Published on 09.10.09
【旅*流儀51】機内食は食べる、日光を浴びる、現地時間に合わせて行動…時差ボケを克服する方法
時差のある地域をおさらい
海外旅行についてまわるのが、時差。
飛行時間と時差については、子連れ海外旅行をするにあたり考えなければならないポイントです。
安近短といわれる東南アジアなら、日本との時差マイナス1~2時間と身体もラク。同じく、グアムやサイパンも1時間の時差と子連れにはラクな旅先です。
しかし、ハワイではマイナス19時間。日本がお昼の12時だとするとハワイは前日の17時。
わかりやすいのが、日本の時間に5時間足して日付は前の日(ただし、日本が19時だと、ハワイは同日の午前0時。日本の19時以降は日付は一緒)。
この5時間の時差のため(!?)、ハワイ便は夜発(チャーター便などは深夜発)で、現地到着が同日の午前中というパターンが多いのです。
到着した日は1日トクした気がしますが、帰りは翌日着。
【関連くちこみ】オアフ到着は日本の深夜!ハワイ初日の過ごし方
アメリカ本土では、西海岸ロサンゼルス、サンフランシスコなどはマイナス17時間、東海岸のニューヨーク、フロリダなどは14時間と大人でもタイヘン。
アメリカ国内だけでも4つの時間帯があるので、時計を合わせておかないと、うっかりして乗り継ぎに間に合わなかったりしかねません。
ニューヨークのある東海岸はほぼ日本と昼夜逆なので、短い旅行では時差ボケのまま終わってしまったり、と体調を崩しかねません。ヨーロッパも同様です。
意外とラクなのがオーストラリア。
日付変更線を通らず南に下りていくので、1時間から0.5時間の時差だけ。ただし、季節が日本とは逆です。
つらい「時差ボケ」の症状
「時差ボケ」は、飛行機で移動することで通常の生活時間帯に4~5時間以上のズレが生じることで起こる症状。まさにハワイ、アメリカ、ヨーロッパなどの旅行はどんピシャリ。
「体内時計」という言葉がありますが、時差ボケはこれと親密な関係があるようです。
体内時計は体内に組み込まれた生活リズムをコントロールする感覚で、人間の本来の1日の単位は25時間だとか。
これを太陽の光を浴びることにより、1時間リセットして1日24時間周期に合わせているのだそうです。
体内時計が狂ってしまうことにより起こるのが時差ボケです。
規則正しく生活する朝型人間(日ごろ子どもと一緒に寝てしまう私はこのタイプ)ほど体内時計は正確なので、時差ボケに悩まされます。
幼稚園や学校に通う子どもの生活も朝型。ということは、口に出さないだけで(時差ボケという言葉も知らないですし)大人以上にじつは時差ボケの症状があり、体力的にキツイのかもしれません。
ちなみに、体内時計は1日の周期の長くなる地域のほうが順応しやすいそうです。
つまり、ハワイやアメリカなど東に行く場合は1日の周期が短いので時差ボケが起こりやすいので、1週間前くらいから現地の時間に徐々に合わせて、早寝早起きをするといいそうです。
西行き(ヨーロッパ方面)は1日の周期が長くなるので、逆に遅寝遅起を実践すると徐々に現地に近付けます。帰国後は夜眠れず、朝が起きられずツライのですが…
時差ボケを回避する方法って?
この時差ボケ、旅行回数にかかわらず起こります。
私もハワイではたいしたことはありませんが、アメリカ東海岸にはじめて行ったときは、うまくコントロールできず、キモチ悪い感じが2日程ほどつづき食事も上手くとれませんでした。
このときの最大のミスは、眠気に任せて現地到着後、夕方にベッドで熟睡してしまったこと。
よく言われている、寝ないようにガンバって現地の夜にグッスリ寝る!を実践すべきでした。
時差ボケの対応策としては、まず、行きではあとでしんどくならないように、できる限り機内で現地時間に合わせて行動すること。
ハワイなら、日本離陸時に現地は夜中なので、できる限り寝てしまうと着いてからラク。アメリカ西海岸も同様です。
アメリカ東海岸やヨーロッパは便によって出発時間帯も異なるので、到着の時間帯を考え、ちょっとムリして起きておくほうがいいのか、機内で寝たほうがいいのか考えましょう。
大人はアルコールをいただくと(機内では通常より酔いやすいので飲み過ぎに注意!)日ごろの疲れなどから、一気に眠気が襲いかかり熟睡できます。
ただ、親は寝たくても機内で一睡もできない赤ちゃん連れならタイヘンですよね。搭乗前に動いて疲れさせておくなどの工夫が必要でしょう。
中、長距離便では到着時間に合わせて2回目、3回目の機内食が出てくると思います。このとき、お腹がすいてなくても少しでも機内食を口にしておくと時差ボケ対策にはいいそうです。
食べることで、胃腸にある第二の体内時計が現地時間に合ってくるとか。
到着してからは、眠気が覚めないときは、熱いシャワーを浴びてすっきりさせるのもひとつの方法。
人の体は日光に当たることによって体内時計を調整する働きがあるそうです。日中は外に出て、太陽の光を浴びましょう。ただし、小さい子供には、旅行中も普段通りお昼寝をさせてあげてくださいね。
いつ寝て起きているかわからない赤ちゃんにも時差ボケはあるそうです。
これもなかなか解消はムズカシイですが、やはり体内時計を戻すために、日中できる限り太陽の光を浴びさせてあげるのが一番のようです。
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どこに行くにしても、翌日から学校や幼稚園などと、子どもに負担がかからないようにしたいですね。
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