Published on 10.04.30
【旅*流儀77】飛行機はなんで飛ぶの? なぜ搭乗は左から? 子供に教えてあげたい「飛行機の素朴なギモン」
あんな鉄のかたまりが飛ぶなんて…と昔の人もいいました
「飛行機はあんな重たいのに、どうして空を飛ぶのだろう?」と、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
飛行機が離陸する際、滑走路を走る速度は時速250キロくらい。
翼にぶら下がっているジェットエンジンが回転することにより、空気を吸い込んで猛烈な勢いで後ろに吐き出すと、その反動で前進するそうです。
時速250キロくらいのスピードを出すことで、翼のうえにも時速250キロの空気が流れます。
翼の上と下との形の違いから、上のほうが空気が早く流れて、圧力の違い(揚力)が生じて浮くことができるそうです。
ジェットエンジンといえば、連日ニュースにもなっていたアイスランドの火山噴火により、多くの国の空港で飛行機が離発着できなくなった件が記憶に新しいかと思います。
飛行機が飛べない理由は、空気中に舞う火山灰のせい。
視界が悪くなるのはもちろん、灰がジェットエンジンのなかに入って支障をきたす可能性があり、最悪墜落することもある…と解説されていました。
2009年1月に、NYのハドソン川でUSエアウェイズが不時着水した事故も、エンジンに鳥が巻き込まれ(バードストライク)、エンジンが停止してしまったことが原因です。
機体により異なりますが、大きなものだと直径3メートルのファンを持つというジェットエンジン。
圧倒的な威力が頼もしい反面、空気以外のものを吸い込む可能性もないとはいえないところが少し怖いですよね。
当たり前のように左側から搭乗していたけれど…
機内へ乗り込む際、みなさん機体のどちら側から搭乗していますか?
かならず飛行機の左側からですよね。そして、荷物などの積み込みは、進行方向に向かって右側から行われます。
ハワイの離島便などの小さめの飛行機でも、屋外に直接降り立つ際にも左側から降ります。
でも、機内のドアは左側のみというわけではなく、右側にも非常口(ドア)があり、緊急時用の案内マニュアルなどには、両方の非常口から逃げる(避難する)という図があります。
「これはどういう理由なのか?」と気になり調べてみたところ、ルーツは「船」にあるようです。
かつて海外を移動するための手段だった船では、右に舵板がありコントロールしていたそうです。
舵板が右にあるため、接岸して人が乗り降りしたり、荷物を積み下ろしすることになったのが左側。
飛行機へと時代が変わってきましたが、船の慣習が受け継がれ、飛行機の乗り降りにはキホン的に左側を利用するそうです。
ちなみに、機体左側のドアを「パッセンジャードア」右側を「サービスドア」と呼んでいるそうです。
機内で使う水の処理ってどうなっているの?
あと、気になるのが「機内の水(トイレも)はどうなっているのか?」。
トイレの水や汚物は専用タンクに集められて地上で処理しているようですが、それ以外の水は飛行機の機体下にある排水塔から機外に放出されると。
上から降ってきそう! と思ってしまいますが、高速で飛んでいるためすぐに空気中で分散されるそうです。
ちなみに、国際線だと機種にもよりますが1200リットルもの水をタンクに入れて飛んでいるそうです。
1人ひとりが少しずつ水の利用量を少なくすれば(トイレを我慢するという意味ではないですが)必要量も減り、少しでも軽くなって、結果的にCO2の排出量も減ることになります。
航空会社側はサービス上必要な積荷ではあるかと思います。
が、たとえば必要以上のドリンクやミールなど積み込む代わりに、事前のリクエストを乗客に聞いたうえで積み込む量を少なくできればエコでいいのかも…な〜んて思ってしまいますよね。
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