Published on 10.07.02
【旅*流儀86】パンツのなかまでまる見え!? ウワサの「ボディ・スキャナー」の実証実験がついに日本でもスタート
年々キビシくなる空港での保安検査
これまでにも、空港では手荷物検査と金属探知機による保安検査はありました。
9.11テロ事件以降年々キビシくなり、現在も100ミリリットルを超える液体は機内に持ち込むことができないなど、徹底した安全管理がされています。
液体物を機内に持ち込む場合は、それぞれを100ミリリットル(100グラム)以下の容器に入れ、それらをまとめて、容量1リットル以下(縦横20センチ以下)のジッパー付き透明ビニル袋に入れるルールとなっています。
保安検査場で、うっかりペットボトルの飲み物を捨てるのを忘れていたり、日焼け止めなどのクリームを泣く泣く捨てた…なんて人もいるのではないでしょうか。
また、金属探知ゲートをくぐる際、ベルトの金属やネクタイピンなどが反応し、再検査をしている男性もよく見かけますよね。
ウワサの「ボディ・スキャナー」、日本でも導入される?
最新の保安検査といえば、「ボディ・スキャナー Body Scanner」。
洋服の下に隠た金属や液体などを透視してチェックする検査で、アメリカとイギリスの主要空港では、金属探知機に代わりこの「ボディ・スキャナー」が導入されています。
2009年12月、デトロイト行きの「デルタ航空」機内で発生したテロ未遂事件では、金属探知機に反応しない化学物質が爆薬として使用されたとのこと。
この事実を受け、日本でも7月5日から9月10日まで、「成田空港」でボディ・スキャナーの実証実験を行うことになりました。
先日、私もアメリカに行った際に実物を見る機会がありました。が、子連れだったこともあるのか、私は通常の金属検査検査を受けました。
どうやら、ランダムに選ばれた大人の男性のみがボディスキャナーで検査をされている様子。
選ぶ基準はよくわかりませんでしたが、女性はキホン的に対象外だったのかもしれません。
機器によっては、かなり裸に近い状態が映しだされる…
さて、今回の成田での実証実験では、人体に電磁波を照射するタイプと、人体が発する電磁波を感知する機器の5機種を使用するそうです。
このボディスキャナー、服の下の裸体がまる見えということで(下着に隠しているモノや、女性の胸の詰めモノも見えるそう)、プライバシーなどさまざまな問題が取りざたされています。
国土交通省のサイトでは、今回の実験に使われる検査機器の詳細や、検査する際映し出される画像をみることができます。
そのうち、独スミス社の「eqo」という機種は、身体の部位がかなり鮮明に映し出されていて、ビックリ。この機種だけは、プライバシーに配慮して同性の調査員ひとりが画像分析にあたるそうですが…
アメリカでは、検査官以外からは見えないようにしたり、局部をぼかしたり、裸体をゆがませたりと対策をしているそうです。
考え方によっては、「他人に身体を触られるボディチェックよりはいい」という人もいるようです。
しかし、アメリカでは米運輸保安局(TSA)の責任者が自ら実験台となった際、服を透して自分の全裸が映し出されるのを見て、問題提起となったそうです。
導入初日には、国土交通省のエライ人が自ら実験台になるのでしょうか…?
設置場所は1ヵ所、任意で同意を得た人のみを実験
また、5機種をそれぞれ5日間ずつ使用するそうで「夏休みの繁忙期に混雑しないのかなぁ?」と思いよくみてみると、7月の3連休とお盆時期は実験日から外れていました。
設置場所は、成田空港の「第1ターミナル」南ウィングの保安検査場で、金属探知検査エリアの前にあるスペースに「ボディス・キャナー」を設置するようです。
そして、任意で同意を得た人のみを実験するとのこと。協力した人は、担当者が優先的に保安検査場へ案内するそうです。
いずれにせよ、欧米各国でつぎつぎと導入が検討されており、夏のこの時期に日本でもあえて実験するということは、今回の5機種のどれかを正式に導入する日は近いのではないか…と思われます。
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