Published on 10.06.18
【旅*流儀84】機内シート検索サイト「シートグル」で、つぎの旅行で乗る飛行機の安全な席や快適な席を検索してみよう
飛行機事故のデータベースにアクセスできるサイト
乗り物の事故はコワイですが、とくに飛行機が墜落事故などにあった場合、乗客乗員とも生存率ゼロとなる可能性もあります。
「あんな鉄の塊が飛ぶなんて、恐ろしい…」と、昔の人はいっていましたが、クルマや電車などほかの乗り物とくらべると、事故にあう確率は圧倒的に少ないんです。
実際、クルマを運転する人は、追突や接触などなんらかの事故に遭遇したことがあると思います。
では、飛行機で過去事故にあったことのある人は…? まずいないのではないでしょうか。
飛行機事故について興味のある人は、「プレイン・クラッシュ・インフォ Plane Crash Info」というサイトをのぞいてみてください。
1920年からの飛行機事故のデータベースを5000件以上記録しており、場所と時刻や航空会社、便名、ルート、乗客乗員の人数と事故の内容を1件ずつデータ化しています。
「過去最悪の飛行機事故100 100 Worst」というコーナーでは、死者数の多さで事故の悲劇を順び紹介していますが、ワースト1はご存知「9.11テロ事件」。
3位は、1985年のJALの御巣鷹山事故が出ていました。
1回の搭乗で死亡する確率は800万分の1!
「Airline Accident Rates」というコーナーでは、航空会社別に事故が起こる確率なども掲載しており、評判が芳しくない航空会社と安全とされている航空会社では、かなりの開きがあることがわかります。
これを見てしまうと、これから飛行機に乗る人は不安になるかもしれませんが、それでもクルマの追突事故とくらべると、飛行機事故は本当にまれなことではあるのです。
たとえば、1回のフライトで乗客が死ぬ確率は約800万分の1。
1日に1回飛行機に乗ったとしても、事故で死亡するまでには2万1000年以上かかるということに統計上はなるようです。
本当に万一のことですが、そのための座席選びも気になるのではないでしょうか。墜落して全焼ではない場合、おそらく乗客は外に逃げようと非常口に殺到するはず。
非常口のそばの座席は子連れは乗れません。事故の際、そこに座っている人は、お手伝いするようにお願いされるからです。
機体前部のファーストクラス、ビジネスクラスなら当然安全…と、思うかもしれませんが、「落ちるときは頭から落ちるので、後部座席のほうがいい」という専門家もいるようです。
安全面を重視して座席を選ぶとなると、これまでとは少し違った観点で座席指定をする必要が出てきます。
離陸前の安全のためのビデオやフライトアテンダントの案内、シート前の説明書もバカにはできません。
事故が起きるのは、離陸時と着陸時が多く、なかでももっともキケンとされるのが着陸時。
フライトアテンダントも訓練を受けているとはいえ、実際は事故に遭遇する確率は非常に低いため、万一の際は、当てになるのかどうかは正直わかりません。
そういったときにも、非常口近くの席がやはりオススメで、万一煙が充満して機内の様子がよくわからないときのために、搭乗時に座席近くの非常口を確認しておくのがいいとのことです。
また、事故にあう確率を減らすためには、離発着を少なくするために直行便に乗るほうがいいとのことです。
便ごとに快適なシートが検索できるサイト
快適に過ごせるための座席検索として、「シートグル SEATGURU」 というサイトがあります。
航空会社と便名を入れると、その便のシートマップが出てきて、クラス別にどこの座席が快適か、そうでないかが見ることができます。
クラス別のシートピッチもわかり、もちろん非常口の場所もわかります。そして、いわゆる足元の広いシートがいい座席として表示されています。
シートマップは航空会社のサイトでたいてい見ることができませんが、座席の良し悪しは当然そこでは見れないので、航空会社が決まっていれば、座席指定の参考にしてみるのもいいですね。
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私自身は、「事故にあうことはない! 万一の場合は仕方がない」と楽観的に考えているので、コワイと思ったことや心配したことはありません。
が、以前、海外旅行歴40年以上の知人がハワイに行ったときに、いつになく揺れて眠れないほどだったそう。
機内もざわめいて、シートベルトサインが消えないまま、夜が明けもう少しでホノルル…いうときに、不安をさらにあおるような絶妙なタイミングで酸素マスクがパカっと降りてきたそうです。
酸素マスクがなぜ落ちてきたかは不明だったそうですが、機内は騒然として、みんな取りあえず酸素マスクを自発的につけたそう。このときばかりは「墜ちるに違いない!」と本当に怖かったそうです。
そんな事態に遭遇しても、事前に知識を蓄えておけば、心にも多少の余裕が持てるかもしれませんね。
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