Published on 09.08.28
【旅*流儀45】かならず渡さなきゃならない? 日本人には難しい「チップの相場」を考える
気づかぬうちに「ルール違反」!?
海外で日本と同様に行動してしまうと、文化やお国柄、国民性の違いなどから、じつはそれってマナー違反だった…なんてこともあります。
さて、ここ10年で大きく変化しているのは「喫煙環境」。
日本でも年々喫煙場所が限られてきて、愛煙家の人も肩身が狭い思いをしているかと思います。
「少しぐらいは…」という感じで、本当は禁煙エリアなのに吸っている人や、歩きたばこ、さらにはポイ捨てなど、まだまだ多いような気がします。
昔は、飛行機にも喫煙席があり、機内でタバコを吸えました。
しかし、いまでは全席禁煙。化粧室でも、隠れて吸うと警報機が鳴り、国によっては逮捕されて罰金などの処罰もあります。
空港でも喫煙場所は限られているので、機内で何時間も過ごす前に最後の一服をしたい人は、事前に調べておくといいかもしれません(搭乗口の手前付近にあることが多いですが)。
アメリカで喫煙する人は細心の注意を払って
ハワイでは屋外とはいえ、ほとんどのホテルのラナイ(バルコニー)でも禁煙です。
06年11月に施行された「新禁煙法 Healthy Air & Workplaces. Law」により、公共の場で喫煙するには喫煙エリアを利用することがルール化されました。
この法律では、ホテルの2割の客室まで喫煙ルームを設けていいことになっていますが、これを受けて、全室禁煙、もしくは全館禁煙に踏み切るホテルも多数出ています。
【関連くちこみ】「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」の喫煙事情
最近ハワイを旅行した際、ホテル内のレストランの入り口(外でしたが)に置いてある灰皿周辺で、タバコを吸っている日本人を見かけたことがありました。
これは、そこで吸っていいというのではなく「レストラン内はもちろん禁煙なので、万一吸っている人は消してください!」という意味の灰皿。
日本では「ちょっとした出来心」という感覚がありますが、海外ではまったく通用しないので注意が必要です。
日本人にはムズカシイ「チップ」の相場感覚
つぎに、チップ。
日本ではチップの習慣がないのでムズカシイと思いますが、国内で旅館に行くと仲居さんに「心付け」を渡す人もいると思うので、その感覚でいいのではないでしょうか?
カンタンなところで言うと「枕銭」。シーツの交換、ゴミ、タオルの交換、お掃除などもしてくださることに対してのチップです。
もちろん、日本と同様チップの習慣のない国もありますし、国によって相場金額は異なります。まずは、旅先でチップが必要なのかを調べてみてください。
国によっては、メイドやベルボーイ、ウェイトレス、ウェイターなどは、基本給のほかに、お客からもらうチップで生活しています。ケチらず、サービスに見合ったチップを渡しましょう。
ちなみにアメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)では、基本は1ドル×人数。
また、部屋を非常に汚してしまった、ゴミが大量にあるなどという場合は、あとは気持ですが、少し多めに置きます。
ホテルに到着した際に、ベルボーイがまず荷物を運んでくれることが多いと思いますが、これも荷物の量によって金額を考えましょう。
大きなスーツケースが3、4個あるのに、渡すのは1ドルだけとはいかがなものでしょうか?
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レストランでは、飲食代金の15パーセント前後をチップとして渡すことが多いと思いますが、レストランについては、サービスの内容によって多少料金を変えます。
非常に親切にしていただき、料理もオイシく、満足した食事ができれば多少多めに。反対に不満ばかりが残るような食事であれば、最低額しか渡さないときもあります。
以前、ハワイのレストランで、まずドリンクがなかなか出てこず、その後のメインディッシュも、こちらの了承も得ずに勝手に大きいサイズにされてしまったことがあります(当然料金は高い)。
また、サイドディッシュも注文したものとは違い、その旨ウェイトレスに話すと、謝って快く交換してくれるのではなく「シェフに聞いてくる」と。
料理自体はオイシかったのですが、なんとも後味が悪く、このときはさすがにチップを減らしました。
レストランによっては、支払い金額にすでにサービス料が加算されていることもあるので、伝票はキチンと見ましょうね。
「旅の恥はかき捨て」という言葉もありますが、いまや昔の話。
スマートに旅行ができれば、いい思い出が残り「また来年行こうね!」となりますよ。
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