Published on 09.09.04

【オランダ＊02】観光での移動は「トラム」を賢く利用、日曜の買物は要注意…オランダ子連れ観光のコツ

直行便のJALかKLM利用がオススメ

日本からオランダへ行く場合、すべてアムステルダム郊外にあるオランダ最大の空港「スキポール空港 Schiphol Airport」を利用することとなります。

「スキポール空港」は、ヨーロッパのハブ空港のひとつなので、日本からのアクセスも便利です。
オススメの便は、やはり直行便があるJALと「KLMオランダ航空」。
いずれも午前中に日本を出て、オランダに着くのが午後なので、到着日もムダになりません。また、帰りもオランダ発が夕方なので、ゆっくり空港に向かうことができます。

もし日程に余裕があれば、アジア経由となりますが、機内サービスの充実した「シンガポール航空」や「キャセイパシフィック」を利用するのもいいかもしれません。

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無料でストップオーバーができるので、シンガポール、または香港＋オランダと、まったく違った2ヵ国を楽しめます。

空港からの移動は電車が便利

スキポール空港から首都「アムステルダム」の中心までは、電車で15分ほど。また、おもな都市にも直行の電車が出ています。

オランダ国内の移動は、主要都市を中心に見てまわるのであれば電車が便利。
切符を買うときには、1等車か2等車（2等車でも十分快適）、また往復か片道を選択します。往復だと片道にくらべかなり安くなるのですが、同日中のみ有効です（土日は2日間有効）。
乗るときに改札はなくそのまま乗れますが、駅員さんが抜き打ちでチェックに回って来たときに正しい切符を持っていないと、かなりの額の罰金が課せられます。

ちょっと郊外にも足を伸ばすのであれば、レンタカーがオススメ。

オランダは都市間を高速道路（無料）がつないでいるので、いったん高速に乗ってしまえば、あとは標識に従っていくだけです。

トラムを乗りこなして市内観光の足に

大きな都市では、路面電車「トラム」が活躍しています。

トラムや電車では、乗り降りする際に自分でドアの横にあるボタンを押してドアを開けます。知らずに開くのを待っていると、そのまま行ってしまうことも。
切符は乗車時に買うこともできますが、何回も乗るのであれば1日券を利用するか、回数券「ストリッペンカート Strippenkaart」（下の写真）を事前にスーパーや雑貨屋で購入しておくと便利です。

「ストリッペンカート」の使い方は、オランダの街はいくつかのゾーンにわかれているので、乗車時に移動するゾーンの数＋1のマス目にスタンプを押してもらいます。バス、トラムともに使用可で全国共通です。

日曜の買物は営業時間に要注意

おむつや離乳食は普通のスーパー、またはドラッグストアでカンタンに手に入りますが、少し専門的な薬などは「アポテイク Apotheek」と呼ばれる薬局でしか扱っていません。
気をつけなくてはいけないのは、営業時間。アポテイクとドラッグストアは平日は17時もしくは18時まで、日曜は定休日。いっぽうで月に一度、お店が開いている日曜日もあります*。
*週に1日（街によって曜日が異なります）、「買い物の夕べ」（Koopavond コープアーヴォント）という日があり、その日だけは閉店時間が遅くなります。たとえば、ある街のお店やスーパーは普段は18時閉店なのが、木曜は21時まで営業、といった具合。

「かき入れどきの日曜なのに閉めるなんて」とビックリしますが、これはキリスト教の「日曜は安息日」という考えから、また小さな個人商店を守るため休むことが義務づけられていて、営業するには役所の許可がいります。

スーパーや普通の商店も一部の大都市を除いては日曜は開いていなので、たとえば帰国直前におみやげを買おうとする場合、日曜なら要注意。

最後にオランダの病院事情ですが、日本とはかなり異なっています。

自分の住んでいる地域のかかりつけのホームドクターに登録をしておいて、なにかあればまずそこで診てもらい、さらなる治療や検査が必要な場合のみ、そこから専門医を紹介してもらうという仕組みです。

解熱剤などは、先述の薬局で手に入りますが、日本から海外旅行保険に加入していき、なにかあった場合にはその保険会社の提携先病院（アムステルダム）に駆け込めるようにしておいたほうが安心です。

KMLオランダ航空