Published on 09.09.19
【台湾日和24】やっぱりパンダは大人気!台北中心地から電車で30分の「台北市立動物園」に行こう
自然に近い環境で動物を公開
今回ご紹介する「台北市立動物園」は、アジアでも最大規模を誇る動物園。
総面積は165万平米と、日本最大級のズーラシアの約3倍、上野動物園の約12倍もあります。
「動物たちを自然に近い環境で」という動物園のコンセプトどおり、そのうち65万平米が自然そのままの姿を留めています。
【関連くちこみ】悠々カードを利用して「台北市立動物園」へ
アクセス方法は、MRT「木柵線」終点の「動物園駅」下車徒歩4分。台北市街地からは、30分程度かかります。
ベビーカーは、入り口付近のサービスセンターにて貸し出しあり(レンタル料は30元ですが、デポジットとして500元必要。返却時に返してもらえます)。
動物の展示スペースも広い!
園内には457種類の動物が飼育されているそうですが、それぞれの動物たちが過ごすスペースもとても広い! 「どこに動物がいるの?」なんてこともしばしば。
そのぶん、見つけたときには子どもと一緒になって喜びました。
なかでも、娘がガラスの壁に張りついて離れなかったのがライオン。
岩陰で悠々と遠くを見つめるライオン。王者の品格があり、あまりに凛々しい顔立ちに鳥肌が立ったほど。
人気者はやっぱりパンダ!
09年1月には、中国から2頭のパンダが寄贈されました。
「團團 トゥアントゥアン」「圓圓 ユエンユエン」と名付けられましたが、来台前にはこの名前が論議を呼ぶことに。
「團圓」は一家団欒を意味する言葉ですが、「親中の意味が含まれているのではないか」というのが問題の発端。子どもたちにパンダを見にいかないように呼びかける政治家まで出てくる始末。
これに対し馬総統は、「パンダはワシントン条約に定められた保護動物であり、今回のパンダ来台の意義は、台湾の保護飼育レベルが国際基準に達したことを意味するもの。政治化するべきではない」とコメント。
どこへいっても中国との問題が絡んでくるのが台湾、と改めて考えさせられるできごとでした。
そんなパンダが飼育されているのは特別展示館。1年中エアコンで温度と湿度が保たれています。
入園の際、パンダ館の観賞整理券をもらいますが、そこに書かれた時間は10分間で、実際にパンダを見られる時間は5分間。
整理券のおかげで待ち時間は少ないものの、やっぱりパンダは大人気! ようやくパンダが見える位置まで来ても、落ち着いて見るのは困難。
「止まらないで、止まらないで。歩き続けてくださいねー」とスタッフが引っ切りなしに催促するので、子どもを抱きかかえて「これがパンダよ」と言うヒマもありません。
けっきょくパンダを見ることができたのは30秒くらいで、本当にひと目しか見ることができませんでした。
コアラやペンギン、シマウマも
パンダのほかにも、ムシャムシャと葉っぱを食べるコアラ、岩を駆け上がる鹿、ノミとりをする猿。動物たちの自然な姿に驚いたり、笑ったり。見れば見るほど、もっといろんな動物を見てみたくなりました。
しかし、わが家が訪れたのは5月。すでに夏の気配を感じる暑さで、午前中の活動だけでもけっこう疲れます。
けっきょく、園の3分の1程度しか回ることができませんでした。ゾウやキリン、夜行性動物館や昆虫館、動物のパフォーマンスが見られる子ども劇場もみることができず。
また、動物図書館や博物館などの教育施設もあり、そこでは動物の生態を学ぶこともできるそうなので、子供がもう少し大きくなったら一緒に行ってみたいと思いました。
きっと何度でも行きたくなる、台北市立動物園。
訪れる際には、時間と体力をたっぷり用意していくことをオススメします。
台北市立動物園
住所:台北市文山区新光路二段30号
電話番号:02-2938-2300
開園時間:9時〜17時(発券および入園は16時まで)
休園日:旧正月の大晦日
入園料:大人/60元、6〜12才/30元
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