Published on 10.05.06
【旅モノ67】重量オーバーで追加料金なんてバカらしい…「ウェイトチェッカー」で超過料金対策を
「ウェイトチェッカー」(ソルター、4000円前後)
本体サイズ:14.5(W)×奥行3.2(D)×高さ8(H)センチ、重さ:約160グラム、付属品:リチウム電池CR2032×1個
◉ストラップを通して持ち上げるだけで、荷物の重さをカンタン計測
◉最大40キロまでの荷物を100グラム単位で計測可能
◉スケール本体はたった160グラム。旅行先にも携行可能
重量オーバーで2万円!?
ひまわり(母):(電話口で)えーっ、ホントに? うん、うん。きゃーっ!! それはちょっと恥ずかしかったわねー、同情するわ。
それでそれで? えっ、ぎゃー!! そんなにぃ!? 高すぎっ、信じられないわ! うん、うん・・・
乾太郎(父): おい、たいが、おかーさんはいったい誰と電話で話してるんだい? かれこれ30分近くになるけど・・・
たいが(息子):となりのマンションの「つばきさん」だよ。
乾:へぇ、なに話してるんだろ? さっきから「えーっ!」とか、「きゃー!」とか、「!!」ばっかりで、さっぱりわからないよ・・・
た:しーらない。それよりボクおなか減ったよー(涙)。おかーさん、まだおわらないのかなぁ。
乾:おっ、ちょうどいい! たいが、おかーさんの近くで「おなかへったー!!」って言ってみなよ。
た:えっ、いいの? (ひまわりのそばに移動)ねぇ、おかーさん、おなかへったよーっ!!
ひ:えっ(怒)、あ、ごめんなさいね、うん、うん、たいがが「おなかへった!」ってうるさくて。うん、じゃぁ、またね、はい、失礼しまーす。(ガチャ)
んもう、たいがっ! 電話してる近くで大きな声出さないでよねっ!
た:えーっ、だって、おとーさんが「おなかすいたー!!」って言えって。
ひ:はん(怒)?
乾:い、いや、その、ね、たいががおなかすいてツラそうだったからさ、ははは(汗)。
ひ:もう! こっちは大事件でそれどころじゃないってのに!
乾:大事件?
ひ:そうよ、大事件よ!! 椿さん、このゴールデンウィークにフランスツアーに参加したんですって。
乾:フランス? いいなぁ~。ボクたちは10年前に行ったきりだね。また行きたいなぁ(涙)。
ひ:それがね、椿さん、おみやげを買いすぎて帰国便にチェックインした際に、機内受託手荷物が重量オーバーになってしまったそうなの!
乾:へぇー。
ひ:「へぇー」じゃないわよ! とってもタイヘンだったんだから。
地上職員の人に「機内持ち込み手荷物として10キロまでは無料で持ち込めるから、スーツケースの荷物を移してみて」と言われ、空港でスーツケースを開いて荷物を入れ替えたそうなんだけど、それでも少し超過してしまったそうなの。
そうしたら、「超過手荷物料金」として2万円近く徴求されてしまったんですって! 2万よ、2万!!
乾:あちゃー、たまに見るよね、空港のチェックインカウンター近くでスーツケースを広げている人。あれはタイヘンそうだよねー。
ひ:んもう、のんきなんだから。ワタシが驚いているのは金額もさることながら、ほんの少しの重量オーバーでも見逃さない空港職員の対応よ。
以前はもっと寛大だったと思うんだけどなぁ。
今後はもっとキビシくなりそう…
乾:「燃油高騰」、「CO2削減」と、乗客や荷物を含めた「機体重量」は「軽いのがベスト」という時代だもんね。
以前は多少の超過なら目をつぶっていたところも、いまはシビアにならざるをえないんじゃないかな。
ひ:でも2万円は高いわよー(怒)。まぁ、わが家はもともと荷物は少ないし、おみやげを山のように買い込むこともないから、こういった心配とは無縁だけれどね。
乾:いやいや、そんなこともないよ。「超過手荷物」としては荷物の重量を気にする必要はないかもしれないけれど、LCC(ローコストキャリア:格安航空会社)を利用するときはあらかじめ預ける荷物の重さも考えて予約したじゃない?
