Published on 09.09.17

【旅モノ35】太陽光充電器「ソーラー・チャージ・エコ2」があれば、旅先でケータイを充電できる？

【今週の旅モノ】「ソーラー・チャージ・エコ2」（StrapyaNext、1980円）

サイズ：56×36×13.5ミリ　重さ：30グラム

■商品の特徴
◉太陽光で6～12時間充電しておけばケータイにいつでも充電可能
◉最長通話時間は75分。繰り返し500回充電可能
◉悪天候の際はAC充電器からも充電可能

うっかり電池切れ…をなんとかしたい！

乾太郎（父）：ただいまー。ふーっ、今日も疲れたなぁ。

たいが（息子）・ふたば（娘）：あっ、おとーさん、おかえりー！今日はお仕事早かったね。

ひまわり（母）：あれっ、今日早かったの？　「これから会社出る」の電話がなかったから、まだおとうさんの夕飯用意してないわよ（汗）。

乾：おいおい、ボクは何度も電話したよ。おかーさんのケータイ、電源入ってる　？ぜーんぜんつながらないんだけど（怒）。

ひ：失礼しちゃうわね！　もちろん電源入ってるわよ（と、自分のケータイを見る）、あっ、バッテリ切れで電源落ちてるー！　ごめーん・・・。

乾：ほーらね。おかーさんのケータイ、よくバッテリ切れで電源落ちてることあるからさ、注意してよね。

ひ：はい・・・、とほほ。バッテリのインジケータがひとつ減ったところで「あ、充電しなきゃ」って思うんだけど、ついつい忘れちゃって。気が付くと電源落ちてるのよね、ははは。

乾：まぁ、「注意して」と言われても困っちゃうと思うからさ、強力な助っ人を用意したよ。はい、これ使ってみて。

ひ：「超小型ソーラー充電ストラップ Solar charge eco2」？　ソーラー充電ってことは、太陽光で充電できるってこと？

乾：そうなんだ。この「Solar charge eco2」にあらかじめ太陽光で充電しておけば、ケータイのバッテリにいつでもどこでも手軽に「Solar charge eco2」から充電できる、というわけさ。

ひ：へぇ、すごい！　ケータイ自体にソーラーパネルが搭載された商品も登場しているけれど、これならどんなケータイでも太陽光充電ができるようになるわけね。

とってもエコロジカルなうえ、いつでもどこでも充電できるなんて、自然を愛するうっかりモノのワタシにはピッタリね！　さっそく明日太陽光で試してみるわ！

乾：「自然を愛するうっかりモノ」って、相変わらずおかーさんのコメントはよくわからないけど（汗）、とにかくチェックしてみよう！

直射日光下で充電してみたところ…

（翌朝）

ひ：わぁ、いいお天気！　絶好の充電日和ね。「Solar charge eco2」、実際に持ってみると思ったより小さくて軽いわね。

乾：大きさは携帯電話の1/2くらい、重さは30グラム。うーん、まぁ、ケータイのストラップとするにはちょっと大きい気もするけれど、面積が小さいと効率よく充電もできないし、大きさとしては許容範囲かな。

ひ：あ、なるほど、ケータイストラップとして使えるようになっているのね。でも、ストラップとしてケータイに取りつけていたら、充電するときはケータイも太陽光の下に置いておかなきゃいけなくなっちゃうじゃない？

