Published on 10.01.14
【旅モノ51】湿度20パーセント以下になることもある機内での保湿対策「加湿ぬれマスク」「のどぬ〜る ぬれマスク」
「サニーク 加湿ぬれマスク」(白元、実売価格300円前後)
「のどぬ〜る ぬれマスク(こどもマスク)」(小林製薬、実売価格400円前後)
■商品の特徴
◉ウェットフィルターをマスクに装着。マスク内を加湿状態にし、のどをうるおす
◉立体構成なので睡眠時も呼吸がラク
◉長時間装着していても耳が痛くなりにくい素材を採用
湿度は40パーセント以上が理想的
ひまわり(母):あら、おとーさん、おはよー! 今朝は早いじゃない?
乾太郎(父):おはよ・・・。あー、いたたたた。おかーさん、お水を一杯くれない?
ひ:あら、どうしたの? 体調悪いの?
乾:ねぇ、おかーさん。ズバリ聞くけど、寝室の加湿器、ゆうべつけるの忘れたんじゃない? ノドがチリチリ痛くてたまらないんだけど。
ひ:あ゛・・・(汗)。あ、いや、ちょうど水がきれててね、タンクに水を入れるのがめんどうだったから、「一晩くらいいいかなぁ」なんて・・・。
乾:勘弁してよー(涙)。ボクはおかーさんと違ってデリケートなんだからさ。この時期、一晩つけてないと翌日てきめんに体調が悪くなっちゃうんだよー。
たいが(息子):おはよー。おとーさんもノドいたいの? たいがもごっくんするといたいよ。
ひ:あ、やっぱり・・・? じつは私もノドが痛くて痛くて・・・。「昨夜、横着しないでちゃんと給水すればよかったなぁ」ってちょっと後悔してるの。
乾:だろう? 24時間換気システム(2003年7月より設置義務化)のおかげか、いまの住まいは以前住んでいたマンションのように結露しないのは助かるけれど、逆に言うとそれだけ室内が乾燥してるってことなんだからね。
ひ:そうよね・・・。以前の住まいは毎朝結露と格闘していたけれど、いまのマンションでは無縁。いったい湿度はどれくらいなのかしら?
どれどれ? うわっ、30パーセントしかないわ!
乾:やっぱり低めだね。冬の快適な湿度は40~60パーセント程度だそうだよ。それに、インフルエンザなどのウィルスも湿度に弱いことはよく知られているよね。
これらのウィルスは、湿度60パーセント以上になると格段に活動能力が落ちるらしいよ。インフルエンザ予防のためにも、冬場はやや高めの湿度を心がけてきちんと管理しないとね。
機内は20パーセント以下になることも…
ひ:そうね、乾燥は健康にも美容にも大敵! よーく気をつけなくちゃ。
でも家のなかでこの湿度となると、とっても乾燥しているイメージのある「飛行機内」はいったいどれくらいなのかしら??
乾:機内の湿度は24パーセント前後に調整されているようだよ。でも、フライト時間が長くなると、それよりもっと低下して、場合によっては20パーセントを下回ることもあるらしいよ。
ひ:ひょぇ~、20パーセント以下!? 乾燥はもちろん、ウィルスも飛散し放題じゃない!? なんだか今度の旅行で飛行機に乗るのが怖くなってきたわ・・・(涙)。
乾:インフルエンザはまだまだ流行中だからね。ボクもちょっと心配だったんだ。で、機内での乾燥、インフルエンザ対策にコレを用意してみたんだよ。
ひ:「サニーク 加湿ぬれマスク」。マスクがぬれてるの??
乾:いや、マスク自体がぬれているのではないんだ。マスク自体は一般的な不織布製のものなんだけど、マスクにポケットがあって、そこに別添付の「濡れフィルター」を挟みこめるようになっているんだ。
ひ:へぇ、それはおもしろそう! だけど濡れたフィルターなんて重そうね。
乾:フィルターはひとつ3.5センチ×7センチほど。これが左右に1枚ずつ入れられるようになっているんだ。重さはふたつで10グラムほどだね。
さぁ、実際につけてみて。重さはどう?
つけた感じは普通のマスク
ひ:あら、つけてみるといたって「普通のマスク」といった感じで、重さはほとんど気にならないわ。
乾:それはよかった。呼吸はどう?
ひ:こちらもいたって普通。息苦しさもないし、一般的なマスクと変わらないわ。ただ、ゆとりを持たせた設計になっているせいか、サイズ的には少し大きい気がするわね。口を動かす度にマスクがズレてしまってめんどうだわ。
乾:どれどれ、ボクもつけてみようっと。うん、確かにほかのマスクと比較しても違和感はないよ。サイズは男性のボクでも若干大きめな気がするね。でも圧迫感がなくてこれなら長くつけていられそうかな。
ひ:つけた感じでは「ぬれマスク」の実感はまったくないけれど・・・。まぁ、さっそく今晩コレをつけて寝てみることにしましょうよ。マスクの使用感調査のため、今日も加湿器はつけないわよ!
