Published on 09.08.27

【旅モノ32】夏の旅行中でもガーデニングの植物に給水してくれる「水やり当番」

【今週の旅モノ】自動給水器「水やり当番」（マルハチ産業、実売価格500円前後）

本体サイズ：106×30×30ミリ、ホース/約80ミリ

■商品の特徴
◉不在時の植物の水やりに
◉ホースを水が入ったバケツやペットボトルにさして植物に継続的に給水
◉緑のホースと素焼きの本体が植物と調和するデザイン

旅行のときの悩み、それは花の水やり！

たいが（息子）：おかーさん、きょうもベランダのおはなにおみずあげたよー。きょうもきれいにさいてるよ！

ひまわり（母）：うわぁ、ありがとう！　夏休みの約束、毎日がんばって守っているわね。

た：ぼくがおみずあげているから、まいにちおはながイキイキしているんだよ！！

ひ：そうね。本当に助かるわ。

た：でもさー、りょこうにいくんでしょ？　そのあいだ、おはなのおみずはどうするの？？

ひ：そうなのよね。毎回困ってしまうんだけれど。いつもは使わなくなった布をヒモ状に裂いてバケツにくんだお水から植物の鉢までたらしておくんだけれど・・・。

た：そんなのでだいじょうぶなの？

ひ：たいてい大丈夫なんだけど、以前しおれていたことがあって心配なのよね。もう少しきちんと給水できるといいんだけど。

乾太郎（父）：ねぇ、おかあさん、ちょっといいものを見つけたから今回はコレを試してみようよ。

ひ：「水やり当番」？　わかりやすいネーミングね（笑）。

乾：細い管の中を水が上昇していくという「毛細管現象」を利用して自動的に植物に水やりをしようという商品なんだ。

原理はわが家がいつも不在時にやっていることとまったく一緒なんだけれど、管が太いから十分な量給水できそうかな、と思って。見た目もいいし（笑）。

ひ：なるほど、さっそく試してみましょう！

見た目も調和するホースデザイン

ひ：つくりとしては、吸水用のホースの先に素焼きの本体がついていて、本体を土に差し込んでおくと素焼き部分から水がにじみ出る、というものね。

乾：使う前にまず準備が必要なんだね。本体からホースのついたキャップを外して、水の入った容器に本体と吸水ホースを10分ほどひたす、と。

その後、キャップから水道で水を通し、下から水が流れることを確認する。

ん、これはちょっとムズカシイなぁ。イラストのようにたらたらと水がたれてこないけれど。しょうがない、ひとまず管が通っていることを確認するために、ホースの先から息を吹き込んでみよう。ふーっ！　あ、しっかりなかは通っているね。

最後に本体のタンク部分に呼び水を入れた上で本体とキャップをしっかりセットする。あとは、水の入ったバケツやペットボトルにホースをたらし、本体の素焼き部分を鉢にさせばオーケーだね。

ひ：では、テスト的に今の時期毎日どんどん花を咲かせるペチュニアと、もう少しできれいな花を咲かせてくれそうなペンタスの鉢にさしてみようかな。どちらも5号鉢（直径約15センチ）よ。

乾：よーし、水やり当番セットオーケー。

ひ：じゃぁ、もとの位置に鉢を置いて、と。これで数日様子を見てみましょう。

（翌朝）

ひ：一晩経ったけれど、どちらもとても元気ね。問題なさそうだわ。あら？　でもペンタスの鉢の下が水浸しね・・・。

乾：あぁ、やっぱりね。ちょっと危惧してはいたんだけど。この装置、本体側でとくに水量を調節したりするようなところはないだろう？

となると、水量を調節する大きな要素は「鉢」と「水」の「位置関係」なんだ。「水」が高い位置にあればより多く供給されることになるね。

わが家の場合、ペチュニアは水とほぼ同じ高さにおいていたから給水されすぎることはなかったようだけど、水より下の位置に鉢があったペンタスは給水されすぎてしまったんだね。

ひ：なるほどね。それは試してみないとわからなかったことね。ペンタスは加湿は禁物だから水の位置に注意してみるわ。では、これで数日様子を見てみましょう。

（翌朝）

ひ：昨日も暑かったわねー。今朝はどうかな？　うわぁ、さすがに暑さにやられてなにもしていなかったメランポジュームの鉢は元気がなくなっているけれど、水やり当番をさしておいたペチュニアの鉢は元気いっぱいね！

乾：ほんとだ。バケツの水もかなり減っていて、確実に水やりがされていることがわかるね。

ひ：このぶんなら大きめの鉢でも大丈夫かもね。直径約27センチの9号鉢のキンギョソウに1本さしてみることにするわ。

（数日後）

ひ：カクタスが無事キレイな花を咲かせてくれたわ！　ペチュニアもどんどん花をつけてくれてまったく問題なさそうよ。

9号鉢のキンギョソウも、水を少し高い位置に置いておいたせいか、十分に給水されてイキイキしているわ。

キンギョソウは日当たりがよすぎるせいかこれまでは毎日たくさん水やりしていたんだけれど、これなら1個さしておけば十分そうよ。

乾：それはよかった。安心して旅行に出られそうだね。くれぐれも水の位置と鉢の位置を考えながら、事前に試して給水量が十分かを確認しておくことをオススメするね。

いやぁ、それにしてもボクの旅行前の仕事が減って助かったよ。

ひ：ははは、そうね、毎回旅行前にバケツから鉢に布をはわせるのはおとうさんの仕事になっていたものね（笑）。

た：ボクのしごともへってうれしいなぁ～。

乾：おいおい、これはあくあまでも外出中の対策だから、旅行から戻ってきたらこれまで通りたいがに水やりをしてもらうよ。

た：ちぇっ。まぁ、まいにちかわいいおはなをみるのはたのしみだからがんばるよ！　おはなさん、ボクがいないあいだも、「水やり当番」でげんきにはなをさかせてね！

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■寸評
乾：★★★★★（星5つ）
水量の調節は慣れるまでちょっとムズカシイですが、数日様子を見ていて不在の間もじゅうぶん安心して使えそうだと思いました。ホースが緑で、植物に自然となじむのも違和感が少なくていいなぁ。
ひ：★★★★☆（星4つ）
お値段も手ごろで気に入りました！が、水と鉢の位置の調節は事前に数日試してみないとわからないので、我が家のように急に思い立って旅行に出るような家族にはムズカシイかも（笑）？
た：おはなさん、たいががもどってくるまでがんばって！
ふ：みずやりさん、がんばれー！！