Published on 09.06.27
【台湾日和21】健康と長寿にご利益があるそう…絢爛豪華な人気のお寺「保安宮」に行こう
大人気のお寺「保安宮」へ
台北市北部の大龍峒(だいりゅうどう)にある「保安宮」(ほあんきゅう)は、「龍山寺」、「清水巖」(祖師廟)と並び台北の三大廟に数えられている廟寺。
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医学と長寿の神様「保生大帝」(ほせいたいてい)をはじめとし、医学と農業の神様「神農大帝」(しんのうたいてい)、安産の神様「註生娘娘」(ちゅうせいにゃんにゃん)もまつられていることから、無病息災を願う台湾の人々に大人気のお寺です。
1742年、台湾で疫病が流行ったため、福建省泉州同安県からの移民が、故郷・白礁郷にある「慈済宮」から保生大帝の神像を授かり、この地に保安宮が建てられました。
保生大帝は白礁郷の生まれの名医で、 宗の時代にたくさんの人々を救ったことから、没後神としてまつられたのだとか。
その後も何回も改装を経て大きな廟となった保安宮ですが、1998年に二級古跡(直轄市が指定する文化財)に指定され、2003年にはその優れた修復法でユネスコから「アジア太平洋文化財保護賞」を授与されました。
絢爛な装飾にうっとり
保安宮の大きな特長は、建物に施された絢爛たる彫刻たち。
石の彫刻、木の彫刻、焼ものを使った装飾、ガラスの破片を使った装飾などが壁や門を埋め尽くしています。
あまりの美しさに、ココに足を踏み入れたとたん、思わず感嘆の声をあげてしまったほど。
なかでも有名なのが、神殿の正面にある「八角蟠龍檐柱」。石柱に龍の彫刻が施されています。
4本ある柱のうち、真んなか2本は日本統治時代の1918年に加えられたものですが、外側の2本は建立当時のもの。
保安宮は三棟の神殿と3棟の建物からなり、前殿の両端の石の彫刻は「左は青龍、右は白虎」という伝統的な彫刻の観念に基づいてつくられているそうです。
竹をモチーフにした石の彫刻窓もありました。
これは奇数の竹は陽、偶数は陰を意味し、陰陽の調和を表現しているのだとか。
2ヵ月間続く誕生祭
そんな保生大帝の誕生日を祝う祭典が、毎年旧暦3月15日(2009年は4月10日)に盛大に開催されます。
それに伴う関連イベント「保生文化祭」も3月から5月にかけて行われ、保安宮の庭園内では劇団や合唱団によるパフォーマンスが披露され、宗教信仰や古跡芸術についての講座なども開かれます。
神様の誕生日には、神様が入ったお神輿のようなものをトラックに載せて、街を練り歩くのが台湾式。
耳をふさぎたくなるほどの大量の爆竹で邪気を払い、巨大な神様たちのパレードが行われます。
さらにラッパや太鼓が「チンチンドンドンピーヒャララ」と鳴り響き、獅子や龍の舞も披露されるなど、見どころも充分。
この時期に台湾を訪れるなら、伝統文化が堪能できる神様の誕生パーティーに参加してみてはいかがでしょうか。
保安宮
住所:台北市哈密街61號
電話:(02)2595-1676
アクセス:MRT「圓山駅」より徒歩約10分
拝観時間:6時30分~22時30分
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