乾:えーっ! それって給水がめんどうなだけなんじゃ・・・? まぁ、今晩は「調査」ということで・・・。
(翌朝)
ひ:おはよう! おとーさん、ノドの調子はどう?
乾:昨日のようなノドのチリチリ感はないよ。鼻も痛くないかな。でも「快適!」という感じでもないなぁ・・・。
ひ:私も昨日ほどは痛くないわ。マスクによる寝苦しさもなかったし。でも、マスクがゆるくて掛け布団をかけ直すとマスクもズレちゃうし、鼻のまわりは密着しないのでスカスカだし。
「窮屈さで睡眠を妨げない」という点に主眼を置いているのかもしれないけれど、私にとっては逆に落ち着かなかったわ・・・。
乾:確かに。マスク自体が伸びてしまうのか、朝起きたら昨夜よりゆるくなっていたよ。
ゆるくなって隙間ができたせいか「うるおっているなぁ」という感覚はなかったけれど、ノドが痛まないということは加湿の効果はあったようだね。寝ている間に口呼吸になりがちな人には有効かもしれないね。
ひ:マスクをしてすぐはうるおっている感じがなかったんだけど、20分ほどしたらウェットフィルターからマスク本体へ水分がなじんできみたい。マスクをしている部分に少しだけうるおいを感じるようになったわ。
乾:うん、確かに。寝付くまで少しひんやりした感じがしたよ。
でも、普通のマスクをして寝た場合もノドは通常よりは保護されるし、正直「加湿ぬれマスク」をして寝た場合と、「普通のマスク」をして寝た場合では、どれだけの効果の差があるのかギモンだなぁ。
ひ:うん、それはあるわね。以前旅モノで紹介した「る〜ずフィットマスク」のように、ガーゼ地の薄手のマスクでも保湿効果は見られたし。
乾:不織布のマスクでウィルスの遮断をしっかり行いつつ、ノドには加湿効果でうるおいを…というコンセプトはとてもいいけれど、ちょっと中途半端な感じかなぁ。
こういった加湿ぬれマスクは数社から発売されているので、いろいろ試してみたら装着感や加湿の具合など、自分にぴったりのものが見つかるかもしれないけれどね。
ひ:ところで、このマスクやウェットフィルターはもちろん使い捨てよね?
乾:うん、どちらも使い捨てタイプだよ。この白元の加湿ぬれマスクは3枚入りで実売価格が300円程度。1日100円を高いと見るか、安いと見るか・・・。
ひ:うーん、効果が確実なら安いものだけど、正直微妙なところね。ちなみに子ども用もあるの?
乾:この白元のサニークシリーズには子ども用の加湿マスクはないけれど、小林製薬の「のどぬ~るぬれマスク」には子ども用が用意されているよ。フィルターが「いちごの香り」と「ぶどうの香り」の2種類から選べるんだって。
いちおう旅行用に「ぶどうの香り」を買ってきてあるんだけれど。
ふたば(娘):えっ、マスクがぶどうのニオイなの? おもしろそう!
たいが(息子):えーっ、マスクにニオイがついてるの? ボク、いちごもぶどうも大キライ。ゼッタイイヤだなぁ。
乾:まぁ、そう言わずにつけてみなよ。大人用と同じように左右に1枚ずつ別添の「ぬれフィルター」をセットして、と。おっ、開封した途端にぶどうの香りがするぞ。
ふ:おいしそう! ぶどうのあめがなめたくなってきた!
た:うーん、ニオイだけならまぁだいじょうぶかなぁ・・・。
乾:のどぬーるのフィルターのほうがサニークのフィルターより水分が多く感じるぞ。さぁ、たいが、つけてみて。
た:うーん・・・。あ、へいきだ。けっこういいニオイかも。いきもくるしくないよ。おみみもいたくないし。
ふ:ふたばも、ふたばも!
ひ:対象年齢は3才から9才となっているけれど、6才のたいがでジャストサイズ、またはやや小さめな感じね。あごにあわせると鼻がギリギリだわ。
乾:でもしっかり密着している感じがあって、ウィルス対策にはよさそうだね。
ひ:メーカーは違うけれど子ども用のほうが好印象だわ。でも、たいがのように「くだもの嫌い」な子どもも少なからずいるので、ぜひ子ども用にも無香タイプを用意して欲しいわね。
乾:まぁ、おかーさんは無香タイプのマスクの発売を待つより、寝室の加湿器に給水するのが先決だね。
ひ:はーい、ごめんなさい。とほほ・・・。
■寸評
乾:★★★☆☆(星2つ)
正直少し期待ハズレでした。もう少ししっとりした感じがあるといいのになぁ。
ひ:★★☆☆☆(星2つ)
肝心の加湿の効果が実感できなかったのがとっても残念! 装着感もイマひとつで、これで1日100円はコスト的にもちょっと高めかな・・・。子ども用はフィルターの水分も十分そうで、くだもの好きな子どもにはオススメ。ですが、くだもの嫌いな子を持つ母としてはツライところです。
た:くだもののニオイはいらないよー!
ふ:ふたばはぶどうのマスクをしてみるんだ!
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