【子連れ台湾】アクセスしやすく、子供も楽しめる穴場の現代アートの美術館「台北當代藝術館」


Published on 09.10.24

【台湾日和29】アクセスしやすく、子供も楽しめる穴場の現代アートの美術館「台北當代藝術館」

現代アートが楽しい「台北當代藝術館」

台北當代藝術館」(タイペイ・ダンダイ・イースーグァン )は、台北駅近くにある、現代アートの美術館。

[googlemap lat="25.05074" lng="121.51899" width="465px" height="250px" zoom="14" type="G_NORMAL_MAP"]長安西路39號[/googlemap]

この美術館の特徴は、現代アートをテーマにしているだけあって、体験型のインスタレーション作品も多く、2才の娘でも楽しめました。

レンガばりの建物は、もともと日本統治時代に小学校として使われていた建物。

終戦後は台北市の庁舎として利用されてきましたが、94年に市役所が信義区(台北101ビルの辺り)に移転すると、旧市庁舎は市の指定文化財に。

その後、01年に台湾ではじめて文化財を利用した美術館として生まれ変わったそうです。

工夫を凝らした展示は子供も楽しめる

この美術館では、常設展示のほかにも作家やテーマごとに企画展が開催されています。わが家が訪れた09年9月は、パロディー展が開催されていました。

館内に入ると、さっそくインド独立の父、ガンジー扮する天使が出迎えてくれました。

赤レンガの壁に木の廊下。通路も絵になっています。

かつて教室だったひとつひとつの部屋が、それぞれのテーマのアート空間になっています。

どの作品も色使いがとてもカラフルで、娘の目も輝きます。

前を通ると目が動く絵や、床に映し出された無数のチャップリンが動き出すフィルム。水槽のなかを泳ぐサメの影を利用する作品もあり、娘はあっちへこっちへと大はしゃぎです。

作品のなかで、ひときわ存在感があったのは、マシンガンを持っている世界の政治的リーダーたち。顔から下が恐竜でこっけいな雰囲気。

人間の顔を持った怪物、といったところでしょうか。

ここは、美術館としてはめずらしく、ほとんどの部分が撮影可能おり、みんながカメラ片手に鑑賞している様子が印象的でした。

また、見知らぬ若者に娘の写真を撮られることもしばしば。

かわいいと思って撮るのだろうから悪い気はしませんが、台湾でもブログが流行っているので、どこかのブログに載せられるのかなぁと思うと、少々複雑なキモチに。

週末には音楽や映像などのパフォーマンスも

週末には館前で音楽会や映画の上映会なども行われるようです。

この日はちょうど、オペラの公演がありました。心に響く歌声と、身振り手振りを混ぜた表現。思わず見入ってしまいました。

無料でこんな音楽が楽しめるなんて、なんて素晴らしい試みでしょう。

通りすがりの人が足を止めるだけでなく、バイクやクルマまでも道路脇に停車して、聞いていく姿も見られました。

舞台の隣では手創市集(手作り市)と題されたフリーマーケットも開催されていました。

ぼうしやアクセサリー、かわいい絵を施した石など、いろんなスタイルの手作り作品が並んでいます。

市民の生活に溶け込んだ台湾の現代アート。ぜひ足を運んでみてくださいね。

台北當代藝術館
住所:台北市大同区103長安西路39号
アクセス方法:MRT中山駅地下街R4番出口を出て右。約徒歩1分。
電話:(02)-2552-3721
開館時間:10時~18時(入館は17時30分まで)
休館:月曜
入館料:50元(6才未満は無料)

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