Published on 09.10.08
【旅モノ38】荷物の増えた帰国の際に威力を発揮する「衣類圧縮パック」
【今週の旅モノ】「押すだけ!衣類圧縮パック」(東和産業、1000円前後)
サイズ:M/350×500ミリ、L/450×650ミリ、LL/550×700ミリ(各1枚入り)
◉手で押すだけでカンタンに衣類を圧縮
◉操作もラクで確実に閉まるスライダーファスナーを採用
◉袋表面は印刷を施し、裏面は透明になっているため、用途に応じて使いわけが可能
まずは衣服を圧縮
ひまわり(母):うぅぅぅぅ・・・・、うがーっ、もういやーっ(絶叫)!
たいが(息子):お、お、お、おかーさん・・・ど、ど、どしたの・・・?
乾太郎(夫):うわぁぁぁぁ、おかーさんが爆発モードだ・・・。みんな、しばらく近寄らないほうがいいぞ。タイヘンなことになるからな。こっちに火の粉が飛んでくるぞ・・・、って、あっ、ふたば、行っちゃダメだ!!
ふたば(娘):ねぇ、おかーさん、そんなおおきなこえだしちゃだめだよー。ふたば、おなかすいたな~。
ひ:うぐぐっ(怒り増幅)、もうっ、そこのバナナでも食べてなさいっ! こっちは旅行の荷造りでタイヘンなのよっ!
乾:まぁ、まぁ、おかーさん、ふたばに言ってもしょうがないから・・・。
ひ:はぁ? そもそもおとーさんが勝手なことばかり言っているからこうなるんじゃない!
急に「あさって盛岡のおばさんのところに泊まりに行くぞ!」って言い出したかと思ったら、ワタシが準備した着替えを見て「もっと暖かい支度でないとダメだ!」って文句つけて。
「確かに寒くて風邪でもひいたらタイヘン!」と、急いで暖かそうな服を用意したら、パンパンでカバンに入りゃしない。
なんとか子どもとワタシの服がおさまった、とホッとしたところに、「オレの着替えコレだから入れといて」って、ワタシに押し付けるし(怒)!!
そんなに急に言われても困るし、第一ワタシは荷造り係じゃありませんっ! もう荷造りなんてイヤーっ!!!
乾:ま、ま、そう言わずに、お願いしますよぉ・・・(汗)。あっ、そうだ、この秘密兵器を献上しますので・・・。
ひ:なぬ、コレが秘密兵器? 「押すだけ!衣類圧縮パック」。衣類圧縮パックといえば旅行便利グッズの超定番商品じゃない?
乾:そうそう。定番中の定番だけど、おかあさん使ったことあったっけ?
ひ:ん? そう言われればないわね。だって圧縮といったってどうせたかが知れているでしょ? しかもうちは暖かい地域に出かけることが多いから、いつもは薄手の衣類が多くて圧縮してもあまり意味がなさそうだし。
乾:今回はわが家にはめずらしく厚手の衣類を持参する旅だし、「たかが知れてる」と決め付けずに試してみなよ。
ひ:うーん、そうね。じゃぁ、その威力を確かめてみましょうか。
M、L、LLの3袋セット
ひ:このパッケージは「M」・「L」・「LL」の3種類の大きさの袋がセットになっているのね。
収納できるものの目安として、「M」はセーター・トレーナー・パジャマ・バスタオルなどが1~2枚、「L」はジャンパー1~2枚、「LL」は中わた入りジャンパー1~2枚だそうよ。
圧縮する衣類として、「子どもの半そでTシャツ2枚」、「子どものフリースジャンパー2枚」、「子どもの中綿入りのコート1枚」を用意してみたわ。
乾:さっそく試してみようよ。えーと、まずは今回の旅行に持って行くフリースジャンパーを圧縮してみようか。
「Lサイズ」の袋がちょうどよさそうだね。まずは「圧縮パックを開け、衣類を入れやすい状態に折りたたんで奥のほうに入れる」と。
袋の前面はカラープリントされているけれど、裏面は透明なので衣類の状態が見やすくて便利だね。
ひ:スーツケースを開けた途端に袋の中身が丸見え、というのも困るから、スーツケースなどにしまうときは中身が見えないようにカラープリントされている面を上にしてしまうといいみたい。
逆に、オフシーズンの服を圧縮してクローゼットなどにしまう時は、中身が見えたほうがわかりやすいので、裏の透明の面を上にしてしまうと便利そうよ。
乾:なるほど。さてフリースジャンパーを袋に入れてみたよ。これでどうだい?
ひ:「ファスナーから衣類を5センチ程度はなして入れる」とあるからちょうどいい感じだと思うわ。えーと、この状態でかさ高は何センチかしら?
乾:一番高いところで3.9センチだよ。では圧縮してみよう。
「ファスナーをしめ、ファスナーのほうから圧縮パックを巻いていき、圧縮パックがふくれあがったあと、押して空気を抜く」。さぁ、おかあさん、やってみて。
ひ:了解!
