Published on 09.07.26
【香港虎の巻07】21時までやっているから、チムサーチョイの帰りに立ち寄りたい体験型ミュージアム「香港科学館」
夏場でも楽しめる「香港科学館」
これから本格的な夏を迎える香港。猛暑のうえに雨が多く、湿度の高いイヤな季節になります。
外で思いっきり遊べず、子供のストレスも溜まり気味に。
そんなときは、「チムサーチョイ」(尖沙咀)の東にある「香港科学館 Hong Kong Science Museum」がとても重宝します。
この科学館の展示物は約500点。
解説文は広東語と英語ですが、言葉がわからなくても大丈夫。展示物のほとんどが実際に触れて遊んで学べる、体験型の展示物なのです。
ひと口に「科学」と言っても、その内容はじつに多岐にわたります。
力学や光学、食品科学、そして生命についてまで、子供だけではなく大人も楽しみながら科学の勉強ができます。
【地下1階】小さな子供が楽しめる「チルドレンズ・ゾーン」
では、おもなコーナーを紹介していきましょう。
地下1階には小さな子供が楽しめる「児童天地 Children’s Zone」や「鏡子世界 World of Mirrors」があります。
大きなシャボン玉づくりに挑戦したり、鏡張りの迷路で遊べるので、幼稚園ぐらいの子供も大はしゃぎで遊んでいます。
もちろん中国らしく、鍼灸や漢方のコーナーだってあります。
そして、体力測定ができる「FITNESS CHALLENGE」というコーナーは、大人に大人気。
子供が他の展示物で遊んでいる間、ココで血圧を測ったり、懸垂で体を鍛えたりしている親も。親をも飽きさせない心憎い配慮、といったところでしょうか。
【1階】「工事現場」を再現
1階には「電気」コーナーと、工事現場の安全についてのコーナーがあります。
実際の工事現場が再現されていて、工事現場のなかを歩くと上から物が落下してくる音が聞こえてきます。
けっこうリアルな音に、わが家の娘は怖がって逃げ出す始末。そうそう、香港では工事現場の足場って、竹でできているんです。それだけで、けっこう恐怖を覚えますよね。
【2階】香港島上空を飛行するシミュレーション
2階に上がるとまず目に飛び込んでくるのが、天井から吊るされた大きな飛行機。
ココは「交通」コーナーです。飛行機に乗って香港の空をフライトできるシュミレーションゲームもあり、混雑時には1時間待ちの大人気。
このシュミレーションゲームは3パターンあって、香港島上空・離島上空のフライトのほか、街の中に突っ込むように着陸することで有名な「啓徳空港」(旧国際空港)の離発着も体験できるので、飛行機マニアの大人も試してみたいゲームです。
しかし、実際には大人は遊べません。残念!
【3階】トリックアートやパズルで遊べる
3階には、トリックアートの展示やパズルで遊べるコーナー。
でもこのパズル、子供より親のほうが真剣に遊んでいるようです。ちょっと微笑ましいですよね。
じっくり遊ぶと半日はかかってしまうので、旅行に来ていて時間が限られているなら、地下1階の「児童天地」と2階の「交通」だけでも十分楽しめると思います。
休憩用のベンチもありますが、座っている人の大半が居眠りしていました。
親はみんな、お疲れのようです。
この科学館はどのフロアのトイレにもオムツ換え台が設置してありますし、1階のクロークでは傘や大きな荷物、ベビーカーなどを預かってくれます。赤ちゃん連れにはうれしいサービスですよね。
大人25香港ドル、子供12.5ドル(4才以下の子供は無料)ですが、毎週水曜日は入館無料(ただし、かなり混み合います)。
残念なのは、開館時間が平日13時(休日は10時)と遅いこと。そのかわり夜は21時までとけっこう遅くまで開いています。
チムサーチョイのプロムナードからも近いので、「雨で夜景観光を早めに切り上げちゃった」なんてときに、ぜひフラッと立ち寄ってみてくださいね。
香港科学館
住所:九龍尖沙咀東部科学館道2号2732-3232
開館時間:13時~21時(平日)、10時〜21時(土日祝)
休館日:木曜休館
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