【旅モノ33】飛行機での移動の際、耳痛を和らげてくれるハイテク耳栓「イヤープレーン」

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【今週の旅モノ】「イヤープレーン Ear Planes」（ウェステンド、892円）

サイズ：長さ28×幅8ミリ、約1グラム（片耳あたり）

■商品の特徴

飛行機は大好きだけど…

乾太郎（父）：いよいよ旅行も目前！　たいが、ふたば、大空がボクたちを呼んでいるよー（興奮）！

たいが（息子）：やったー、ひこうきだいすき！　はやくのりたいよ～。しゃしんもとるぞ！

ふたば（娘）：ひっこうき、ひっこうき！

ひまわり（母）：ふふふ、みんな盛り上がっているわね（笑）。おかあさんも飛行機は大好き！　でも、ひとつだけユウウツなことがあるのよね・・・。

乾：あれれ、いったいどうしたんだい？

ひ：以前はそんなに気にならなかったんだけど、ここ数年離着陸時の耳痛がひどくて・・・。

乾：あぁ、そういえば前回上海に行ったときも離陸と着陸のたびに「耳が痛い」と言っていたね。

ひ：そうなの。ここ4～5年、痛みの大小はあるもののかならず痛くなってしまうのよ。おまけに閉塞感がなかなか解消できなかったり。アメをなめるなど対策は講じているんだけれど、完全には防げなくて困っているのよね。

乾：なるほど、それは軽度の「航空性中耳炎」だね。ひどくなると鼓膜切開が必要になることもあるから注意しないと。

ひ：せ、せ、切開！？

乾：そういえば会社の同僚で、飛行機での移動の際に「耳痛を和らげる耳栓」というのをしているヤツがいるんだ。商品名を教えてもらって注文してみるよ。

ひ：ありがとう、助かるわ！

気圧調整機能のある耳栓

乾：おかあさん、例の耳栓が到着したよ！

ひ：へぇ、これが耳痛を和らげてくれる耳栓？？

乾：「イヤープレーン」っていうんだ。気圧調整機能のある耳栓なんだよ。

ひ：あら、ギザギザしていてすごくおもしろいカタチ。これを耳にするの？

乾：そうなんだ。このギザギザ側を耳に入れるんだよ。本体は軟質シリコンでできているのでとても柔軟性がありソフトなんだ。

中心部分には米国で特許を取得している「多孔性特殊フィルター」というセラミックのフィルターが内蔵されているんだよ。急激な気圧の変化もこのフィルターによって穏やかに耳に伝わるようになるため耳痛が和らぐ、という仕組みなんだ。

ひ： へぇ、なんだか難しそうだけれど、これで耳痛がなくなるならうれしい！　搭乗が楽しみになってきたわ。

耳が痛くならなくてビックリ

（いよいよ旅行当日。機内で離陸を待つひまわり家）

乾：おかあさん、「イヤープレーン」は忘れずに持ってきた？

ひ：もちろんよ！　あっ、滑走路に向けて飛行機が動きだしたわね。そろそろ装着してみようっと。

乾：説明文を見るとただ押し込むだけではダメみたいだよ。耳の上部を軽く引き上げ耳穴を広げた状態で、イヤープレーンをネジのように回しながらぴったりと装着するんだって。

ひ：なるほど。耳の上部を引っ張るのね。よし、右耳はうまく装着できたわ。左も装着できたけど、なんだか違和感があるなぁ。これでいいのかな？？

乾：？※！＆＝＋％

ひ：えっ、なに？　ぜんぜん聞こえないんだけど。あ、「イヤープレーン」してるからか（片耳取り外す）。

乾：へぇ、隣でしゃべってるボクの声が聞こえないなんて、防音効果もあるんだね。

ひ：あれ、でもさっき機内のアナウンスは聞こえたわよ？

乾：小さな話し声はカットするけれど機内アナウンスが聞こえるとは、防音機能も十分。飛行中も安心だね。

ひ：おっと、間もなく離陸だわ！　きちんと装着しなくちゃ！

（無事離陸→水平飛行へ）

ひ：水平飛行に入ったし、もうイヤープレーンを外しても大丈夫そうね。

乾：どうだった？

ひ：ビックリ！　本当に痛くなかったわ。いつものように鼓膜がポコっ、と鳴ったりはするんだけれど、痛くないの。意識的に耳抜きしなくても閉塞感もないし。すごく不思議ね。

