Published on 10.02.11

【旅モノ55】周囲2メートルがちょっぴり快適になる、デザイン性も優れた携帯加湿器「ちょこっとオアシス」

「携帯加湿器ちょこっとオアシス」（ミクニ、 1239円）

サイズ：150（縦）×72（幅）×30（厚さ）ミリ、重さ：77グラム

■商品の特徴
◉どこでも気軽に電気を使わずやさしいうるおい
◉乾燥時は77グラムとコンパクト。抗菌・抗カビフィルター使用
◉コップ1杯の水による自然蒸発の約5倍の加湿量がある

手軽に加湿できたらいいのに…

乾太郎（父）：ただいまー。うーっ、鼻水が止まらないぃ（涙）。

たいが（息子）：おとーさん、おかえりなさい。はなみず？　かぜひいたの？

乾：いやいや、「花粉症」だよ。今年もとうとうスギ花粉のシーズンがやってきちゃったんだよ。あぁ、憂うつだなぁ。

ひまわり（母）：おかえりなさい。あらま、おとーさん本当に辛そうね。

乾：うーん、ツライっ！　あれ、そういうおかーさんも目が真っ赤だよ。おかーさんもいよいよ本格「花粉症デビュー」かい！？

ひ：いえいえ、ワタシはコンタクトレンズを変えたせいなのか、ここ最近ドライアイがひどくて。パソコン画面を見続けていると目が乾燥してひどくゴロゴロするの。

乾：さては部屋が乾燥しているんじゃないかな？　花粉の抑制にもドライアイにも「加湿」が一番。さぁ、さっそく加湿器をつけよう！

ひ：加湿器なら1日中ずっとついているのよ。部屋全体の湿度はそれなりにあると思うんだけれどね。

パソコンの周りはピンポイントでもう少し湿度が欲しい気分よ。でも、わが家のリビングの気化式加湿器は湿度設定や蒸気量の設定はいっさいできないしね。

乾：あぁ、そういえばボクも会社ではそんな感じだよ。フロア全体はいくつかの加湿器で湿度が保たれているようなんだけど、ボクのデスクのまわりはイマイチ。

冬場は乾燥してしまうし、花粉の時期は外から帰ってきても鼻水やくしゃみがなかなかおさまらなくて困っているんだ。
内勤の女性社員の中には自分専用の加湿器を持参してきてる人もいるよ。

ボクも加湿器を持っていこうかな、と考えたりもするけれど少し気恥ずかしくて。

ひ：自分用の加湿器を持参するのも一考だけど、加湿器ってフィルターの掃除だとかメンテナンスも必要なのよね。そのヘンは大丈夫？

乾：オフィスでフィルターを洗うとか？　いやー、ボクにはムリだ…

ひ：ふふふ、そうよねー。じつはね、ピンポイントの加湿に適したアイテムで、ネットで見て少し気になっているものがあるの。コレなんだけどね。

乾：どれどれ、「自然気化式携帯加湿器ちょこっとオアシス」。へぇ、はじめて見たよ。

ひ：原理としては水の入ったコップや濡れたタオルを置いておくのと一緒なんだけれどね。表面積が広いからコップの水の約5倍の加湿力があり、半径2メート程度の湿度を4～5パーセントアップしてくれるんですって。

しかも電源不要で、メンテナンスもラクみたいなの。ひとつ注文してみましょうか？

乾：へぇ、効果があるなら会社でも手軽に使えそうだね。ぜひオーダーしてみてよ！

デザインと携帯性はいうことなし

＜数日後＞

ひ：「ちょこっとオアシス」が到着したわよ！

ふたば（娘）：おかーさん、なにコレ？　うわぁ、おはなみたい、かわいい！

乾：へぇ、フタを閉じているとコンパクト、開くとちょっとしたオブジェみたいな感じで、一見したところ加湿器とは思えないね。

ひ：使い方もカンタンで、下のトレイ部分に水を入れるだけ。この花びら状のフィルターが水を吸って周囲を加湿してくれるんですって。

乾：なるほど。これならデスクの上でも場所を取らないし気軽に使えそうだね。ただ、フィルターがむき出しだからホコリなどでけっこう汚れそうだなぁ。メンテナンスはカンタンそうだ、と言っていたけれど。

ひ：タンクに水を注いでフタを閉じて半日ほど置いておけば、フィルターの汚れが水に溶け出して落ちるんですって。メンテナンスはそれだけ。

乾：おっ、それは本当にカンタンだね！

ひ：メンテナンスしていても使っているうちにフィルターのふちがホコリや水道水のカルキで汚れて落ちなくなってくるので、そうしたら交換よ。フィルターの交換目安は3ヵ月～6ヵ月とのことよ（交換フィルターは756円）。

乾：作りがシンプルだから手入れもシンプルでいいね。あとは実際の加湿性能がどうかだね。

加湿効果は…？

ひ：さっそく水を入れて使ってみるわ。

えーと、タンクには特に給水目安の線や容量はないけれど、だいたい80cc程度入るわね。あまり多く入れすぎてもこぼしてしまうから注意が必要ね。

フィルター全体に水分が行き渡ってなかなかいい感じよ。このまま様子を見てみましょう。

＜その日の夜＞

乾：「ちょこっとオアシス」はどうだった？

ひ：なかなかよかったわよ。パソコンの脇30センチくらいのところに置いて作業していたんだけど、こころなしかドライアイの症状が気にならなかったような。

厳密に湿度を計測したわけではないけれど、トレイの水が半分以下になっているのでそれなりに加湿してくれていたと思うわ。

乾：それはいいね。ボクも会社に持っていって試してみるよ。

ひ：フィルターが乾燥した状態なら重さたったの77グラム。サイズもコンパクトだから旅行にもぜひ持って行きたいわ。

乾燥しがちなホテルも、コレがあれば心強いわね。枕もとにおいておけば、寝ている間も呼吸がラクかしら。

乾：倒してタンクの水がこぼれてしまったり、誤ってタンクの水を飲んでしまったりなどといったことがないよう、小さな子供の手が届かないところに置いたほうがいいね。

あ、あと、おかーさんも枕もとにおいて使うときは十分注意が必要だよ。めざまし時計と間違えて思いっきり倒してしまいそうだからね。

ひ：そうね、気をつけるわ。

■寸評
乾：★★★★☆（星4つ）
オブジェのようなデザインが目をひき、なかなか気に入りました。コレでオフィスでも花粉症の症状が少しやわらぐといいなぁ。
ひ：★★★★★（星5つ）
気のせいかなぁ、とも思いつつ、近くに置いていたら目の乾きが多少ラクに感じたので助かりました。電源不要なのでどこででも気軽に使える点が魅力です。
た：おもしろいかたちだなぁ。あそんでいたらひっくりかえしそうになっておかーさんにおこられたよ。
ふ：おはなみたいでとってもかわいい！