MTRにスターフェリー、ダブルデッカー、2階建てトラム…乗り物大国「香港」を楽しもう


Published on 09.07.12

【香港虎の巻05】MTRにスターフェリー、ダブルデッカー、2階建てトラム…乗り物大国「香港」を楽しもう

魅力的な乗り物がいっぱい

海外へ行くと、言葉や地理がわからなかったりして、どうしてもタクシーを利用することが多いですよね。

でも乗り物大国・香港で、タクシーにしか乗らないのはもったいない!

ぜひこの機会に、香港のいろいろな乗り物にチャレンジしてみてください。きっと子供も大満足すること、間違いなしです。

まずは、MTR「香港鉄路」。

市街地では地下を、郊外では地上を走るこの電車。路線もわかりやすく、車内放送も広東語・北京語・英語で流れるので旅行者でも聞き取りやすいです。

プラットホームと線路の間にはガラスのトビラもあるので、チョロチョロ動き回る子供が一緒でも安心。

車内も終点の駅に着くたびに、掃き掃除と手すりの消毒をしているのでとっても清潔。もちろんエレベーターもあるので、ベビーカーでも大丈夫。

改札内にもお店があって、コンビニや両替屋のほかにも、なぜか散髪屋や不動産もあります。

しかも、けっこう利用客がいるからおもしろいですね。

2階建てバズ「ダブルデッカー」

街を歩いていてよく目にするのが、「ダブルデッカー Double Decker」と呼ばれる2階建てバス。

2階建てバスに乗ったら、やはり2階の最前席に座りたいもの(ただし、階段を上るときは注意してください。よく階段から落ちてケガをする人がいるそう)。

ただ、地理がわからなければ、バスはなかなか利用しづらい乗り物。

そこで私のオススメは、チムサーチョイ(尖沙咀)のスターフェリー乗り場前のバスターミナルが始発の、1、1A、2、6、6A、7、9番のバス。

 

ネイザン・ロード(彌敦道)を通るので、 ネイザン・ロードの迫り来る看板を満喫できます。

バス停5つ目の「ヤオマティ」(油麻地)あたりで降りれば、男人街(ナームヤンガーイ)で有名なテンプルストリート(廟街)もすぐそこです。

香港島と九龍を結ぶフェリー

香港島と九龍を結ぶ「スターフェリー Star Ferry」(天星小輪)は、香港を象徴する乗り物。

これに乗らずして、香港の乗り物を語るなかれ。

フェリーのなかは、とってもレトロ。椅子に星(スター)のマークがついていたり、船員さんがちゃんとセーラー姿なのもニクイところ。

チムサーチョイから乗る場合は、ぜひ左側に座ってみてください。

テレビや写真でもおなじみの、香港島の摩天楼が目の前に迫ってくる光景はなかなか感動もの。たった2ドルでこの景色を満喫できるなんてオトク。

「幻のトラム」も存在する

さて、香港島に行ったら忘れてならないのが2階建て路面電車のトラム

トラムの歴史はなんと100年以上。現在走っている車両のほとんどは、1980年代にモデルチェンジされた型。

ですが、現在も1両だけ1949年から変わらぬ姿で走るトラム「120号」が存在します。

この120号トラム、窓枠はニス塗り、明かりは白熱電球、椅子は木&藤製と、まるでタイムトラベルしたかのような内装だそう。

残念ながら、120号トラムは1両だけの運行のため、私はまだ乗ったことがありません。香港在住者でもなかなか乗ることのできない幻のトラムなんです。

新型路面電車の「ライトレール」

最後に、旅行者にはあまりなじみのない乗り物ですが、新界西には軽鉄「ライトレール」という新型の路面電車が走っています。

同じ路面電車と言っても、トラムとはなにからなにまでまったく異なり、どちらかというとMTRに近い都会的な感じがします。

この軽鉄の駅には改札や駅員は存在しません。乗客は自主的に券売機で切符を買ったり、IC乗車券をカードリーダーにかざします。なんて大らかなシステムでしょうか。

香港の乗り物は、だいたい3才以上から子供料金が必要に。バスだけは大人ひとりにつき、4才以下の子供2人までは無料です。日本と違っていますのでご注意を。

どれも乗り方はカンタンなので、ぜひ香港に来た際には乗ってみてくださいね!

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