乾：心配ご無用。金具からカンタンに外せるようになっているので、充電のときはケータイから外して置いておけるわけさ。

ひ：へぇ、それは便利ね。ところで、肝心の充電はどれくらいの時間でできるの？

乾：説明書によると晴天下で6時間～12時間とのことだよ。

ひ：やはりけっこうかかるのね。ちょうど今日はいいお天気だから、さっそく太陽光で充電してみましょう。えーと、この日当たりのよい窓辺に置いたらいいわね。

乾：ガラスを通しての充電は充電効率が下がってしまうそうだから、直接屋外に置いたほうがいいようだよ。

ひ：なるほど。ではベランダの日当たりのよいところに置いておくわ。

乾：できるだけ太陽光に直角照射するのがいいそうだよ。充電をはじめるとサイドの赤いLEDが点灯し、充電が完了するとLEDが消灯するんだって。

ひ：では、このヘンに、と。よし、LEDもばっちり点灯してるわね。

乾：なかなかよさそうだね。でも置いていることを忘れて雨にあたらないように注意してね。

ひ：確かに外に置き忘れてしまいそう！　忘れっぽいワタシは注意しないと。

乾：では、この状態で6～12時間様子を見てみよう。

（6時間後）

ひ：まだLEDが点灯したままね。

乾：充電が完了していないようだけど、陽が傾いてきちゃったので続きは明日にしようか。

（翌日6時間照射後）

ひ：昨日からの合計照射時間が12時間になったけれど、まだLEDは点灯したままね。

乾：うーん、二日ともけっこういいお天気だったけれど照射場所がよくなかったかな？　念のため明日も充電してみようか。

（さらに翌日4時間照射）

乾：南向きのベランダの日当たりバツグンのところで合計16時間照射したけれど、LEDは消灯しないね。うーん、何が悪かったのかな？

ひ：満充電にはなっていないようだけれど、ちょうど私のケータイのバッテリメータがひとつ減って2つになっているので、携帯に充電できるか試してみましょうよ。

乾：携帯に接続と。おっ、携帯の充電ランプが点灯して充電がはじまったよ！

ひ：すごい！　本当に充電できるのね。説明書によると、40分～60分で携帯への充電が完了するようよ。しばらく様子を見ましょう。

（20分経過）

ひ：あれ？　携帯の充電中ランプが消えてる。満充電のメロディは鳴らなかったけれど・・・。満充電にはならなかったようだけどバッテリメータは3つ点灯しているわ。

乾：いちおう充電はされているようだね。

（その後、待ちうけ状態で2時間経過）

ひ：あれ？　もうバッテリメータが2つになっちゃった。うーん、イマイチね。ガッカリ・・・。

AC電源からも充電できる!?

乾：まぁ、そうガッカリしないで。この「Solar charge eco2」はAC電源からも充電できるんだ。太陽光充電は効果がわかりにくかったけれど、AC電源からの充電なら効果が測りやすいんじゃないかな？ためしてみようよ。

ひ：それは便利ね。ではさっそくAC電源につないでみるわ。

乾：AC電源からなら約1.5時間で充電が完了するよ。LEDが消灯するまで充電してみよう。

（約2時間後）

ひ：あれ？　まだLEDが消灯しないよ。ただ、接続当初よりは明るさが弱くなっているので、これが消灯状態なのかな？

乾：うーん、確かにLEDの明るさは先ほどと違うね。規定の時間も過ぎているし、携帯に充電してみようか。

ひ：そうね。ではふたたびバッテリメータ2つ点灯の状態から携帯電話に接続よ。

（約20分後）

ひ：あれれ？　やはりもう携帯の充電中ランプが消えてる。バッテリメータは3つ点灯にはなっているわね。

乾：今回も満充電にはなっていないようだけど。まぁ、そのまま様子を見てみようか。

（約2時間後）

ひ：あらら、またバッテリメータ2つになってしまった・・・。「通話で最長75分」と記載されていたから、待ちうけだけならもっと長く持つかと思ったんだけど。

乾：あいにく期待するような効果は見られなかったようだね。

ひ：まぁ、旅行先などは別として、日常生活であれば2時間程度待ちうけができればかなり助かるかしらね。

乾：そうだね。旅行の場合、日数によってはこれだけでは不安が残るね。天気にも左右されてしまうし、ほかの充電手段も用意しておいたほうがよさそうだね。

ひ：そうね。軽くて小さいので持ち歩くのは苦にならないから、「急場をしのぐ」ぐらいの感覚で持っているといいわね。

乾：直角照射はムズカシイけれど、付属のボールチェーンを使ってカバンにつけて日光にあてるように持ち歩くのもいいかもね。

ひ：せっかくだし、ひとまず晴れていたらベランダに出しておくことにするわ。

た：おかーさん、てんきよほうで「きょうはゆうがたからあめ」っていってたよ！

ひ：きゃー、雨は故障の原因！　てきとうにベランダに出しておくのはキケンね。これからは天気予報に敏感になりそうだわ（笑）。

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■寸評
乾：★★★★☆（星4つ）
ちょっと過度に期待してしまったかな？という感じですが、イザというときには役に立ってくれると思います。もう少し満充電の状態がわかりやすいといいなぁ、と思いました。
ひ：★★★☆☆（星3つ）
コンセプトはとてもいいと思います。が、全体的にちょっぴり期待ハズレでした（ごめんなさい）。とはいいつつ、バッテリ切れで肝心な時に電話できなかった経験を何度も持つワタシは、カバンにつけて毎日持ち歩いています。なかなか出番はありませんが、少し心強いです。
た：おかーさんの代わりにてんきよほうをよーくチェックしてあげなくちゃ！
ふ：おひさまってすごい！