Published on 10.03.11
【旅モノ59】マウスと同じサイズの携帯用アイロン「ミレ」の実用性は?
『マウス型アイロン「ミレ」』(ヴィトラ、1890円)
型番:VM-01、サイズ:110(W)x75(D)x高さ40(H)ミリ、重さ:187グラム、コードの長さ:1.5メートル、温度:約170℃、カラー:白・赤・青・黄
■商品の特徴
◉手のひらサイズのミニアイロン。小さいながらも実用的
◉AC100V~240V対応で、海外旅行先でも変圧器不要
◉携帯用ケース・ミニ裁縫セット付き
荷物にならない小型アイロン
乾太郎(父):ただいまー。おかーさん、来週から2週間出張になっちゃったよー、とほほ。
ひまわり(母):えっ、2週間!? おとーさんは普段長くても3日程度の出張ばかりだから、2週間となるとわが家にとってはかなり長いわね。
たいが(息子):えーっ、おとーさん2しゅうかんもいないの? んじゃぁ、そのあいだダレがボクのサッカーのあいてをしてくれるってのさ!? いっしょにゲームもしたいのに・・・。つまんないよー!
乾:たいが、ごめんな(涙)。2週間はちょっと長いけど、帰ってきたらたくさん遊んでやるからな。
ふたば(娘):2しゅうかんって、そんなにながいの? なんかいねたらかえってくるの? ふたばさびしいなぁ。
乾:ふたばぁー(大涙)、2週間も会えないなんて、おとーさんも寂しいよ。
ひ:ちょっと、ちょっと、子どもとしばらく離れるからって感傷にふけっている場合じゃないでしょ! 出張は来週なんでしょ? 着替えやら小物やら、出張の荷物を準備しないと!
乾:あぁ、もう、感動的なシーンなのに。おかーさんはいつも本当に現実的なんだから! 2週間も離れちゃうんだぞ、別れを惜しんだっていいだろう!
ひ:あー、それは失礼いたしました。どうぞご自由にー。でも前日に慌てても知らないからねー!
乾:なに言ってるんだよ、3日も2週間も荷物は一緒さ。大丈夫だよ!
シワシワなのは、やっぱり見栄えが悪い!
<出張前夜>
乾:うわー、まだ何も出張の支度してなかったよ、あたた。おかーさん、ワイシャツは何枚持っていったらいいかな? スーツは? 靴下は? ハンカチは??
ひ:ほーら、やっぱり直前で大騒ぎじゃない!
乾:ごめーん・・・。「日数が長くなっても一緒さ!」と思ったものの、やっぱりアレコレ悩んじゃって。
ひ:もう、しょうがないわね。ワイシャツと下着・靴下はここに用意してあるから、着たものはどんどんランドリーサービスにお願いしてね。
乾:用意してくれていたなんて、さすがおかーさん!
ひ:スーツは2着を着まわしでいいんじゃないかしら・・・? あっ、そうそう、念のためコレも一緒に持っていってね。
乾:何コレ? マウスじゃないの?
ひ:これは携帯用マウス型ミニアイロン「ミレ」よ。
た:えーっ、コレ、アイロンなの? マウスにしかみえないよ!
乾:ホントに、大きさといい形といい、どこから見てもマウスのようだよ。
ひ:おとーさん、出張の度にスーツの背中がひどくシワシワになるでしょ。アレってとっても格好悪いのよね。以前、旅モノでも衣類のシワ取りに、スプレー状の「ダウニー・リンクルリリーサー」を紹介したじゃない?
【関連くちこみ】「ダウニー・リンクルリリーサー」の実力とは?
シワも伸びて服についたニオイも軽減してくれる優れモノだったけれど、乾くまで時間がかかるのが難点だったのよね。出がけに気付いたシワなんかだとまったく間に合わないもの。
乾:でも、ホテルにもアイロンはあるだろうし・・・。
ひ:国内でも海外でも、部屋にアイロンとアイロン台を備えているホテルは増えているけれど、まだまだ多くはないわよね。
フロントに連絡して持ってきてもらう、と言っても、でがけに気付いたときなんかじゃ悠長に待っていられないし。
海外製のものだと温度調整がついていても華氏表示だったり、操作方法が日本製のものと異なったり、部屋にあっても使いにくいこともありそうじゃない?