予約時の荷物の重さと、実際に搭乗する際に荷物の重さに開きがあると、そのぶんは超過徴収されるわけだからね。他人ごとではないよ。
ひ:あっ、そうね。確かに去年の夏「エアアジア」を利用する際、予約時に預け荷物の重さも申告しなきゃいけなかったので、家でおおまかに荷物をつめて体重計で量ったわよね。
【関連くちこみ】「エアアジア」の予約から到着までを6回で解説
タイヘンだったけど懐かしいわぁ。
乾:米国の国内線では機内受託手荷物はすでに有料化がスタンダードになっているし、LCCの「スピリット航空」が「機内持ち込み手荷物も有料化する」と発表したのは記憶に新しいところだよね。
この先、搭乗時の荷物の「数」と「重さ」はますますシビアになっていくんじゃないかな。
ひ:確かにそうかもしれないわね。
でも「スーツケースの重さ」って量るのタイヘンよね。わが家のデジタル体重計で量ると、ちょうどデジタル表示部分が荷物に隠れてしまって読み取るのがタイヘンだったわ。
それに、家ではなんとか量れたとしても、みやげやら旅先でもらったパンフレットやらで帰国時の荷物は出国時よりさらに重くなっていることが多いものね。
帰国時こそ量りたいところだけれど・・・
ケータイより少し大きいけど携帯性は十分
乾:なーんだ、それならいいものがあるよ。はい、コレ。
ひ:「ソルター ラゲッジスケール」。エッ、このつり革みたいなものが量りなの? ソルターっていえば、200年以上の歴史がある英国のスケールメーカーよね。
乾:そうさ。たまたまネットで見つけて購入してみたんだ。
インターネットオークションなんかで荷物を発送する際、「あらかじめ重さがわかると便利かな?」と思って買ったものなんだけど、40キロまで100グラム単位で計測できるから、旅行荷物の計測にもピッタリだと思うよ。
ひ:へぇ、吊り下げて量るわけね! しかもコレ、小さくて軽いわ!!
乾:本体部分は携帯電話よりひとまわり大きい程度かな。重さはたった160グラム。
「CR2032」電池1個で稼動する優れものさ。
ひ:これなら旅先にも持っていけるわね。カンタンに重さのチェックができて、チェックイン時にドキドキする必要がないわ。
さっそく計量してみると…
た:なになに、へぇ、おもしろい! これでおもさがはかれるの? ねぇ、おとーさん、ボクのランドセルのおもさをはかってよ!
乾:ランドセルの?
た:まいにちおもくていやになちゃうんだよ(涙)。せんせいは「まだまだきょうかしょもすくないからかるい、かるい!」っていうんだけれど、ボクはぜーったいおもいとおもうんだよね。
乾:ははは、おもしろいね(笑)。ちょうどいい、ためしにたいがのランドセルの重さを量ってみよう。
た:やったー!
乾:えーと、まずウェイトチェッカーのベルトにランドセルをはめて、と。吊り下げる前にハンドル上部の電源ボタンを押す。
デジタル表示が「0.0kg」になったらウェイトチェッカーをそっと持ち上げるだけだね。よーし!
ひ:どれどれ? (ピッ)あ、あっという間に計測終了ね。えーと、教科書やふで箱が入った状態で「2.9kg」よ。
た:それってどれくらい??
乾:500ミリリットルのペットボトル約6本分だよ。
た:げっ、6ぽん!!やっぱりー、すごいおもいはずだよー(涙)。
ひ:ところで「2.9kg」って正しい重さなのかしら?
念のため体重計でも量ってみましょうよ。えーと、こちらだと「3.0kg」。ほぼ合っているようね。
乾:ウェイトチェッカーを取り付ける位置を変えたりしながらランドセルを5回ほど量ってみたけれど、2.8kg~3.0kgで、誤差は許容範囲だったよ。
ひ:量りたいモノにベルトを取り付けて持ち上げるだけだから、どんなものでもカンタンに量れるわね。スーツケースもラクラク計測できたわ。
乾:宅配便で送りたいダンボールなど取っ手のないものでも、袋に入れたり、ヒモをかけたりしてウェイトチェッカーのベルトがひっかけられるようにさえすれば、なんでもカンタンに計測できるね。
ひ:電源を切り忘れても、約1分でオートオフされるところも便利ね。
電池交換もとてもカンタン。電源ボタンが押されやすいので、旅先に携行するときなど、使わないときは電池を抜いておくといいかもしれないわね。
乾:いやぁ、これは便利だね。実売価格は約4000円。超過手荷物料金を考えたら安いものだよ。
ん? たいが、おとーさんの通勤カバンの重さを量ってるのかい?
た:ボクのランドセルが2.9キロもあるのに、おとーさんのカバンはたった1.6キロ!
おとーさんもカメラざっしばっかりよんでないで、ボクみたいにがんばらないとダメだよ!
乾:ひょえー、口調がまるでおかーさんだなぁ(涙)。
乾:★★★★★(星5つ)
今までありそうでなかったアイテムですね。前回の旅行で計量に苦労したスーツケースが、いとも簡単に量れて感動してしまいました。ソルターは歴史のある秤ブランド。信頼性もバッチリです。
ひ:★★★★★(星5つ)
とっても気に入りました!!今後もLCCを積極的に利用していきたい我が家には欠かせないアイテムになりそうです。旅先にも持っていけるコンパクトさが二重丸です!
たいが(息子):まいにち3キロのランドセルをせおってがっこうにかようボクはえらいよねー!
ふたば(娘):ふたばのようちえんカバンは300グラムだったよ!
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