Published on 10.02.25

【旅モノ57】「La Q」よりも大きくて組み立てやすい立体パズル「ポリドロン」で遊んでみた

「ポリドロン」（東京書籍、980円〜）

材質：プラスチック（ABS樹脂）　パーツの大きさ：一辺/約72ミリ　パーツの形：8種類/正三角形、正方形、正五角形、正六角形、二等辺三角形、直角二等辺三角形、正三角形（大）、長方形　パーツのカラー：4色/赤、黄、緑、青

■商品の特徴
◉4色8種類のパーツを組み合わせて遊ぶ立体ブロック
◉遊びのなかで図形概念の理解、造形・空間認識力が高まる
◉一部小学校の算数の授業でも採用されている知育玩具

おとなしく遊ぶのにピッタリな立体パズル

乾太郎（父）：早いものでもうすぐ3月だね。春休みは新幹線に乗っておじいちゃんのところへ遊びに行こうか？

ふたば（娘）：いくいく、おじいちゃんだいすき！

たいが（息子）：えーっ、どうしてもいかなきゃいけないの？

乾：おや、たいがは行きたくないのかい？　意外だなぁ。いつも「新幹線に乗れる！」って喜んでいたのに。

た：うーん、新幹線に乗れるのはうれしいけど・・・。

ひまわり（母）：あらあら、たいがはおじいちゃんに幼稚園卒園と小学校入学のご報告をしないといけないのよ。

た：わかってるよ・・・。うーん、でも、つまんないんだよね・・・。

ひ：つまらない？？

た：うーん、おじいちゃんにあえるのはうれしいんだけどさ、おじいちゃんのいえにはボクたちがあそべるようなおもちゃもないしさー。外であそぶにもおともだちもいないし。とまりはちょっとキツイんだよね。

ひ：キツイ！？って（笑）。まぁ、子どもからしたらそんなもんなのかもね。

た：あ、じゃぁさ、仮面ライダーのオモチャもっていっていい？

乾：そんなのダメだよ。仮面ライダーのおもちゃはかさばる上に音がうるさくて、うちでも勘弁してほしいっていうのに、そんなので遊びはじめたらおじいちゃんがビックリしちゃうよ。

た：うーん・・・、あ、じゃぁさ、このあいだ、ほんやさんでみたおもちゃをもっていきたい！　コレコレ、コレだよ！

ひ：あぁ、「ポリドロン」ね。書店にサンプルが出ていて、たいがは真剣に遊んでいたものね。うーん、それにしてもしっかりパンフレットを持ち帰っている用意周到さは、間違いなくおとーさん譲りね。

乾：「ポリドロン」？　どれどれ、へぇ「グッドトイ認定商品」だって。ボク、こういうフレーズに弱いんだよね（笑）。組み立てるパズル状のおもちゃかぁ。これならかさばらないし、音も静かでいいんじゃない？

ひ：あら、かさばらず持ち運べるパズル状のおもちゃなら、以前旅モノでもご紹介した「La Q」があるじゃない。あれでいいわよ。

【関連くちこみ】7つの基本パーツを組み合わせて遊ぶ「La Q」

た：えーっ・・・。「La Q」もとってもたのしいんだけどさ、ちょっとあきちゃったっていうか、ちっちゃいからいくつかなくなっちゃったっていうか、まちがって足でふむといたいっていうか・・・。

乾：ははは、確かに立体的なパーツは間違って足でふむと痛いね（笑）。それに、「La Q」のパーツは一辺約15ミリだけど、この「ポリドロン」は一辺約72ミリと大きくて紛失しにくいかもね。

↑左がLa Qのパーツ、右がポリドロンのパーツ。

↑組み立てた状態のLaQとポリドロン（右）。

まぁ、いろいろ理由をつけてどうしても「ポリドロン」で遊びたいみたいだし、コレならちょっとした勉強にもつながりそうだから、明日会社帰りにでも買ってきてあげるよ。

た：やったー、おとーさんだいすき！

「La Q」とくらべて、サイズもお値段もビッグ！

＜翌日＞

乾：ただいまー、買ってきたよ！　種類がたくさんあって何を買ったらいいのか迷ったけれど、ひとまず一番小さめのフレームセットを買ってみたよ。正三角形が24個と正方形1個がセットになったものだよ。

ピースが限定されているから作れるものも限られてくるけれど、どうかな？

た：やったー、ナニをつくろうかなー！

ふ：ふたばもやるー！

乾：たいがは本屋のサンプルで遊んだだけあって、すごく慣れた調子ではめていくね。

ひ：サンプルではじめて遊んだときも、ほかの子が作っているのをちょっと見ただけですぐ作りはじめたのよ。

乾：ふたばはちょっと苦戦しているね。どれどれ、うーん、力はいらないけれど、はめたり外したりするのにちょっとコツがいるかな？　ふたば、はめる時は凹凸をあわせて平らな状態ではめる。外すときは接続した部分を折るように外すとやりやすいよ。

ふ：よーし、がんばるぞ！

た：できた、さんかくけい！

乾：へぇ、あっという間に三角錐を作っちゃったね。

ひ：三角錐はこのセットでできる一番カンタンな立体だと思うわよ。たいがはもう少し複雑なものを作ると思うからちょっと見ててみて。

た：できた！　コレはテーブル、こっちはめがね！

乾：すごいなぁ！　パーツが少ないからほとんど作品にならないかな？　と思ったけど、どんどん作っていくね。

ひ：まだまだ作る気マンマンね（笑）。たいがはもともとこういった工作が好きだし、平面から立体へと、自然と知識が身に付きそうね。「ポリドロン」は小学校の算数の「展開図」などの授業にも採用されているんですって。

乾：パッケージ写真やホームページを見ると、このセットでも星型正八面体など、もっともっと複雑な形も作れるんだね。たいが、見て見て、こんなものも作れるんだって！

た：よーし、ぜったいつくるぞ！

ひ：これから小学生になるたいがにはちょうどよいかもね。大人もはまりそうよ。おじいちゃんもこれなら一緒に遊んでくれそうじゃないかしら？

た：おもしろい！　もっとパーツがあるといいなぁ！

乾：旅行などに携帯するのはこの程度のパーツ数が限界かな？　と思うけど、家で遊ぶならもっとパーツの数と種類が欲しいね。えーと、「標準セット」がまんべんなく入っていてよさそうかな。おっと、1万5540円もするのかぁ（汗）。

ひ：まぁ、かわいいわが子の勉強にもつながると思えば（苦笑）。たいがの様子を見て、おとーさんのおこづかいから追加パーツの購入を検討していきましょう！

乾：ひょえー、勘弁してよ（涙）。

■寸評
乾：★★★★☆（星4つ）
以前ご紹介した「La Q」同様、こどもも大人もはまりそうな立体パズルです。「La Q」と比較すると携帯には若干かさばるかな？　ということで星4つにしました。
ひ：★★★★☆（星4つ）
「La Q」よりはひとつのパーツの大きさが格段に大きくなりますが、そのぶんパーツを紛失することが少なくなり、何でも行方不明になるわが家には助かります（笑）。おとーさん同様、やはり携帯性では若干おちるのが残念。もう少しひとつひとつのパーツが小さめのセットがあったらうれしいなぁ。
た：たいが、こういうパズルだいすき！　むずかしいのをたくさんつくるぞ！
ふ：ふたばははめるのがちょっとむずかしかったなぁ。