、まさしく平和の象徴です。

しかし3年ほど前から、台湾では鳥インフルエンザへの感染の恐れがあるため、野生の鳥にエサを与える行為は禁止されています。

管理の行き届いた公園などでは、罰金を取られることもあるので、エサは与えないようにしてくださいね。

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