Published on 09.05.16
【台湾日和15】ベストシーズンの4〜5月はアウトドアで過ごしたい…桃園県の「大渓花海農場」はピクニックにオススメ
春の花が楽しめる牧場へ
短い冬が終わると、台湾にはすぐに夏がやってきます。
それは雨季の終焉も意味し、気候の安定する4〜5月はアウトドアで過ごすのもキモチいい季節となります。
台北県の隣・桃園県にある「大渓花海農場」は、ドラマや結婚写真の撮影にもよく利用されるスポット。
一面に広がる花畑を散策できるほか、動物との触れ合いコーナーもあり、子ども連れにもピッタリ。
わが家が訪れたのは5月中旬。
ちょうど花の入れ替わりの時期だったようで、花の種類は少なめだったのですが、目の前に広がる花畑は、明るい季節の到来を告げるには充分な力を持っていました。
のどかな風景にいやされる
これまで台湾の都市部しか訪れたことがなかったので、高層ビルや排気ガスのない台湾の新たな一面を発見する思いでした。
園内の小高い丘の上に設置された「小牛仔牧場」はミニ牧場で、ポニーの乗馬や動物との触れ合い体験ができます。
うさぎとヤギにはえさを与えることもでき、子どもたちの人気を集めていました。
園のテーマは「人と自然との共存」。園内では野生のうさぎやリス、もぐらなどと出会えることもあるそう。
残念ながらわが家は出会うことはありませんでしたが、子どもと一緒に探しながら歩いてみるのも楽しそうですね。
ドラマの撮影スポット
園内散策中に、あちこちでドラマのタイトルが書かれた看板を発見。大れまでにたくさんのドラマのロケ地となったようです。
花園のホームページによれば、日本でも人気があるという歌手「周杰倫」(ジェイ・チョウ)の最新PVもココで撮影されたのだそうです。
また、台湾では豪華な結婚写真を撮影しますが、たくさんの新郎新婦が一生に一度の晴れ姿を収めるためにココを訪れるているようです。
そのため、広大な花畑があるだけでなく建物もオシャレ。自分の結婚写真はスタジオで簡単にすませてしまったので「もっと考えればよかった」とちょっと後悔。
幸い、わが家には専属カメラマン(夫)がいるため、せっせと写真を撮ってもらいました。
ラベンダーなどのハーブ類もたくさん収穫できる大渓花海農場では、下の写真の建物で香水やポプリ袋などをつくる体験もできます。
家に帰って写真と一緒に飾れば、いつでも花畑の世界に戻れそう。
今回はバスツアーを利用して訪れたので、昼食は別のところで食べましたが、園内にもステキなレストランがありました。
ただ、レストランはひとつしかないので、昼食時にはかなり混雑するようです。また、ファーストフードの販売もしていますが、あまりおいしくないとの評判が。
時間をずらしてレストランを利用するか、あらかじめお弁当などを調達しておいて、ベンチで食べてもキモチよさそうです。
大渓花海農場
住所:桃園県大溪鎮福安里4鄰復興路1段1093巷27號
電話:(03)388-0901
営業時間:8時〜20時(平日)、8時30分〜17時30分(休日)
入場料:大人100元、子供60元
(平日)、大人/150元、子供/100元(休日)
蒋介石の銅像がある公園
大渓花海農場の隣にある公園が、新しい観光スポットとして注目を集めているので少しだけご紹介。
蒋介石の遺体が安置された「慈湖」(ツーフー)の隣にある「慈湖紀念雕塑公園」は、蒋介石の像が200体以上も置かれています。
2000年に民進党が政権交代を実現し、中正記念堂が自由広場と改名されたことは以前にも紹介しましたが、それと平行して台湾のあらゆる施設や学校に建てられた蒋介石像も撤去されていたのです。
要らなくなったそれらの像を桃園市がまとめて引き取り、テーマパークにしてしまったというわけです。
とはいえ、銅像だらけの公園というのもちょっと異様。ココは、訪れるのはもっぱら海外からの観光客が多いよう。
公園自体は2000年に設立されましたが、なぜいま注目を集めているかというと、08年7月に中国との航路が開放されたことが挙げられます。
これにより、中国から台湾へ観光に訪れる人が急速に増えており、その観光スポットとしてこの公園がよく利用されるのだとか。
銅像に挟まれたベンチではひと息つくのも難しそうですが、まだまだ増え続けることが予想される蒋介石の銅像公園。大渓花海農場を訪れた際には、ついでにのぞいてみてはいかがでしょう。
慈湖紀念雕塑公園
住所:桃園県大溪鎮慈湖
開園時間:8〜17時
牧場までのアクセス
まずは、台北駅より電車で桃園駅へ。
桃園駅でバス(桃園客運・大渓行き)に乗り換え、大渓バスターミナルへ。慈湖方面のバス(桃園客運)に乗り「慈湖」で下車。バス停より徒歩3分ほど。
公共交通機関利用の場合、乗り換えも多く時間もかかるため子連れにはちょっと不便。台北市内ではオススメできないクルマの運転ですが、大渓花海農場のような田舎へ行くにはレンタカーが活躍します。
レンタカーで必要となるのは、パスポートとクレジットカード、日本の免許証とその中文翻訳。レンタカー会社のホームページで車種や価格を確認してから、ネットか電話で予約します。
■レンタカー会社
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