Published on 10.06.04

【旅＊流儀82】個人経営のプチホテルからアパートホテルまでを網羅する予約サイト「ブッキング・ドットコム Booking.com」

最低価格を保証する「ブッキング・ドットコム」

海外旅行を計画する際、ホテルをあれこれ探すのも大きな楽しみのひとつ。

最近はもっぱら「ホテル予約サイト」を利用することが多いのですが、よくのぞいているのが「エクスペディア Expedia」と「ブッキング・ドットコム Booking.com」。

価格やホテル情報、予約方法やキャンセル、変更などのしやすさなど使い勝手の面で、この2サイトはオススメです。

そして、この2サイトはいずれも「最安価格保証」を約束しているのも共通点。

ブッキング・ドットコム……同じ条件で他の予約サイトでより安価な料金が見つかった場合、予約完了から24時間以内に連絡すると他サイトと同じ金額が適用されます
エクスペディア……日本円で料金を提供している他の予約サイトでより安価な料金が見つかった場合、予約の翌営業日、営業時間内までにカスタマーサポートセンターまで電話すると、クレジットカードに差額+1000円が返金されます

私は、いくつかの予約サイトを参考にして最終的にホテルを決めます。
以前ブッキング・ドットコムを利用した際、料金はさほど変わらなかったのですが、こちらのサイトのみ特典が付いていました。朝食と1日○○ドルの館内飲食で利用できるクレジット、エステ割引…などなど。
これに惹かれて予約して大正解だったことから、ブッキング・ドットコムも大のお気に入りサイトになりました。

以前紹介した「エクスペディア」につづき、今回は「ブッキング・ドットコム」のメリットや使い方についてくわしく案内していこうと思います。

【関連くちこみ】ホテル予約サイト「エクスペディア」を味わいつくす

個人経営のプチホテル、アパートホテルまで網羅

「ブッキング・ドットコム」は、オランダのアムステルダムを拠点とするホテル予約専門サイト。

設立はエクスペディアと同じく1996年ということなので、ちょうど日本でもインターネットが普及しはじめたころですね。
現在では、掲載ホテルは81ヵ国8万6000軒以上、36言語に対応しているグローバルなサイトです（エクスペディアの取り扱い軒数は、8000都市5万軒）。

このサイトの魅力は、ほかのサイトでは見つけられないような個人経営のプチホテルやアパートホテル、B&Bなども掲載されている点。ホテル選びの楽しみが広がります。

ホテルの検索方法は、いたってカンタン。

気に行ったホテルの部屋タイプを選んで予約に進み、メールアドレス、クレジットカードの詳細などを記入し連絡先を送ると、予約確認メールが届き、それをプリントアウトしてホテルに持参するだけ。
クレジットカード情報は、ホテル側がノーショー（連絡なしのドタキャン）のペナルティやキャンセルフィーを補償するためのもの。
ブッキング・ドットコムでは、一般的なホテル予約サイトのように予約時に支払う必要はなく、宿泊する際に直接ホテルに支払うしくみです。

返金不可の部屋（そのぶん安い）でない限りは、変更やキャンセルもキャンセルポリシーに従い、料金発生指定日まで無料です。
キャンセル料が発生するのは、ほとんどの場合到着日の2日前の午前0時〜前日の午前0時。なかには当日16時までオーケーというホテルも。
この支払い方法やキャンセルポリシーは、突然体調を崩すリスクもある子連れ旅行には利用しやすいシステムだと思います。

ユーザーの「くちこみ」（レビュー評価）からホテルが選べる

それでは、さっそくホテルを予約してみましょう。

トップぺージから行きたい都市、日付を入れると、検索結果がズラリと人気順に出てきます。

↑試しに「オアフ」で8月1日〜5日、大人2名＋子供1名で検索、60軒が予約可能でした。エクスペディアでも同条件で検索してみると86軒が検索結果として表示されますが、実際に予約できるのは63軒。

ブッキングコムの「人気順」とは、同サイトが評価する「プリファード・ホテル・プログラム」に基づき、そのプログラムに参加しているホテルを優先的に紹介するしくみです。

↑「星」（利用者からの5つ星評価）や「料金」、「レビュー評価」で並べ替えて閲覧することもできます。

試しに、オアフホテルの「人気順」の一番上に表示されている「Equus Hotel & Marina Tower」をクリック。すると、1ページに料金やお部屋タイプから写真、館内設備、ホテルポリシーなどがまとめて表示されます。

エクスペディアとは違い、何度もクリックしなくていいのはラクですね。

「最新の予約情報」なども表示する、ユニークなシステム

客室タイプや条件（返金不可など）により料金が異なり、残室も残り少ない場合は赤文字で記載されます。

↑「客室タイプ」に料金に含まれるもの、含まれないものが出ています。さらにくわしく知りたければ、「条件」の項目にカーソルをのせると、キャンセルポリシーや税金の金額などが表示されます。ハワイの場合、税金が約12パーセントと高い地域ですが、パリなどの欧州エリアではほぼ税金が含まれた金額が表示されます。
表示通貨は日本円も選べますが、支払いは宿泊時に現地通貨で行いますので、予約時とレートが違うこともあります。
ユニークなのが、該当先のホテルに世界のだれかが予約を入れたときには「このダブルルームは40秒前に予約されました」、現在の閲覧人数などの最新予約情報が一時的に表示され、「このホテル、人気があるんだなぁ」と知らせるしくみになっていること。