Published on 09.10.02
【旅*流儀50】東南アジアのリゾート地がぐっと身近になる、格安航空会社(LCC)は利用価値大
利用価値の高い格安航空会社(LCC)
格安航空券や格安ツアーは、もはやおなじみの旅行手段ですが、今回は、格安航空会社(ローコストキャリア=LCC)について。
子連れ海外旅行では、子供がひとりでも親子では3人ぶんの航空券料金がかかります。これが子どもがふたり、3人となると、ピークシーズンにしか行けない場合はかなりの負担に。
私も働いていていたころは、ラクをしたいという理由でビジネスクラスを愛用していましたが、子供がうまれてからはエコノミーを選ぶことも増えました。
子連れ旅行では、いつも機内では日ごろの疲れから読書をしながら寝てしまうパターンです。
けっきょくのところ、座席のクラスを含め飛行機(航空会社)選びのポイントとなるのは、価格や快適さはもちろん、機内をどう過ごすかによるかと思います。
ここにきて、さらに安く乗ることができるLCCが台頭。格安航空会社も「利用価値が高い」と思えるようになりました。
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さて、日本でおなじみのLCCといえば、オーストラリアの「ジェットスター Jetstar Airways」。07年の日本就航時には盛んにCMが流され、09年3月には日本-ケアンズ(もしくはゴールドコースト)間を往復7000円(燃油サーチャージ、税別)で販売するなど話題になりました。
ヨーロッパでは、有名なアイルランドの格安航空会社「ライアンエアー Ryanair」。賛否両論はありますが、現在ではヨーロッパでは最大の路線数を誇る規模のLCCです。
イギリスからヨーロッパ各国に7.99ユーロ(約1040円)から高くても42.82ユーロ(約5600円)で行けます。
アメリカでは、テキサスを拠点とする「サウスウェスト航空 Southwest Airlines」に乗ったことがありますが、格安といえどもそれなりの評価を受けており、いわゆる普通の飛行機の感覚で利用できました。
LCCの安さの理由は?
格安航空券は、各旅行会社が航空会社から独自のルートで安値で航空券を仕入れ、それをばら売りするため座席数限定で安いのですが、LCCでは正規航空料金自体が安いのです。
なぜ、そんなことが可能なのでしょうか?
LCC各社で共通しているのは、徹底したコストの削減。
…でも、人手や整備におカネがかけられないと、安全性も低いんじゃないの? と思ってしまいますよね。
確かに、機材は大手航空会社からの中古品利用などもあり、パイロットを含む人件費も抑えています。
しかし、それらが事故に直結する要因というわけではなく、もちろんどの航空会社も安全第一。
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従来の航空会社との違いは、まずは機内サービス。
食事やドリンク類を有料で販売したり、パーソナルオーディオ(モニター)なども有料で貸出しにするなど、本来搭乗者全員に行っていたサービスを細かく有料化しています。
また、チケットはオンライン予約。
座席指定は不可(搭乗順となり、指定希望なら追加料金)、荷物の重量制限も非常にタイトで重さに比例して料金もアップ。 搭乗券もペラペラのレシートタイプだったりすることも。
【関連くちこみ】シンガポールのLCC「タイガーエアウェイズ」
つまり、必要最低限で現地までお客さんを運び、利用者は必要なサービスだけ購入するという非常にわかりやすいしくみですよね。
LCCならリゾートにも手軽に飛べる
料金は本当に格安。ジェットスターは安いとはいえ、世界のLCCとくらべるとまだまだ高い。
ちなみに、ジェットスターは比較的近い東南アジア各国とも就航路線が多数あります。
東南アジア各国には、こうした格安航空会社の路線が張り巡らされており、おもなLCCは以下のような航空会社です。
- ノックエアー(タイ)
- シルクエアー(シンガポール)
- タイガーエアウェイズ(シンガポール)
- エアアジア(マレーシア)
- ライオンエアー(インドネシア)
- セブ・パシフィックエアー(フィリピン)
アジア各国を拠点に、リゾート地や他都市を回る旅行には最適。子連れ旅行でも訪れる可能性がありますよね。
LCCを利用する際の留意点
LCCを利用する際に不便な点と言うと、利用ターミナルがメインのターミナルではなく、格安航空会社専門のターミナルだったり、ハブ空港ではない場合もあります。
【関連くちこみ】チャンギ空港にあるLCC専用「バジェットターミナル」
例えると、成田に到着したが、乗換のために羽田まで行かなければならないといった感じです。
プロモーションなどをじっくり探せば、国際線なのに運賃が無料!ということもあります(税金が加算されるため、実質はもう少しかかります)。
予約は、各航空会社のHPからがキホン。英語対応、料金および支払いは現地通貨の場合がほとんどです。
英語といえども電話でないぶん、辞書を片手にゆっくり調べながら予約もできるので、英語が苦手でも予約は可能です。
次回の旅行のために、日々LCCのサイトをチェックしつつ、じっくり検討しようと思います。
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