Published on 10.05.22
【香港虎の巻42】動物園のない香港では貴重な公園！サルや鳥に出会える「香港動植物公園」に行こう
子どもたちに大人気の「香港動植物公園」へ
イギリスの植民地だった香港には、キレイに整えられた大きな公園がたくさんあります。
数ある公園のなかでも子供たちに大人気の公園と言えば、「香港動植物公園 Hongkong Zoological&Botaical Gardens」。
公園内に温室や動物の檻が並び、さながらミニ動物園のよう。動物園のない香港においてはかなり貴重な存在です。
今回は動物たちに出会える、子供達の大好きな公園「香港動植物公園」を紹介したいと思います。
「香港動植物公園」はピークトラム駅や以前紹介した「香港公園」からもほど近い、ヴィクトリア・ピークの中腹に位置しています。
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ただし、こちらの最寄り駅はMTR「中環」（セントラル）駅。
徒歩なら20分ほどですが、これからの季節、炎天下の中を歩くのはかなりの苦行。ということでバスの利用がオススメです。
中環埠頭から12番バスに乗れば公園の入り口はすぐ目の前。以前「香港公園」のコラム内で紹介した「15C」のオープントップ・バスに乗って、「ピークトラム」駅から歩いても5分ほどで着きます。
ただしピークトラム駅から公園までは傾斜のキツイ上り坂。覚悟して歩いてくださいね。
「ピークトラム」駅に近い入り口から散策スタート
ピークトラム駅に近い入り口には第一次、第二次世界大戦で亡くなった中国人に対するメモリアルアーチが建っています。
今回はこちらの入り口から散策スタート。
入ってすぐ左にあるのが「竹園」。
こちらはあまり人気がないのか、いつ行っても人の姿なし。
でも、サルやパンダが支えてくれているベンチがさりげなく置いてあったりして、けっこう私の好きな場所です。
売店で飲み物を購入してひと休み…
竹園の先を右に曲がると、大きな噴水広場があります。
噴水の奥には小さな売店があり、軽食や飲み物、シャボン玉などのちょっとしたオモチャを売っています。
公園の周りにはレストランなどがないので、ここで花を眺めながら軽く食事を摂るのもいいですね。ちなみに私が見た限り、人気メニューは「出前一丁」でした。やっぱり・・・。
売店の前の植え込みにはオラウータンなどの動物が。
もちろん本物ではありませんが、この噴水広場内にはこういった石で作られた動物たちがたくさん置かれています。
草に隠れるようにひっそりと置かれているものもあるので、「どちらがたくさん見つけられるかな」なんて子供と競争してみるのも楽しいですね。
お楽しみの「バードゾーン」と「アニマルゾーン」へ
噴水広場から階段を上ると、そこはバード・ゾーン。
フラミンゴや丹頂鶴などの鳥たちに出会えます。
ひとつひとつのゲージが広いので、鳥たちもゲージ内を悠々と飛び回っていてキモチよさそうです。
バード・エリアから小さなトンネルをくぐった先にあるのが、アニマル・ゾーン。動物と言ってもココにいるのは猿が中心です。
オラウータン（上の写真）やとても小さなピグミーマーモセット、孫悟空のモデルになったと言われるキンシコウ（下の写真）など、猿たちがゲージ内をせわしく動き回る姿に、見学中の子供たちも大喜び。
歓声が響き渡っていました。
そのほか、爬虫類館や児童遊技場もあります
ほかにも温室やハーブ園、爬虫類館、児童遊技場などがあります。
が、この公園は山の斜面に造られているので、園内の高低差はかなりのもの。全部回ると疲れてしまうので、ピンポイントで見て回ることをオススメします。
ちなみに児童遊技場は公園の一番高い場所にあります。遊技場に着くころには、パパもママもヘトヘトですね、きっと。
道の脇にある花壇にも、いろいろめずらしい花や植物を発見できます。
今回私の一番のお気に入りは「パイナップル」。
小さなパイナップルの赤ちゃんが、鉛筆のように生えている様子はなんとも言えずカワイらしいこと。
動物園として見ると動物や鳥の種類は少ないですが、入場無料なのでしかたありませんね。
本格的な猛射がやって来る前に、子供を連れてのんびり散歩がてら、動物たちに会いに行きませんか。
香港動植物園
住所：Albany Road, Central, Hong Kong
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