いざというときのために、この携帯用アイロンも携行していけば安心よ。
小型ゆえのメリット&デメリットも
乾:なるほどね。大きさは本当にコンパクト。あ、でも持ってみるとマウスと違って重みがあるね。
ひ:重さは184グラム。アイロンだから適度に重さがあったほうがキレイにプレスできるのよ。このくらいの重さなら携行するのにも苦にならないでしょ?
乾:うん、確かに。こんなに小さいから電池式の簡易的なものかと思ったら、AC電源タイプなんだね。
ひ:そうなの。だから長時間の作業も安心よ。しかもAC100V~240Vに対応しているので、海外でも変圧器いらずで使えてとっても便利よ。
乾:それはいいね! でもプレス能力はいったいどうなんだろう?
ひ:さっそく試してみましょうよ。
まず本体側面に2ヵ所ある「オープンクローズボタン」を同時に押し、アイロン接地面となる「ソールプレート」を出す。
乾:おっ、アイロンらしい見た目になったね。
ひ:つぎに添付の電源ケーブルをミレー本体に接続し、続いて電源コンセントに接続する、と。
乾:なるほど、とくにオン/オフなどのボタンはなく、コンセントにつなぐと同時に電源が入るわけだね。
よし、コンセントにつないだぞ。通電するとパイロットランプが点灯。おっ、30秒くらいでけっこう熱くなってきたぞ。
ひ:適温になるとランプが消えるなどのサインがあると嬉しいけれど、残念ながらそれはないのね。いま通電から1分くらいね。熱くはなっているものの、まだシワがキレイにのびるほどではないかな。
乾:確かに適温かどうかがわからないと不便だね。実際にプレスしてみて状態を見るという感じかな。
ひ:通電から2分くらい置いてみたわ。ふたばのスモックの袖、むかって左側だけプレスしてみたけれどどうかしら?
乾:おっ、かなりキレイにプレスできているんじゃない?
ひ:マウスのような本体はなかなか持ちやすくていいわよ。一般のアイロンとくらべてしまうとやや物足りない感じだけど、小型のわりには十分プレスできているわよね。
乾:一般のアイロンより物足りない感じがするのは、温度が低いことが原因なのかな?
ひ:温度は約170度まであがるそうなの。「高・中・低」の三段階で言うなら「中」相当までは上昇するので、温度的には一般のアイロン相当よ。
一般のアイロンにある、「スチーム」や「温度設定」などができると、小ぶりながらもう少しキレイにプレスできるようになるんじゃないかしら。
じつは、同じメーカーの小型アイロンにスチームや温度設定機能を搭載した「VM-02T」(電圧切り替え型)という製品もあるのよ。
乾:サイズや重さも400グラムとひとまわり大きくなるので、用途に応じて選ぶといいね。
ひ:一般のアイロンと違い通電しているときや電源を切った直後もアイロン接地面がむき出しなので、子どもがさわらないように十分注意しないとね。
また、使用後にソールプレートを格納するときもしっかり温度が下がってからにしないとヤケドしてしまうわ。
ちなみに、本体の上ぶたにはミニ裁縫道具も収納されているのもちょっとうれしいわよね。
乾:操作もカンタンでボクでもすぐに覚えられたぞ。よしっ、今回の出張ではスーツが「シワシワ仮面」にならないようにガンバるぞ!
ひ:そうそう、その調子。見た目だけでもビシッとね!!
乾:「見た目だけでも」って、なんだかなぁ・・・(涙)。
■寸評
乾:★★★★★(星5つ)
常に持ち歩くには少し重いですが(笑)、コンセントのあるところなら出張に限らずどこでも気軽に持っていける便利なアイロンだと思います。長期の出張もコレでビシッ! と決めるぞ!
ひ:★★★★☆(星4つ)
小さいけれどなかなかいいと思いました。ケーブルの長さも1.5メートルと適度で思ったほどかさばらずよくまとまっていると思います。ただやはり一般的なアイロンと比較してしまうと少し物足りなく感じてしまします。色違いで赤・黄・青のビビッドなカラーもあるのでお好みでどうぞ。
た:コレどうみてもマウスなんだけど?
ふ:ふたばサイズのアイロンだよ!
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