乾：へぇ、すごいね。

ひ：ただ、違和感があった左耳は、装着方法がよくないのではなく、耳の穴の大きさとイヤープレーンの大きさが合っていない感じ。気圧変化による耳痛と違い、摩擦的な痛みが残ったわ。

乾：耳の穴の大きさも若干個人差があるだろうからね。このイヤープレーンには子ども用もあるので、大人用ではサイズが大きいと感じる場合は子ども用を試すといいそうだよ。

ひ：子ども用もあるの？　それはいいわね！　以前、香港から帰国する機内で着陸態勢に入った途端にたいがとふたばが泣き出したこと、覚えてる？

たいがなんて「耳が痛い、耳取って！」なんて言いながら泣いていたのよね。ふたばなんてまだ赤ちゃんだったからただただ泣くばかりで。いま思い出しても切ないわ（涙）。

子ども連れの海外旅行も回数を重ね慣れてきたところで、ワタシ達もすっかり気が緩んでいたのよね。アメも飲み物も用意してなくてこんな失敗に。

あれ以来、「初心忘れるべからず」で、子どもの機内グッズの準備は怠らないようにしているけれど、子ども用のイヤープレーンがあれば準備が少しラクになるかしら？

乾：荷物の量としてはずいぶんラクになるね。でも、大人でも慣れない耳栓、なかにはイヤがるお子さんもいるかも。事前に試してみたほうがいいね。

ちなみに耳が痛くて「泣く」ことは、耳の通りをよくすることにつながるのでいいことだそうだよ。だからといって決して泣くことを推奨しているわけではないけれど（笑）。

ひ：へぇ、それは知らなかったわ。

乾：それと、離陸時（上昇時）より、着陸時（下降時）のほうが耳痛が出やすいそうだよ。おかあさんも着陸時にイヤープレーンを装着することを忘れないようにね。

（着陸に向け、シートベルト着用サイン）

ひ：さぁ、たいが、ふたば、アメをなめてね。そして私はイヤープレーンを装着ね！

（無事着陸）

ひ：あぁ、無事到着！　着陸時は離陸時より少し違和感があったけれど、ほとんど痛くなかったわ。これで耳痛のユウウツから開放されそうよ。頼もしい旅の相棒として大切に長く使っていこうっと。

乾：おっと、このイヤープレーンは内部の「多孔性特殊フィルター」にホコリや汚れ、水分などが詰まると効力が減少してしまうので、1ペアあたり1往復の利用を目安に新品に交換することが推奨されているので注意してね。

ひ：えっ、イヤープレーンって使い捨てなの！？　しっかりした造りだから、てっきり繰り返し使えるものだと思っていたわ。注意しないと。

乾：イヤープレーンはとっても頼りになるけれど、あくまでも気圧調整を助けてくれる道具。航空性中耳炎の症状は体調を崩していると出やすいので、一番大切なのは健康管理だよ。

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など、耳鼻咽喉系の疾患がある場合は事前に耳鼻科を受診し適切な薬を処方してもらう。それ以外の場合でも睡眠を十分とるなど疲れを残さないことが大切だよ。

万一症状が回復しない場合は、速やかに耳鼻科を受診することを忘れずにね。

ひ：ついつい子どもの心配ばかりで自分のことが後回しになりがちだけれど、自分の身体の健康にも注意を払わないとみんなで旅行を楽しめないわね！

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