Published on 09.12.17

【上海＊09】「豫園」を皮切りに、「新天地」や「衡山路駅」周辺などスタイリッシュな上海を満喫するプランはいかが？

中国の風情が感じられる「豫園」へ

上海で観光スポットの筆頭に挙げられる「豫園」（よえん）。

16世紀、明の時代に造園された江南式庭園です。

再開発が進み、近代化してしまった上海において、中国らしい風情が残る唯一の場所ともいえます。

メジャーな観光地ということもあり、中国国内および海外からたくさんの観光客であふれかえっていて、いつも激混み！
ひとりで歩けるお子さん連れの場合は大丈夫ですが、ベビーカーを使っての観光は、観光客が多いうえ園内も段差だらけでとてもタイヘンです。
豫園は午前8時30分から開園しています。豫園に行かれる場合は、午前中の早い時間にすませましょう！

観光客も少なくて、周辺にある豫園商場も余裕を持って散策できます。

【関連くちこみ】上海B級グルメや小龍包の名店の並ぶ「豫園商場」

豫園からクルマで15分の「新天地」へ

豫園で中国情緒を楽しんだあとは、ヨーロピアンテイストの「新天地」へ行ってみてください。

豫園からも比較的近く、タクシーで10～15分程度の距離です。

新天地は、19世紀末の租界時代に建築された、「石庫門」というレンガ造りの集合住宅を再開発したエリア。
スタイリッシュなおしゃれスポットとして、上海人、海外からの観光客、在住外国人にとても人気があります。

お天気がよければオープンカフェでちょっとひと息つくのもいいですし、中華に飽きてきたころでしたら、コンチネンタル料理やアジアン料理を味わえるモダンなレストランがたくさん揃っています。

「もうそろそろ、おむつ替えしなきゃ！」ということでしたら、興業路を挟んで南側に位置するエリア・南里にあるビル「新天地南里商城」に行きましょう。

館内におむつ替え設備が整っていますし、お手洗いも清潔です。

なお「南里商城」には、小籠包がおいしい有名点心レストラン「鼎泰豊」も入っています。

「人民公園」周辺にはオシャレなお店が点在

新天地の最寄り駅は、地下鉄1号線「黄陂南路（こうひなんろ）駅」。徒歩5分くらいで着きます。

ココから1駅の「人民公園駅」まで行って、人民公園でお散歩するのもオススメです。

優雅に太極拳をしたり、筆を使って水で字を書く「地面書道」をしたりする姿も見ることができますよ。

また、人民公園とは反対方向にある、地下鉄1号線「衡山路駅」周辺も、散策するのが楽しい場所です。

19世紀にフランス租界地だったエリアで、街路樹の緑が美しく、欧風建築の建物が数多く見られます。

それらの洋館を改装した、おしゃれなショップ、カフェやレストランが点在しているので、ぶらぶら散歩するだけでも楽しい場所です。

まったりお茶できる「唐韻茶坊」

また、「衡山路駅」1番出口を出たところに、有名な茶館「唐韻茶坊」（タンユンチャーファン）があります。

駅すぐという便利な立地にもかかわらず、竹林に囲まれた細い路地をぬけた先にあるため、館内はとても静か。

円卓やテーブル席、ソファー席などがあり、好きな場所を選んで座ります。

メニューから好きな中国茶の銘柄を選ぶと、1階にあるバーコーナーで無料のお茶請けが好きなだけ選べます。

お茶請けとはいっても、果物やドライフルーツ、ナッツやかりんとうなど種類豊富なので、調子に乗って食べていると、ご飯が食べられないくらいお腹いっぱいになってしまいます！

お茶の種類次第で、茶器が変わるのも楽しみのひとつ。

茉莉花茶（ジャスミン茶）を頼むと、蓋付きのお茶碗でサーブされます。龍井茶（ロンジン茶）を注文すると、小さなおままごとのような茶器セットで、店員さんがていねいに入れてくれます。
30種類以上ある中国茶のお値段もさまざま。60元（約800円）前後から150元（約2000円）くらいする高価なものもあります。
お湯は何度でも注ぎ足してもらえるので、気の向くまま何時間も過ごすことができます。

なお、ランチタイムやディナータイムに来店すると、坦々麺などの軽食までいただけるそうです！

唐韻茶坊
住所：衡山路199号
電話：021-6471-0787
アクセス：地下鉄1号線「衡山路駅」4番出口を出てすぐ