Published on 09.07.30

【旅モノ28】コレはおいしい！和の鉄人が手がけた「汁もの」＆アウトドア用に開発された「おぞうに」

【今週の旅モノ】「携帯食品　道場六三郎の汁もの＆おぞうに」

写真右より/「とん汁」サイズ：105×72×20ミリ　内容量：約12グラム、「もずくとおくらのスープ」サイズ：105×72×20ミリ　内容量：約5グラム（トップ卵株式会社、各157円）、「フリーズドライおぞうに」サイズ：200×150×20ミリ　内容量：約40グラム×2食入り（イワタニ・プリムス、556円）

■「道場六三郎スープシリーズ」の特徴
◉化学調味料・合成着色料・合成保存料不使用
◉フリーズドライ製法でできたてのスープを急速冷凍
◉賞味期限1年。非常用・旅行用のほか、贈答用にも

■「フリーズドライおぞうに」の特徴
◉新鮮な素材を日本国内でフリーズドライ加工
◉賞味期限は常温2年。軽量で携帯に便利
◉1食あたりお餅4枚入りで満足度も十分

今回は「ちょっとリッチな汁もの」をチェック！

乾太郎（父）：いやぁ、この間試食した「アルファ米のおにぎり」と「長期保存可能なパン」は、どちらもおいしかったねぇ。

たいが（息子）：たいがもおいしかったよ！また食べたいなぁ～。

ふたば（娘）：ふたばもまた食べたい！

乾：旅先や災害時でも、こんなに手軽おいしいものが食べられるなんて、つくづくいい時代に生まれたよなぁ（しみじみ）。

ひまわり（母）：ふふふ、みんな相当感動したみたいね。そんなみんなに、またまた試食をお願いしようかな～？

た：やる、やる！　食べる、食べる！！

乾：今度はなにをレポートするんだい？

ひ：今度はね、「ちょっとリッチな汁もの編」よ！

乾・た・ふ：「汁物」？？

ひ：汁物といえば、味噌汁やおすいものが頭に浮かぶと思うんだけど、今回はそのなかでも具材や味にこだわったものを探してみたの。もちろん、携帯性は必須よ。

乾：それは今回も期待「特大」だぞ！　よーし、さっそく試してみよう！

和の鉄人・道場六三郎のスープシリーズ

ひ：まずはそのネーミングからもおいしさが伝わってきそうな「道場六三郎スープシリーズ」よ。

乾：「道場六三郎」って、あの「和の鉄人」？

ひ：そうよ。その本格的な味がフリーズドライで手軽に味わえる、というシリーズなの。

乾：おっ、フリーズドライ製品だね！　フリーズドライがどういった手法か以前も紹介したけれど、おかあさん、ちゃんと覚えてる？

ひ：（ドキリ）も、もちろん！　えーと、急速凍結した食品から水分を取り除く手法だったわよね。超低温で処理するから、栄養価や食感・見た目が処理前とほぼ変わらず再現されるのがメリット。水分が除かれているのでコンパクトで軽量なのもポイント、だったかな？

乾：そのとおり、さすがおかーさん！

ひ：まかせなさいっ！

乾：つまり海外でも、見た目も味も本格的な「日本の味」が食べられるというわけだね。

ひ：今日用意したのは「とん汁」と「もずくとおくらのスープ」の2種類よ。

このスープシリーズには「ふかひれスープ」などをはじめとした中華風スープや「イタリアントマトスープ」など含め、全部で14種類の味があるんだけれど、なかでも海外で恋しくなりそうな典型的な「日本の味」を選んでみたわ。

乾：ではわが家の子どもたちも大好きな「とん汁」からつくってみよう。お椀に出してみたけれど、つくづくコレが「とん汁」に復元するなんて思えないよねー（写真上がとん汁、下がもずくとおくらのスープ。

