Published on 09.09.25
【旅*流儀49】ロンドン、パリ、N.Y.などにも直行便が就航予定!2010年に羽田空港に新国際ターミナルが誕生すると…?
2010年、羽田空港が大きく変わる
関東圏に住んでいる人なら、海外旅行は成田空港出発がキホンですよね。
1978年開港の成田空港が海外からの表玄関となった現在、羽田空港(東京国際空港)出発の国際線はあまり知られていません。
しかし、先日羽田空港に向かっていると、大規模なターミナルの工事が行われていました。
興味深々に調べてみると、新しい滑走路がつくられるのと同時に、なんと新しく国際線ターミナル(地上5階建て)も建設されているのだとか。
2010年、4本めとなる滑走路が完成すると、羽田空港はこれまでとはかなり使い勝手が違ってきます。
年間の発着能力が現在の1.3倍となり、国際線の中長距離の就航も可能に(深夜と早朝の時間帯限定)。 それに伴い、モノレールやリムジンバスも国際ターミナルに直結し、利便性も向上するというのです。
羽田空港・国際線の現状
羽田空港の国内線ターミナルが改装され、04年に第2ターミナルもオープンすると、直結する駅のない国際線ターミナルはまさに陸の孤島*のように見え、存在感は乏しい状況です。
*京浜急行やモノレールも国際線ターミナル駅もなく、国内線ターミナルからシャトルバスで移動しなければなりません。
しかし、 2010年に新しい滑走路が完成予定の羽田空港は、国際線の利用枠も大きく変わろうとしています。
かつては、国際関係上の事情からチャイナ・エアラインのみ羽田を利用していましたが、02年にはチャイナエアラインも成田に移管。
その後「金曜日は仕事のそのまま羽田に行き海外へ。月曜朝には出社できます!」とのキャッチフレーズのもと、近場のアジアやグアムなどへ深夜チャーター便が飛ぶようになりました。
09年現在では、韓国・ソウル(金浦)や上海(虹橋)、香港行きの定期チャーター便*が毎日28本離発着しています。
* JAL、ANA、大韓航空、アシアナ航空、中国東方航空、上海航空
10年に新滑走路がオープンすると、国際線の離発着枠は年間6万回を割り当てるのだとか(ということは、毎日約160本が離発着?!)。
また、08年5月には深夜と早朝に限り国際線の中距離、長距離の就航自由化が決定されたので、23時~6時の時間帯も有効に活用されるようになります。
現在のところ、深夜枠には、ロンドン(JL、BA毎日1便ずつ)、パリ(AF、JLかNH)、アムステルダム(KL、JL毎日1便ずつ)、ニューヨーク、ロサンゼルスを米系、日系どちらか1便ずつ就航予定。
また、ソウル、香港、上海、北京、台北便が新設もしくは増便される予定です。
ただ、先日JALがデルタ航空やアメリカン航空と提携交渉というニュースもあり、リストラに伴い国内線、国際線とも減便や廃止もあるので、この先、来年の羽田新国際線ターミナルのオープン時はどうなっているのでしょうか。
成田と羽田、どっちが使える?
さて、海外旅行において、成田と羽田、どちらが使い勝手がいいのでしょうか。
羽田空港は都心にあるものの、一般道を走るため渋滞するとわが家からは1時間かかります。
いっぽうの成田空港は、都心からは近くはありません。渋滞すれば都心まで2時間前後かかりますが、首都高さえスムーズにいけば1時間で行きます。
時間的には、じつは両者とも同じくらいなのです。
クルマで行くことを考えると、メリットがあるのは成田空港。旅行中にクルマを預けられる民間パーキングが多数あり、料金も安いのです(ガソリンや高速代はかかりますが)。
羽田空港が運営する駐車場の収容台数は現在1200台ですが、10年10月には2400台にまで拡張される予定。
いまのところ、空港までの距離や所要時間など使い勝手は、どっちもどっちといった感じです。
羽田の増便、深夜の離発着が実現することで、海外がより身近になることは確か。
来年のオープンを楽しみに見守っていきたいですね。
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