Published on 09.09.06
【オランダ*04】無料貸し自転車と園内美術館が魅力!オランダ最大の国立公園「デ・ホーヘ・フェルウェ」に行こう
豊かな自然が魅力のオランダ最大の国立公園
私のオランダでのオススメ子連れスポットは、「国立公園デ・ホーヘ・フェルウェ De Hoge Veluwe」とその敷地内にある「クレラー・ミュラー美術館 Kroller-Muller Museum」。
5500ヘクタール(東京ドーム約1177個分)と、オランダ最大のこの公園には、鹿やムース(ヘラジカ)、イノシシ、めずらしい野鳥などが生息し、森林、湖、砂丘、サバンナなど場所によってさまざまな風景も楽しめます。
ヘルダーラント州のエーデ Edeという場所にあるこの公園、アクセス方法はレンタカーが一番便利。
電車の場合は、アムステルダムから電車で約1時間の「アーネム Arnhem」駅か 「エーデ・ワーゲニンゲン Ede-Wateringen」駅までいくと、そこからバスが出ています。
時期により開園時間が異なるので注意
月によって開園時間が異なるので、事前にチェックしていったほうがいいでしょう。
09年6〜7月が朝8時から夜10時までともっとも長く開園しており、1〜3月、11〜12月は朝9時から18時までですが、この季節は夕方16時にはもう真っ暗です!
いくつかある入り口で入場料を払って中に入ると、木がうっそうと茂り、どこからともなく鳥の声も聞こえてきて、まるで避暑地に来たかのよう。
この公園でおもしろいのは、無料の貸し自転車のシステム。
美術館前や休憩所など数ヵ所に白い自転車が駐輪されており、公園利用者は勝手に乗って、どの自転車駐車場に乗り捨ててもオーケー。
時間制限もなければ、カギもついていません。座席の高さは調節できて、数は少ないですが、子供用サイズの自転車もあります。
ただ気をつけなければいけないのは、ブレーキはハンドルではなく「ペダル」だということ。ペダルを後ろに踏むと止まる仕組みです。
慣れるまではなかなか思い通りに動かすことができず、四苦八苦することもありますが、自転車で木々の間を駆け抜けるのは爽快です。
「クレラー・ミュラー美術館」へ
公園内にある「クレラー・ミュラー美術館」には、ゴッホの「夜のカフェテラス」をはじめ、ピカソやゴーギャン、モンドリアンなど有名な芸術家の作品が並びます。
オランダ出身の画家、フィンセント・ファン・ゴッホの作品数は、アムステルダムの「ゴッホ美術館」に次いで第2の多さを誇るとのこと。
館内は白を基調に天井から自然光を取り入れたモダンなデザインで、とても開放的な雰囲気です。トイレにはおむつ交換台もあり、小さな子供連れにはうれしいところ。
建物の裏に広がる敷地は、野外に彫刻が展示されています。自然のなかをのんびり散歩しながら芸術鑑賞でき、なんだかとてもゼイタクな気分。
「池になにか大きなものが浮かんでいる」と思ったらそれも作品だったり、よじ登っていい作品があったりと、子供も楽しんで芸術に触れることができます。
美術館内にもカフェがありますが、子連れにオススメなのは、そこからちょっと離れたところにあるビジターセンター広場のカフェ。
セルフサービス方式のカフェですが、晴れた日には外のテーブルがキモチいいです。
周りにはプレイグラウンドがあるので、ママたちがお茶をしている間も子供たちは退屈しません。また、ここのカフェ内もオムツ交換台のあるトイレがあります。
個人的にはかなり気に入っている子連れスポットではありますが、よっぽど美術館がお目当てではない限り、天気がいい日でないとおススメできませんので悪しからず……
国立公園デ・ホーヘ・フェルウェ
住所:Apeldoornseweg 250, 7351 TA Hoenderloo
電話:0900-4643835
入場料: 大人/7ユーロ、6〜12才/3.5ユーロ、6才以下は無料
*公園のみと美術館共通のチケットがあります。またクルマで入る場合、クルマの持ち込み料もかかります。
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