Published on 10.06.11
【旅*流儀83】今秋にも具体的な計画案を策定…待望のLCC専用ターミナルが成田空港に新設されるかも!?
成田空港に「LCC」専用ターミナルができる…?
アジア諸国やヨーロッパではすっかり浸透している格安航空会社「LCC」(ロー・コスト・キャリア Low Cost Carrier)の専用ターミナルが成田空港に新設される、というニュースが飛び込んできました。
LCCが就航している都市まで飛び、そこからLCCを利用すれば旅行費も押さえられるので、日本人にも選択肢のひとつとして広まりつつあります。
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「安かろう、悪かろう」という言葉もあるので、割高でも確実性において信頼できるメジャー航空会社を利用する、という人もいるはず。
が、言葉の通じる成田発となれば、エコノミークラスで旅行する客層にとっては、うれしいニュースになりますよね。
10月の羽田空港の国際線ターミナルオープンを控え、空港間の競争力強化のためにも、この秋にも具体的な検討段階に入るそうです。
LCCターミナルが誕生すると、より使いやすい成田空港へ
まずは、近隣諸国のLCC約20社に成田空港の専用ターミナルへの需要があるかを調査するようですが、国土交通省航空局によると、すでに「中国や韓国、マレーシアなどのLCC約10社が乗り入れを希望している」のだとか。
しかし、2009年10月に第2滑走路である「B滑走路」ができ、現在は第3滑走路と言われる3200メートルの「C滑走路」の工事は凍結中。
そんななか、「LCCターミナル設置は、現実的なのか?」とのギモンも。
ただ、今回は滑走路ではなく「ターミナル」なので、新たに買収するほどの広大な土地は必要ないようで、成田空港内の整備地区を使用する予定のようです。
ちなみに、欧米からの要望の強い「自家用ジェット機のターミナル」も併設する予定もあるのだとか。
ほかにも気になってしまうのが、成田空港の着陸料や施設使用料が近隣のアジア諸国より高いこと。
各国のメジャーキャリアでさえ、コスト削減は大きな課題となっています。
アメリカのデルタ航空やユナイテッド航空も、成田空港に1泊するのを避けて、アメリカ本土から午後に成田空港到着したあとは、さらに成田-東南アジア間を往復しています。
そして、翌日アメリカに出発するのに間に合う時間に成田に到着するよう、アジア都市を早朝に発ちます。
これらの便は、格安航空券や格安ツアーで扱われることも多いのですが、それでも、成田空港でムダに1泊料金を支払うよりは利益率が高いのでしょう。
成田空港にLCCターミナルができれば、競争のなかで生まれるサービスと新しい施設、そしてなによりも低コストで気軽に海外に行かれるようになるのは、ありがたいですね。
羽田空港と茨城空港にもLCCが就航決定!
LCC関連のニュースとしては、いよいよマレーシアの「エアアジアX Air asiaX」が日本に就航することになります。
10月にオープンする羽田空港の国際ターミナルを利用し、クアラルンプールへの深夜便を週3便就航する予定で、片道1万4000円前後を予定しているのだとか。
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茨城空港へは、中国のLCC「春秋航空」が上海万博への需要を見込んで、7月から週2~3便上海便を飛ばし、定期便開設を目指すそうです。
このエアラインは、無料配布していたミネラルウォーターを廃止したり(飲んでいる人が少ないので)、飲食物持ち込みも禁止(機内清掃が負担なので)など、かなり大胆なコスト削減をしてきたようです。
地方でも、このようにLCCが積極着手に参入してくると、海外がグッと身近に。上手く利用したいものですね。
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