Published on 10.03.04

【旅モノ58】気軽に撮れてテレビで観られる小型ビデオカメラ「ザクティ Xacti」

「ザクティ Xacti」（三洋電機、2〜8万円/機種による）

型番：HD1010 （08年6月発売、旧機種）、サイズ：90（幅）×54.5（奥行）ｘ112.6（高さ）ミリ（突起部を含まず）、重さ：約268グラム、記録方式：SD、SDHC、光学ズーム：10倍、画素数：400万画素
■商品の特徴
◉軽量ポケットサイズで、写真もムービーも手軽に撮影
◉握って撮れるグリップタイプで、手の小さい女性でもしっかり固定
◉SDカードに録画。MPEG-4対応でPCでの編集作業もカンタン

動画も静止画も気軽に撮れる「ザクティ」

たいが（息子）：おとーさん、あしたはおやすみだからさぁ～、どこかにあそびにつれていってよー！

ふたば（娘）：ふたばはどうぶつさんがみたい！

乾太郎（父）：おっ、いいね。明日はお天気もよくてあたたかくなるみたいだし、お弁当を持って動物園に行こうか？

た・ふ：やったー！

ひまわり（母）：動物園いいわね！　よーし、じゃぁ、おかーさんは早起きしておいしいお弁当を作るわね。おとーさんはいつものようにカメラ類の準備をよろしくね！

乾：もちろんさ！　えーと、どのカメラを持っていこうかな～。望遠レンズもあったほうがいいかな？　三脚は？　いやぁ、悩むな～。

ひ：・・・。カメラのこととなると熱くなりすぎなのよね・・・。明日もおとーさんはカメラ関係だけで荷物がいっぱいになりそうだわ（汗）。

＜翌朝＞

ひ：おはよう！　とってもいいお天気になったわよ。お弁当は準備オーケー！　おとーさん、カメラは大丈夫？

乾：もちろんさ！

ひ：へ、荷物コレだけ？　今日はやけ少ないわね（不安）・・・。デジカメ持った？　ビデオカメラは？

乾：だから準備はバッチリだよ。昨晩アレコレ悩んだんだけど、身軽に動きたいからけっきょくコレ一台にしたんだ。

ひ：あ、そうか！　「ザクティ Xacti」があったわね。1台でムービーも静止画も撮影できるから、ここ最近わが家の旅行で大活躍してくれていたんだったわ。

乾：カメラ好きのボクとしてはカメラを語りはじめたらつきないけれど（笑）、Xactiは全体的にとてもよくできたカメラだと思うよ。

ひ：おっ、おとーさんの「合格」が出たわね！　撮影はいつもおとーさんまかせで、じつはワタシ自身はあまり使ったことがないんだけれど（汗）、Xactiはいったいどんなところがいいのかしら？

乾：まずなんといっても「ムービーがメインな動画デジカメ」の元祖だから、1台でどちらも気軽に撮影ができるところだね。

デジカメで動画も撮れる、という「静止画」がメインで「ムービー」がオマケ的なカメラはたくさんあるけれど、「ムービーがメイン」のデジカメの登場はとても斬新だったよ。

ひ：なるほど。

PCでの編集は◎、ブルーレイとの連携は×

乾：パソコンとの親和性が高いのもわが家にとってはよかったね。

高い圧縮率でワンセグやPSPなどにも採用されている「MPEG-4 AVC/H.264」規格なので、パソコンでの編集作業がラクなのが助かるよ。

逆にブルーレイメディアに焼きたいという希望がある場合は煩雑になってしまうので、そのあたりは購入前によく検討しておいたほうがいいね。

ひ：ちょっとワタシにはトンチンカンになってきたけれど（汗）、まぁ、わが家には合っていた、ということね。

乾：まぁ、そういうこと（笑）。そして、わが家が使用している「Xacti DMX-HD1010」の後継にあたる現行機種、「Xacti DMX-HD2000」でも実売4～7万円といった低価格レンジながら「フルハイビジョンムービー」（1920×1080画素）が撮影ができるのが魅力的だよね。

ひ：そうそう。

そもそも、たいがとふたばの保育参観がまったく同じ時間に開催されることになり、それぞれの保育風景をビデオ撮影するために「デジタルビデオをもう一台購入しようか？」と検討をはじめたのよね。

「2台目のデジタルビデオカメラとしてどういったものを買うか？」で悩み、「フルハイビジョン」と「価格」が決め手になったのよね。

乾：2台目として購入したけれど、けっきょくこちらのほうが大活躍しているけれどね（笑）。

ひ：ところでXactiはSDカードに記録するんだったわよね？　フルハイビジョン撮影だとすごくデータが重そうだけど、どれくらいの容量があればいいのかしら？

乾：カタログ記載だと、「Full-HD」撮影なら8GBあれば1時間14分録画できるよ。最大32GBまでのSDカードに対応しているから申しぶんないんじゃないかな。

ひ：なるほど。そのほか従来のデジタルムービーと違って「ココもいいよ！」なんてところはある？

乾：大きさがコンパクトだよね。重量も軽いんじゃないかな。起動時間も従来のものより早い気がするよ。

グリップタイプの形状は斬新だけど慣れると持ちやすいし、従来のデジタルムービーと違って左ききの人でも多少難はありながらも操作できるんじゃないかな？

ボク自身も左ききだけど、ムービー操作は右ですることに慣れてしまっているから試したことはないけれど（笑）。

ひ：ボタン操作は？

乾：少なくともこの「Xacti DMX-HD1010」についてはおおむねよくまとまっていると思うよ。

ひ：なんだかいいことづくめね！

乾：うーん、でもあくまでも「ムービーメインの動画デジカメ」だから、逆に静止画はオマケ的なところもあるよ。

液晶画面でも映りを確認しづらいところが少しあるかな？　通常デジタルカメラで静止画を撮影するときは撮影ボタンを「上から下」に押し込むけれど、Xactiの場合は「手前から奥」に向かって押し込むので、慣れるまで少しムズカシイかもね。

ひ：なるほどね。そうえばXactiにはいろんなラインアップがあって、ハイビジョンだけに対応したよりリーズナブルなモデルや、防水仕様のものも人気のようね。

そんななかから、わが家がこの「Xacti DMX-HD1010」を選んだ決め手はナンだったの？

乾：ドッキングステーションでカンタンにテレビと接続・再生ができるのが魅力だったんだ。子どもたちって、なぜか撮影したムービーをすぐに見たがるだろう？

ひ：あら、案外子ども思いのところもあるじゃない（笑）。

乾：でも一番のポイントは、このモデルだけレンズがコミカミノルタのレンズだったってこと（笑）。「餅は餅屋」で、レンズはやっぱり老舗メーカーのものが一番だよ！

ひ：なんだ、やっぱり自分の好みが一番だったのね（汗）。

■寸評
乾：★★★★★（星5つ）
最近ちょっとした外出はコレばかりです。子どもを連れての外出はただでさえ荷物が多くなりがちだし、ムービーとコンパクトデジカメ（ボクの場合は更に一眼レフデジカメ＆レンズが加わりますが・・・）をアレコレ持ち替えて撮影するのは至難のワザ。一度使い出すと便利で手放せなくなりますよ。
ひ：★★★★★（星5つ）
撮影はおとーさん任せであまり使っていなかったのですが、この機会にいろいろ意識しながら使ってみたらなかなかよいですね！静止画の撮影はおとーさんの言う通りやはり難儀しましたが、なれることで解消できそうです。そして何より、おとーさんの荷物がコンパクトになったが一番の収穫です（笑）。
た：コレかっこいいよね！
ふ：ふたばもとってみたいなぁ～。