Published on 09.09.02
【オーストラリア】3ヵ月以内の旅行に必須の電子ビザ「イータス ETAS」取得法と、入国時の検疫&税関の注意点
【ETA】3ヵ月以下の旅行はETAが必須
08年1月、4才の息子と訪れた夏のオーストラリア。
今回は、オーストラリアへ旅行する際必要となる「ビザ」と、「入国時の注意点」についてわが家の体験を交えて説明します。
まず、オーストラリアへ行く際には、たとえ1日の滞在であってもビザが必要になります。
3ヵ月以内の滞在であれば、わざわざ大使館へ出向く必要はなく、電子入国認可システム「イータス ETAS」(Electronic Travel Authority)で申請すればオーケー。
電子入国認可システムは、パスポートなどにシールやスタンプなどを押すのではなく、コンピュータで情報を管理するというもの。
このETAS、申請方法は2通りあります。
まず、旅行会社に代行申請してもらう方法。ただし、手数料も含め、ひとり5000〜6000円必要になります。
もうひとつは、ネットから自分で申請して20豪ドル(約1540円)ですませる方法。
日本のパスポートにはETASの申請資格があるので、「ETA」のサイトも日本語でくわしく申請方法が書かれています。
支払いもクレジットカードなので、その場ですべてすませることができます。
————————————
わが家の場合、JALのマイル特典と悟空運賃(格安航空券)での3世代旅行でしたが、JALが無料でETASを取ってくれました。
JALより専用用紙がファックスされたので(ファックスがない場合は郵送)、この用紙にパスポートのコピーと住所、氏名を記入し、JALへ返信。
数日で登録番号(PERMISSION REQUEST ID)が書かれたファックスが届いたので、それを空港へ持参すればオーケーでした。
この電子ビザの有効期限は、1年間。
09年1月12日からは、アメリカ(ハワイ含む)へ行く際にも電子ビザが必要になったので、忘れずに申請しましょう(こちらは申請&登録は無料)。
【関連くちこみ】アメリカの電子渡航認証システム「ESTA エスタ」
【検疫】オーストラリアの検疫は厳しい!
オーストラリアへ入国する際、荷物を受け取ったあと、再度X線検査がありました。
オーストラリアの検疫は厳しく、完全密封していない肉類はもちろん、卵製品も持ち込みも不可。
よって、ふりかけの「のりたま」やマヨネーズも卵を使っているのでダメなんです。
————————————
友人が下駄を没収された(持ち込み不可)という話を聞き、ビックリ!
オーストラリアでコンサートに参加するため、浴衣&下駄を持ち込んだのですが、下駄に虫食いのような穴があったために持ち込みができなかったと思われます。
理由は、以下のような規定があるから……?
「生きている動物」……犬・猫以外のペットは連れていけません。
————————————
いずれにしても、土が付着した靴やペットフード、漢方生薬、玄米など持ち込めない物に関する細かい規定があるので、オーストラリア大使館サイトの「オーストラリア検疫検査局」ページを確認しておくほうが無難です。
【税関】持ち込んだタバコの税金は驚くほど高い!
食べ物の持込はなかったので、安心していたわが家が引っかかったのが「タバコ」!!
オーストラリア入国時の免税範囲は、18才以上の大人ひとり当たり紙巻タバコ250本まで。
確認していなかったわが家は、大人がそれぞれ2カートン(タバコ1箱/20本×10箱×2=400本)×4人=8カートン(1600本)を持込んでいました。
すると、課税金を支払うカウンターへ連れて行かれ、「4カートンオーバーしてるからそのぶんを支払え」と、PCをカチャカチャ。
「はい、218豪ドル(約2万1800円、当時レート1豪ドル=100円)」。
大人4人なので、250本×4=1000本、つまり5カートンは持ち込みオーケーなはずなので「3カートンオーバーでしょ?!」と、反論するも「違う」と。
長々説明してくれたけど、よくわからず……
免税で1カートン2000円で買ったタバコに対して、さらに1カートン5450円支払うなんて、バカバカしい!!
しかも、係員は軽く「ベストプライス」などと言うではないか〜!
オーストラリア国内でタバコを購入すると、1箱12豪ドル程度(約930円)と高いから、1カートンで120豪ドル×4カートン(約3万7000円)と考えると「すごく安い!」という意味なんだろうけど……
……いりませんから。
「没収でけっこうです」と、タバコ4カートンは置いて入国しました……
ちなみに、次回のタバコ増税では1箱30本が約20豪ドルになるそうです。
2000円×4カートン(8000円)をドブに捨てたようなものだけど、凡ミスした自分の責任なので勉強代と思うしかないです。
ちなみに、帰りの免税店では日本のタバコが1カートン4000円でした……
国によって免税範囲は違うので、わが家のようにならないためにも確認しておきましょう。
海外旅行を便利にするサービス PR
・格安ツアーと航空券なら「H.I.S.」
・JALマイラーなら「JALパック」
・格安ツアーは「ABロード」で検索
・空席のみ検索して即予約「トルノス」
・ポイントもバッチリ「楽天トラベル」
・エアアジアは「Expedia」で予約
・定番の予約サイト「エクスペディア」
・プチホテルも網羅「Booking.com」
・アジアのホテルに強い「agoda」
・海外OPツアー予約の定番「Alan1」
・ハワイに強い「ダラーレンタカー」
・家族特約つきなら「JCBゴールド」
・子供専門英会話「リップルキッズ」