Published on 09.09.26
【台湾日和25】台北市「雙連」駅界隈で、ヘルシーな国民的スイーツ「豆花(豆腐花)」の名店をめぐる
台湾でスイーツといえば「豆花」
フルーツや豆をつかったデザートが多い台湾は、ヘルシー志向の女子から「スイーツ天国」と称されることもしばしば。
そんな台湾で、もっともポピュラーなスイーツといえば「豆花 トウファ」(豆腐花)。小さな子どもでも食べやすい豆花は、わが家でも定番のおやつです。
豆乳をにがりでゆるゆるに固めてつくるので、食感はきめ細やかなプリン、 味はプレーンな絹ごし豆腐のよう。これに砂糖を煮溶かしてつくったシロップをかけて食べます。
今回は、台北にある豆花の名店を紹介します。
台湾には数えきれないほどある豆花のお店ですが、有名店が集まるのはMRT「雙連」駅界隈。
最初にご紹介するのは、民生西路の路地でひそかにお店を開いている屋台。
この道40年のオーナーが毎日リヤカーを引いてやってきます。このお店の豆花をはじめて食べたとき「これまで食べてきた豆花はなんだったんだろう」とビックリしたほど。
ほんのり広がる豆の味、滑らかな舌触り。 いろんなところで食べましたが、ココの豆花は絶品。
ほどよく食感を残したくだいたピーナッツも香り高く、ブラウンシュガーを使ったシロップは昔ながらの味だそうで、夫も懐かしの味だと絶賛していました。
1杯25元(約70円)という低価格も、昔ながら。日本語は通じませんが、親日的でニコニコ対応してくれます。
台湾では無愛想な店員が多いので、こんな笑顔が嬉しかったりします。朝9時くらいにオープンし、売り切れ次第店じまいとなるので、早めの時間帯に行くことをオススメします。
豆花の屋台
場所:台北市民生西路178巷巷口
営業時間:9時〜売り切れ次第終了
アクセス:「雙連駅」1番出口を出て左手方向に直進。セブン-イレブンと時計屋の間の路地入口(徒歩約7分)
トッピングが決め手の「古早味豆花」
「古早味豆花 グーザオウェイ・ドゥホアー」は、日本のガイドブックやテレビ、ネットなどでもよく紹介されているお店。
メニューや商品紹介も日本語で書かれていて、日本人客の多さを物語っています。
夫いわく、ココの名物は豆花というよりトッピングなのだそう。オーダーしたのは「芋頭蓮子豆花」。タロイモの甘露煮とハスの実がトッピングされています。
食べてみると、豆花は他店とくらべてちょっと固め。「ふるるんっ」とした感じがあまりありません。
大豆の味がするのは好みですが、食感がいまいち。豆花というより豆腐に近い感じです。
しかし、トッピングはウワサどおり。6時間かけて煮込むというタロイモの甘露煮は人気の一品で、味もボリュームも大満足でした。
寧夏夜市のすぐ近くにあり、夜市でお腹を満たした人がさらにデザートを求めてやってくるので、お店は遅くまで賑わっています。
客席は多く、回転率も早いので、それほど待たされることはなさそうです。
古早味豆花
住所:台北市民生西路210号(寧夏路口)
電話:(02)2558-1800
営業時間:10時〜25時(週末は26時まで)
アクセス:雙連駅1番出口を出て左手方向に直進(徒歩約12分)
黒糖の甘みが楽しめる「豆花莊」
古早味豆花の斜め向かいにあるのが、「豆花莊 ドゥホワーズァン」。
タクシーの運転手情報によると、こちらも日本人観光客の多いお店だそう。お店の入り口が広く、入りやすい印象を受けました。
ここの豆花は、黒糖のシロップが甘くておいしい。
また、凍らせたシロップを機械で細かくして豆花に加えるそうで、最後まで味が変わらないのもうれしいです(たいていのお店ではただの氷を加えるので、味が薄まってしまいます)。
豆花の味は控えめですが、ふるるん感はバッチリ。大豆くさくないほうが好きな人にオススメします。
豆花莊
住所:台北市大同区寧夏路49号
電話:(02)2550-6898
営業時間:10時〜25時
アクセス:雙連駅2番出口を出て、右手方向に直進。コンビニHi-Lifeのある交差点を右折後すぐ(徒歩約11分)
「台湾冰楽園」
「台湾冰楽園 タイワンビンラーユエン」は、民生西路と承徳路の交差点近くにある、昭和チックなネオンが目を引くお店。
店内はダイヤル式の電話やラッパ型の蓄音機などのアンティーク小物がたくさんディスプレーされていて、レトロ感たっぷり。
黒板に書かれたメニューもカワイらしい。
オーダーしたのは「傳統豆花」。3種類のトッピングができますが、味がごちゃごちゃするのでピーナッツだけに。
しかし、こちらのシロップは甘さ控えめだったので、トッピングで甘みを加えた方がいいかもしれません。
また、メニューには「麻辣豆花」も。
「麻辣」とは舌がヒリヒリするくらい辛いことを意味する言葉で、台湾では鍋が有名です。辛いもの好きな人は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
台湾冰楽園
営業時間:12時〜24時
住所:台北市大同区承徳路二段98号
電話:(02)2557-6898
アクセス:雙連駅2番出口を出て、右手方向に直進。民生西路と承徳路の交差点を渡りきってから右折して少し歩く(徒歩約6分)
マンゴー味の豆花なら「騒豆花」
若者たちが集う「忠孝東路 ゾンシャオドンルー」の一角にある「騒豆花 サオ・ドゥホアー」は、夏季限定のマンゴー豆花が有名なお店です。
訪れたときには、小さな店内に日本人客が2組。みんなマンゴー豆花を食べていて、「なんで日本人はそんなにマンゴーが好きなの?」と聞く夫。
毎年、当たり前のようにマンゴーが食べられる台湾人にはきっとわからないでしょうね…
さて、そのマンゴー豆花のマンゴーは、品種を限定せず、その時季の旬のものを使っているそうです。やっぱり旬のものが一番おいしいですからね。
ただ、マンゴーが豆花より強すぎ。マンゴーはかき氷向き、というのが正直な感想です。
しかし、騒豆花というお店の名前がつけられたピーナッツ豆花には驚きました。
口に入れた瞬間、ふわっとべっこう飴のような香ばしい香りが広がったかと思うと、それが潔く消えて、後味スッキリ。こんなシロップははじめてです。
味が濃いのに甘ったるくない。これはぜひオススメしたい一品です。
豆花はシンプルなスイーツですが、お店によって少しずつ味が違います。ぜひ、自分好みの豆花を探してみてくださいね。
騒豆花
住所:台北市延吉街131巷26号
電話:(02)8771-8901
営業時間:12時30分〜22時30分
定休日:日曜
アクセス:MRT国父記念館駅1番出口を出て、前に見えるガラス張りの建物(テレビ局)に向かって直進。コンビニHi-Lifeのある通りを左折すると左手に見える
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