熱湯を160ml注いで、かきまぜたらできあがり！　と。待ち時間がないのがいいね。

た：うわっ、いいにおい！！

ひ：うーん、とん汁のおいしそうな香り！

豚肉、にんじん、ごぼう、しいたけ、わけぎ、と、具材も充実しているし、見た目も鮮やかでおいしそうね！

乾：ではまずボクが。いただきまーす。う～ん、みその味が身体にしみる！！　うまい！

ひ：どれどれ？　いやぁ、しっかり具材の歯ごたえがあって本当においしい！

ふ：にんじんおいしい！　おにくもおいしい！！

た：このごぼう、すごくおいしい！

ひ：あら、もうなくなっちゃった（笑）。わが家ではみんなに大好評ね。では続いて「もずくとおくらのスープ」をつくってみましょう。

同じく熱湯を160ml注ぐわね。わっ、オクラが出てきた！　本当に不思議ねー。

乾：お味はどうかな？　すごい、もずくのヌメヌメがちゃんとある！　オクラはどうかな？　うん、オクラのねばねばもしっかりあるぞ！！

ひ：ほんとにー？？　あら、本当ね！　「ヌメヌメ」や「ねばねば」の食感までしっかり復元されるなんてすごいわね！

た：ちゅるん、としてておいしいね！

乾：「ヌメヌメ」「ねばねば」は日本人にとっては日常的で好まれる食感だけど、海外ではなかなかめぐり合えないよね。海外でもそれらが手軽に味わえるのはうれしいね！

ひ：そのうえ、このスープシリーズは化学調味料・合成着色料・合成保存料をいっさい使っていないんですって。子どもにも安心して与えられるわよね。

乾：味も子どもからお年寄りまで広く好まれる一品、という印象を受けたよ。

ひ：「海外でもゼッタイ日本食が食べたい！」というほどではない人も、夜ホテルでひと息つくのにちょうどいいかもね。子どもも、食事のときにこの一杯があるだけで落ち着くんじゃないかしら。

■「道場六三郎スープシリーズ」の寸評
乾：★★★★★（星5つ）
とってもおいしくいただきました！　とくにとん汁は野菜からのダシも出ていておいしかったなぁ。子どもたちも取り合いで食べていました（笑）。
ひ：★★★★★（星5つ）
携帯性も高いうえ、とってもおいしくて満足です。余計な添加物が入っていないのも母としてはうれしいところ。長めの海外旅行でも日本食が恋しくなるようなことはなかったワタシですが、歳のせいでしょうか（笑）、夏の旅行には自分の夜食用に持っていこうと決めました。

アウトドア向けにつくられた「おぞうに」の味は？

ひ：いやぁ、おいしかったわね。つぎは「おぞうに」をつくってみましょう！

た：お餅だね！？　やったー！！

ふ：ふたばもおもちだいすき！はやくたべたい！

乾：まぁまぁ、そう慌てないで（笑）。これもフリーズドライ食品なんだね。2食入で1食あたり小ぶりのお餅が4枚。結構ボリュームがありそうだね。

ひ：そうね。この「レガー」シリーズは、登山やキャンプなどのアウトドア向けにプロデュースされたブランドなの。携帯性はもちろん、一食でほどよいカロリーが摂取できるようになっているのよ。

乾：なるほど。では、さっそくつくってみよう！　えーと、器のなかにスープベースとお餅を一緒に入れて、熱湯を200CC注いで3～4分待つ、と。

た：にんじん、ほうれんそう、たまごが入ってる！　早く食べたいなぁ～。

ふ：たのしみだなぁ～。

ひ：はーい、お待たせ。時間になったわよ！

乾：どれどれ？　お餅は以前紹介した「水もどりあんこ餅」と同様に、「あんなに固かったものがどうしてこんなに？？」というくらい柔らかくなるから不思議だよね。

【関連くちこみ】丼モノからあんこ餅まで「フリーズドライ食品」3品

た：わぁ、おもしろい！お餅がのびる！のびる！

ひ：いただきまーす。あら？　お餅がちょっとしょっぱい気が。

乾：ん、どれどれ？　あ、つくるときにお餅のうえにスープベースを入れた後お湯を注いだので、お餅の上にスープが直接ついていた部分は味が濃くなってしまったようだね。

よーくかきまぜてみたけれど、一度濃くなってしまったお餅の部分はかわらないなぁ。2食目をつくるときには注意してみよう。

ひ：全体的な味はなかなかね。にんじんの食感がもう一歩、といったところかな。

乾：これ一杯で満腹、とはいかないけれど、汁物としてはボリュームがあるし、野菜も摂れるので子どもにはいいね。
では、もう一食をお餅にスープベースが直接つかないようにつくってみよう。

（4分経過）

今度はどうだい？

ひ：うん、今度はいい感じ！

乾：お餅に直接スープベースをつけなければお餅だけがしょっぱくなることはないようだね。

た・ふ：ごちそうさま～！

ひ：あらっ、もう食べちゃったの！？　わが家の腹ぺこギャングは油断もスキもあったもんじゃないわね（笑）。でもおいしく食べてもらえたようでよかったわ！

■「レガーおぞうに」寸評
乾：★★★★☆（星4つ）
お湯を注ぐだけで手軽におぞうにが食べられるのはいいですね。お餅好きのお子さんにはオススメです。
ひ：★★★☆☆（星3つ）
お餅のやわらかな食感はたいがもふたばもお気に入りで取り合いになっていました（笑）。具材はもうひと工夫ほしかったかなぁ。普通の汁ものよりボリュームがあるので、お子さんのおやつや軽食として役立ちそうです。