(丸めて圧縮)
あれ、たまってふくれた空気がなかなか抜けないなぁ?
乾:ん? あぁ、なるほど。ファスナーと反対側に空気抜きの穴があるんだけれど、いまの状態だと中に入れた衣類がその穴をふさいでしまっているんだ。
ファスナー側だけでなく、反対側も少しあけておいたほうがよさそうだよ。
ひ:では入れ直してみるわ。これでよしっ、と。
(再び丸めて圧縮)
あぁ、確かにこれならスムースになかの空気が抜けるわ! できた!!
乾:ははは、本当にぺったんこだね(笑)。高さは・・・、2.7センチ。1.2センチ圧縮されたことになるね。
ひ:へぇ、1.2センチかぁ。すごいような気もするし、そのくらいなら圧縮袋のお世話にならなくても大丈夫な気もするし。
乾:ははは(汗)、やっぱりおかあさんは厳しいなぁ。では、続いて中綿入りのコートを圧縮してみようよ。こちらは「LL」サイズがよさそうだね。
ひ:入れてみたわ。この状態で一番高いところで8.6センチ。圧縮してみるわよー。
(丸めて圧縮)
うわっ、丸めた状態ですでにこんなにコンパクトに! これならカバンにおさめやすそうだね。では広げてみるよ。ははは(笑)、ぺったんこでおもしろい!
たいが(息子):なになにー、うわっ、なんじゃこりゃ!? ボクのコートがぺったんこだ!
ふたば(娘):おもしろーい、おせんべいみたい!
乾:おもしろいくらいにぺったんこだね。かさ高は3.5センチ。半分以下になってしまったよ。
ひ:半分以下? それはすごい!
乾:念のため綿のTシャツ2枚も圧縮してみたけれど、こちらはやはり圧縮率は低くて1.5センチが1.2センチに。当然厚手で空気を多く含む衣類ほど圧縮の効果が顕著にあらわれるね。
シワは気になる?
ひ:でもね、衣類圧縮って「シワ」がつくんじゃないかと思うのよね。圧縮してコンパクトになったのはいいものの、旅先で広げたらシワシワだった、なんて悲しいじゃない?
乾:確かにそうだね。圧縮した状態で半日程度置き、シワや風合いなど、取り出したときの状態をチェックてみよう。
(約15時間後)
ひ:半日以上経過したわね。まずフリースジャンパーからあけてみるわよ。あんまりぺちゃんこな感じはしないけれど、やや大きめなシワが数ヵ所ついてしまったわね。
乾:コートはどうかな? こちらもやはり大きなシワができたけれど、素材のせいかあまり目立たないね。風合いも取り出した直後はぺったんこな感じがあったけれど、少しつるしておいたらあまり気にならなくなってきたよ。
ひ:シワができてしまったのは、巻き方がいけなかったのかしら?
乾:手で巻いて圧縮する以上、シワは避けられないだろうね。
シワになっては困る衣類や、シワが取れにくい衣類には衣類圧縮袋は使わないほうがいいと思うよ。ほかにも羽毛製品や起毛処理されているもの、毛皮・皮革製品にも使わないよう「使用上の注意」に書かれているね。
ひ:シワを軽減するためにも、衣類を圧縮した状態のまま長く置かないほうがよさそうね。
ホテルに到着したらすぐ圧縮袋から出して吊るすのはもちろん、出発のずいぶん前から圧縮して荷造りしておくのもやめたほうがいいかも。
乾:な、そうだろう? だからボクは旅行の直前に「あさってから出かけるぞ!」って言ったのさ。もっと前に言っておいたらおかあさんは早くに圧縮しちゃって盛岡についたらシワシワ、なーんてことになっちゃうもんなぁ、ははは(汗)。
ひ:はぁん? ったく調子いいんだから(怒)。自分の服くらい自分で圧縮して荷造りしてよねっ!
た:そうだよ、おとーさん。「じぶんのことはじぶんで」ってようちえんのせんせいも言ってるよ!
乾:とほほ・・・、やっぱりダメか(涙)。
乾:★★★★☆(星4つ)
この冬はふたばにスキー場デビューをさせようと思っているので、ウェアの荷造りに重宝しそうです。繰り返し使えるとのことですが、何度か試していたら圧縮後しばらくすると徐々に空気が入ってきてしまうように。むやみに何度もやり直したりしないほうがいいかもしれません。
ひ:★★★★☆(星4つ)
どうやってもシワができてしまうので、圧縮する衣類はある程度限定されてしまうかな、と思います。しかし、着用済みの衣類を持ち帰る際はシワも気にならないので大活躍してくれそう! スーツケースのなかにおみやげ用のスペースが広く取れそうです。
た:「じぶんのことはじぶんで」だよ、おとーさん!
ふ:ぺったんこのコートはおせんべいみたいでおいしそうだったよ!
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