Published on 10.06.26

【食べごろ上海02】地下鉄9号線「馬当路（マーダンルー）」駅から万博専用の13号線に乗り換えれば、そこはもう万博会場！＜交通編＞

地下鉄2号の開通で便利になったしゃんバイ

万博効果で、上海市内の交通の便は格段にレベルアップしました。

まず、空港から市内までは、「浦東（プートン）」空港から「虹橋（ホンチャオ）」空港・ターミナル2まで、上海市内を経由するルートで地下鉄2号線がつながり、カンタンに街中にアクセスできるようになりました。

日本からの発着便が多い「浦東空港」からは、リニアモーターカーで「竜陽路（ロンヤンルー）」駅まで出て、地下鉄2号線に乗り換えるというのが従来の方法。

それに加え、地下鉄2号線「浦東国際机場（プートングオジージーチャン）」駅から、地下鉄1本で街中まで出ることもできるようになりました。
なお、地下鉄2号線のみで上海市内にアクセスする場合は、空港から8駅先の「広蘭路（グワンランルー）」駅での乗り換え（同一ホームにて、4両編成車両から8両編成車両への乗り換え）が必要になります。
羽田空港からのフライトの窓口となる「虹橋空港」ですが、国際便はおもに「ターミナル1」で発着しています。

新しくできた地下鉄2号線の駅「虹橋2号航駅楼」駅は、残念ながらターミナル2のみに乗り入れているので、日本から来た場合、利用する機会は少なそうです。

まずは地下鉄9号線の「馬当路」へ

街中へのアクセスは、従来どおりタクシーを使う方法がもっとも便利だと思います。

個人旅行で上海に来た場合、万博まで足をのばす際に気になるのが、現地までの交通アクセスです。

もっとも安価なのは、やはり地下鉄を使って行く方法。

最寄駅から、地下鉄9号線の「馬当路（マーダンルー）」駅まで乗り継ぎ、そこで万博専用線である13号線に乗り換えます。駅構内の案内に従って、一度駅構内から外に出ます。

てくてくと3分ほど歩き･･･

案内に従って進むと、セキュリティーチェックのテントが見えてきます。

ココで、空港内と同じような手荷物検査を受けます。

来場者数が多くなることを想定したためか、広い敷地をとって入場ゲートを作っていますが、私の入場した午前10時過ぎには、待ち人数も少なくガラガラに近い状況でした。

ほとんど並ぶこともなく、セキュリティーチェックに要した時間は5分程度。

万博会場内を走る13号線に乗ろう

チェックポイントを越えると、13号線の駅の改札、つまり万博会場への入り口となっています。

地下鉄の切符の代わりに、今度は万博のチケットを通して、駅構内へ。

改札を通ると、万博チケットは左右の隅・縦方向に「Expo 2010」と印字されます。

そして13号線車両に乗り込むと、もう万博気分。みなさん会場地図を広げて、どこに行くかを検討していました。

企業館などが集まるD、Eエリアへは、次の駅「廬浦大橋（ループーダーチャオ）」で、各国パビリオンへは2つ目の終着駅「世博大道（シーボーダーダオ）」で降車します。
駅構内から外に出ると、もうそこは万博会場です！

「万博タクシー」では日本語ヘルプサービスも

地下鉄を使う以外にも、タクシーを利用する方法もあります。会場の入場口近くまで連れて行ってくれるので、地下鉄乗り換えがめんどうな人にオススメです。

2010年4月から導入された、通称「万博タクシー」は、従来のタクシーより車両も新しく、乗り心地もバツグン。

車体には上海のシンボル・東方明珠塔や中国館がペイントしてあるので、カンタンに見わけられます。

流しでもかなり走っているので、空車のサインを見かけたら、記念に乗ってみるといいかもしれません！
運賃は従来タクシーと同じで、初乗り12元のメーター制となっています。
行き先を告げるには、通りの名前が漢字記載されたメモ（例：中山路×西蔵路、など）を渡すか、ガイドブックの地図を指し示すだけでもオーケー。

言葉が通じなかった場合には、日本語で対応してくれる無料ヘルプライン（962288）もできました。ここに電話すると、運転手との通訳もしてくれるそうです。